た行
●代打高井
代打といえばこの人。阪急ブレーブスの高井保弘の通算代打本塁打27本は、いまもプロ野球記録として残っている。1番福本豊
、2番簑田 浩二、3番 R.マルカーノ 、4番加藤 秀司 、中沢 伸二 、大橋 穣 、大熊 忠義 、長池 徳二 ……。そして山田久志に山口高志、佐藤義則、今井雄太郎。この時代の阪急が一番好きだった。`88年、阪急は創立以来52年間の歴史と、リーグ優勝10回の輝かしい伝統に終止符を打った。南海に続いての老舗球団の消滅に店主は号泣した。
●ダイビングクイズ
若井はんじ・けんじ司会のクイズ番組。解答者は白い手袋をつけて、すべり台に座る。1問間違えるたびに、すべり台の角度が上がるので、だいたい3問も間違えると、風船が山のように積まれたトランポリンみたなところに落ちていく。たいていの人が落ちるときバンザイをするが、なかにはしがみついてとんでもないかっこで、ズルズル落ちていく人もいた。
●太陽の塔
1970年大阪万博のシンボルであり、現在、北大阪のランドマーク。
●高枝切りばさみ
通販の必須アイテム。3メートルの長さにのびる便利なはさみ。テレビショッピングで必ず登場するが、これを必要とする人は、全国でいったいどれくらいいるのだろう。これを買うと、必然性のない安眠まくら(磁石入り)やポケットのいっぱいついた七福神財布などもついてくるのが不思議。
●立川水仙郷
兵庫県淡路島にある水仙が咲き乱れる風光明媚な場所……なのだが、「おしべとめしべのことを学ぶ夫婦和合のナゾのパラダイス」やチンチンいっぱいうれしいな〜♪の「チンチン音頭」やズッコンバッコン愛してる〜♪という「愛してる」(共に作詞・東田宣学、作曲歌・乙井信一)のどでかい歌碑、UFO神社、暗くて的がひとつしかないアーチェリー場など、怪しげでエロな施設がてんこ盛りで訪れた人は必ずめまいをおこす。大人500円。
●たのんまっさ (阪)
「よろしくお願いします」の意。JR天満駅に張られていた中年男性の尋ね人の口癖が「よっしゃ!」「おねえちゃん」「たのんまっさ」。しかし、大阪府下の中年男性で、これらの語句が口癖になっている人は、推定で20万人はいると思われ、これだけで尋ね人を探すのは非常に困難を極める、と思う。
●ダニエル・ビダル
日本のみで人気のあったフランス人歌手。ヒット曲「オーシャンゼリゼ」「カトリーヌ」「ピノキオ」等。なにより鮮烈なのが、透明なピンク色の歯磨き粉のサンスターのCM。新しモン好きの店主も愛用していたが、いまいちきれいに歯が磨けていなかったような気がする。
●ダボ (神)
神戸でケンカをする際に、最もよく用いられる言葉。大阪弁の「どアホ」に近い。「なめとんか、ダボがっ!」というように使う。
●誰がカバやねん!
吉本新喜劇・原哲夫のギャグ。大津出身のダンシング義隆率いる「誰がカバやねん! ロックンロールショー」というバンドは、今も活躍中。同時期に活躍(?)した「梅まつり」というコミックバンドも懐かしい。
●男女美化粧品
統一教会が販売していた化粧品。「ダンジョビ」と読む。気持ち悪い発音が耳にひっかかるが、これも作戦か。この教会は「マッコール」という清涼飲料水も発売していてて、その自販機が尼崎にあるとの情報を得、探しに行ったが見つからず。残念。
●チビ太のおでん
漫画「おそ松くん」の登場人物。いつも串にさしたおでんを持っている。幼少の頃の店主は、これが憧れで、親にせがんでおでんを作ってもらったが、それは串にさしたものではなく「こんなん、おでんとちがう!」といって泣いた。同様に「おばけのQ太郎」の小池さんのラーメンや「はじめ人間ギャートルズ」の骨付き肉も大いに憧れた。
●チャオ!
