あなたの街にもいるヒゲさん。

ヒゲさんを探せ!
ヒゲさんのプロフィール
遅れてきた安保世代。学生運動を夢見て市大に入ったものの、70年安保はもう下火だった。マルクス、ジンメル、マックスウェーバーはひと通り。小田実も少し。現在は柄谷行人が愛読書。卒業後は、予備校の講師を目指すも、採用されず、電機メーカーに就職。営業畑から労務に異動になったとき、挫折を感じ、転向。八重山諸島に半年住んだ後、菅平にログハウスを建て、ペンション「いちごの森」を始める。趣味は陶芸とトライアスロン。ニックネームは「ヒゲさん」。
ペンション「いちごの森」
●料理
自慢は、地元の素材を使った欧風料理もどき。とろとろロールキャベツのクリーム煮込み、ことこと煮込んだ山の幸カレー、無農薬有機栽培の元気サラダ、具だくさんのあったかみねすとろーね。料理には必ず「ヒゲさんの焼いた天然酵母パン」が付く。食後は自家製ハーブティーかチャイ、たんぽぽ珈琲。ヨーコさん(嫁)お手製の果実酒もおすすめ。洗い物は空くん(ガキ)と、風ちゃん(ガキ)が担当。
●ミーティング
食後は食堂でヒゲさんの弾き語りコンサートを開催。あがた森魚、岡林信康、高石ともや、六文銭、NSP、5つの赤い風船、浅川マキ、吉田拓郎など。十八番は「赤い橋」と「かもめ」「メリンダ」「想い出の赤いヤッケ」「プカプカ」「落陽」「ペニーレインでバーボンを」。たまに「チューリップのアップリケ」や「夕暮れ時はさみしそう」も。宿泊客相手に「オレの生き方」を説く。そして「愛って何?」とか問い掛ける。
書棚には椎名誠、赤瀬川原平、北方謙三、蔵前仁一と「買ってはいけない」「こちかめ」「美味しんぼ」「男樹」が並んでます。ヨーコさんコレクションの少女漫画は、「いちご文庫」として閲覧開放。庄司陽子などフレンド系が充実。白泉社系はない。
●将来の夢
本気で不登校の子供たちを集めたフリースクールを作ろうと考えている。カリキュラムは、まき割りや飯ごうでのご飯炊き、トライアスロン、陶芸、無農薬野菜作り。いつかはNHK(制作:NHK中国支局)に取り上げられたい…ETV特集ぐらいがウレシイ。タイトルはクレヨン系の手書き文字で「いちご教育論〜ひげさんのフリースクール135日〜」。ナレーションはできれば柳生博で。BGMは姫神。

ヒゲさんを探せ!
キミの街にもいるヒゲさん! 心がヒゲさん、スタイルがヒゲさん、思想がヒゲさん。
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応募先

●フォークなヒゲさん 

目撃地・兵庫県南部
私の目撃したヒゲさんは、兵庫県南部で喫茶店をしています。いつもニットのキャップを被り、ジョンレノン風の目がねをかけています。五つの赤い風船が好きで、閉店後などは、昔のレコードをかけてくれます。ヒゲさんは、カレーが得意で、ベジタブルカレーは絶品です。少女漫画も大好きで、萩尾望都と大島弓子が好きです。


●三宮にヒゲさんがいるぜ。
「カフェ ゴ●ワーズ」のマスターちゃんだ。まぁ、ヒゲさんっつうよりも、陸奥A子の漫画に出てくる喫茶店のマスター系だけれども、メニューがさぁ、「女の子だけのケーキ」「妖精が忘れた素敵な時間」だったかなんだったか、おめぇ、そりゃぁラブホの名前だよってなメニュー満開です。すんごいへにゃった手書きの文字を色鉛筆で書いてるのな。まぁ、だいたい初めて連れて行くと、ジャズが流れる空間とメニューのアンバランスな具合にめまいを起こしている人多数です。 神戸市在住・W


