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●ハゲに関する一考察 | ●関西弁に関する一考察 | ●百円ライターとビニール傘の所有権の在り処 |
●ハゲに関する一考察 ー現代社会におけるハゲの受容とそのアイキャッチ効果ー |
ハゲ、である。「ハゲはなぜ印象に残るのか」。この論理的知見により、われわれはどのような現実の社会現象を理解・説 明できるであろうか? ■負のポジショニング |
●与件として たとえば、ハゲ&ヅラの人との会話のなかで、意図せずとも、頭髪に話題が流れてしまうことがある。そういう場合は、非ハゲ&ヅラが、話題をかえたりするなど、いろいろと気を配ることがマナーのような暗黙の了解がある。しかし、これはハゲ&ヅラ当人にとっても、暗に「ハゲ&ヅラ!」と言われているようなもので、あまりいい気持ちがしないものだ。そこで、私が提唱したいのが「ポジティブ・ハゲ論」だ。私は女なので、あまりハゲる心配はないのだが、もし、ハゲれば、まず、7種類のヅラを作りたい。アフロ、ソバージュ、ボブ……。そして毎日ヅラを変え、周囲の人に「ああ、今日はアフロだから、木曜日なんだな」と、ヅラ曜日を浸透させる。そして、打ちあわせや会議の途中に「あー今日は暑いなぁ」とおもむろにヅラを脱いだり、驚きを表現するために、「えっ!」という声とともにヅラをはずす。これで、周囲に「ハゲてても、それを卑屈に感じていない懐の大きい人」という印象を演出できる。さらに、宴会用にハゲヅラを作成。ハゲヅラをとってもハゲ! あーハゲの人がうらやましい。 |