イタリア語の挨拶。主に「さよなら」の意で使われることが多い。さよならには、バイビー、バイバイキーン、バッハハーイ、ばいならならばい(斉藤清六)、などいろんな言葉があるが、チャオ!はなんとなく石田純一みたいなタイプが使いそうだ。中国語では炒めるの意。ちなみに店主は「ほな!」ということが多い。
●茶しばく (京阪神)
しばくとは、叩くの意だが「茶(ちゃあ)シバく」と、いうのは、喫茶店でお茶を飲みながらしゃべる、という意味になる。語感からも察せられるように、あまり上品な言葉ではない。
●忠臣蔵
元禄15年12月14日、吉良上野介邸に討ち入りした大石内蔵助良雄以下47人の赤穂浪士の物語。毎年12月になると、決まってスペシャル番組が組まれる、ベートーベン第九と同じ年の瀬の風物詩。
●ちょけ (京阪)
ちょける=いちびる。したがって、ちょけ=いちびり、ともいえる。アホの坂田を頂点に、関西人の大半がちょけであるということは言うまでもない。
●てい! (阪)
お菓子がもうひとつほしーなー、と思って手を出すと「てい!」と言って、差し伸ばした手をたたかれる。「こらっ!」にも似ているが、やや緩やかなニュアンス。漫才の蝶美・蝶子の持ちネタ。
●テクノカット
YMOやウルトラボックスが流行った頃、皆こぞってこのヘアスタイルにした。モミアゲのところを水平にカットしているのが特徴。「サザエさん」のカツオやワカメはトレンドに左右されることなく今も昔もテクノカットである。
●鉄板
お好み焼きも焼くが、「堅い=カタイ」から、ギャンブル用語で、勝つことがほぼ確実視される張り手。競馬の“銀行レース”も同じ意。つまりは、グイズダービーで言うところの「はらたいらさんに全部」である。当然オッズは低いので、金持ちの博打ともいえる。わかってはいるものの、いらぬプライドと射幸心がそれを許さず、結果オケラ街道を歩くハメになるのである。
●天下一品
通称「テンイチ」。京都発祥のラーメン店。比類なき白濁したコテコテスープが身上。京都出身者は善し悪し、好き嫌いは別として、多くの人間がここの強烈な味を舌に擦り込まれる。よって大人になってから、いかにこってり味のラーメンを食べたとて「薄いんちゃう?」と、なる。
●てんご (京阪)
ふざけること、悪さをすること。ジャングルジムのてっぺんで、手をはなして踊っていた店主にかけられた言葉「そんな、てんごしてたら落ちるで」。ご多分にもれず、落下した店主は、したたかにあごを痛打した。
●伝七捕物帖
黒門町の捕物名人の岡っ引き。中村梅之助演じる伝七親分は、紫房の十手が特徴。正木流の万力鎖が得意技で、事件の解決後、親指と人さし指を使って「よよよい、よよよい、
よよよい、よい! めでてぇなぁっ!」と手締めをする。
●テンペラ画
昭和23年、帝銀椎名町支店の行員ら16名が毒を飲まされ現金などが強奪された、いわゆる「帝銀事件」が起こる。その犯人として逮捕されたのが、テンペラ画家平沢貞通。なにやら能天気な響きであるこのテンペラ画とは、11世紀以前にヨーロッパで生まれた膠や卵を顔料に混ぜて描く技法。イタリアでは、ルネッサンス時代まで頻繁に使われていた。
●ドボチョン一家の幽霊屋敷
「ドボチョンドロドロ〜♪」の歌ではじまるアニメ。なんとなくアメコミ調のハイカラな雰囲気は他のアニメと一線を画していた。ドラキュラの声はおそらく「ハヤシもあるでよ」の南利明だったはず。
●ドロン
オヤジ用語。飲み会などで、先に帰るときに使用する。「ドロンします」。同時に人さし指を立てて、忍者が忍法を使うときのようなポーズをするのがお約束である。
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