や行
や行
●ヤゴゲルゲ
特撮「バロムワン」に登場した悪役。「ヤゴヤゴや〜ごの子守歌〜♪」という気の抜けたような歌とともに現れる。このバロムワンは、子供にもわかるほど、低予算で制作された感がありありで、よく怪人の衣装がほころんでいた。

●ヤンファー
ヤンキー全盛期の終焉あたりに登場した、いわばひとつのファッション・カテゴリー。リーゼント&パチキは、ヤンキーと同じなのだが、髪の毛のすそを伸ばすのが特徴。アロハ&イージーパンツ&ビーチサンダルが定番の装いであったが、なかには女物のつっかけを履く、ヤンキー魂を捨てきれないタイプも多かった。

●横山ホットブラザーズ
ケーエープロ所属。アンプギターの長男アキラ、アコーディオンの次男マコト、ギターの三男セツオの音楽ショーを中心としたコミック・バンド。アキラがのこぎりを使って演奏する「荒城の月」が途中から「お〜ま〜え〜は〜あ〜ほ〜か〜」になるのが有名。マコトのアコーディオンは、横森良三をしのぐ、日本一の腕といってよい。ジャグバンド、春待ちファミリーバンドとのセッションなど、お笑いを超えた活動にも注目。

●横山プリン
元大阪府知事横山ノックの弟子。昭和40年代、よみうりTVの「プリン&キャッシーのテレビ! テレビ!」の司会者。この番組の1コーナー「パクパクコンテスト」から、誕生したタレントが川崎麻世。店主がよく使用する「まいど、おいど」はプリンの代表的ギャグ。店主も含めた当時の関西の小学生にとって、この番組が公開録画されていた千里セルシーは憧れの地であり、ここで「おいど!」と叫ぶことは夢だった。ちなみに、おいどとは関西弁で臀部の意である。

●よろしくどうぞ
広告代理店の営業マンが下請け業者に対してよく発する言葉。一般に「よろしく!」の後には「言うた通りにせえよ」「納期守ってや」「なんとかしてや」「頼むで」などの意が込められるが、「よろしくどうぞ」と続くと「バイバイキーン!」のような血の通わない単なる挨拶っぽくなるのが不思議。にしても「どうぞ」の意味が不明確だ。