●軽井沢のレストラン
先日、ひげさんもどきにあいました。軽井沢のレストランなんですが、料理名が「豚ロース肉のバター焼仲良しりんご」に、「スパゲティ 森のきのこ」……。それに対し、「まぁ、素敵な名前ですね」とオーナーににこやかに話しかけ、しかもその話題でひとしきり盛り上がってしまうわたしって……。とにかく軽井沢は、レースがたっぷりだったり、やたら蔦がからんでいたりするわりに、テーブルがプラスティックだったり、床がピカリと光っていないパンツのゴムがゆるい店が多く、どうもいけません。東京都在住・yas



●神戸の居酒屋で、アートなヒゲさん。
その人は、現代美術のアーティスト(らしい)。「夢って何?」「理想って何?」と問い掛けてくるので、てきとうな返事をしていたら「作品に自分が体現されてなきゃダメなんよ。理想のない仕事は意味ないね」と叱られました。「夢を持て!」と最後は金八先生のようでうるさかったです。神戸在住(当時)・店主


●桐生にもいます。キー坊(否・西川きよし)に似てます。
その人はシチリア風レストランの店長「ガウチョ」にいます。上田正樹風な風貌。料理を心から愛している。それを分かる多少腕のあるバイト人が作った料理を客に出させてしまう(もち、試しね!と客に断りいれるよ)柔軟性(いいかげん?)のある人物。でも感動的なエピソードあり。癌に冒され助かる見込みもなく3年程閉店状態。その家賃を奥さんは希望を捨てず維持してきた。フライパンを持つリハビリにまず車の運転からはじめ、最近めでたく再開!!抗癌剤で鼻毛もなかった店長もヒゲさんに戻り周囲の喜びははかりしれない。
ポイント:クリスタルキングな女がいるけどびっくりしないで、奥さんだから。
群馬県桐生市在住・hacchi


●「夢分析・こんな紅茶専門店は怖すぎた」女ヒゲさん「神戸ジェンヌなマダーム」
今日、昼寝をしていたら、えらい夢を見てうなされちゃいました。しかしあるよな、こういう紅茶専門店、ということで、送ってみました。私が夢で訪れたのは伊丹市か尼崎市あたり。豊中とか池田とかそういう北摂のちょい田舎町ってな感じの街並みであった。いんちき高級住宅街らしき一角にあるスイス・アルプス風山小屋調の外観。ウッドデッキもあって、そこでもお茶が楽しめちゃうらしい。しかしながらイマドキの“ひさしなカフェ”ではない。で、店に入ると、大平光代さん(「だからあなたも生き抜いて」の人)風の肌も唇も薄いんだけれども、妙に眼孔は鋭いソバージュ系のおねいさんが、レースの胸当てエプロンをつけて、どこのメイドさんですか、というような出で立ちで出迎えてくれる。「ご案内しますので少しお待ちください」と言ったはいいが、席が空いてるのにそこから延々待たされて、客はいらつくが、メイドさんはどこ吹く風。インテリアは、オーク材とかの重厚なアンティーク風のもので、もちろん中央にはデコラティブな花瓶いっぱいに季節の花がおっぴろがっている装飾あり。で、さんざん待たされた挙げ句に通された席は、なぜかグランドピアノを客席にアレンジした席。昔流行ったピアノ・バー風。ピアノの中央には、もちろん花てんこもりの花瓶が。そこで出てきたのが、女ヒゲさん! この店のマダーム、である。青江美奈風の太いロットで巻いたことが伺える大きな縦ロールのパツキン。お直しにお金をかけたわね〜という妙に、人工的な顔に濃厚メーク。皮膚の質感がどこかセルロイド系なのがちょい怖し。パリかぶれが高じて、自分のことを「神戸ジェンヌ」と呼ぶセンスはいかがなものか。メニューには、マリアージュフレールやら、なんやらの紅茶ブランドが一杯700円でポットサービスであり。マダムがパリで習ったケーキが自慢。しかしながら、なぜか「丹波黒豆を使ったケーキ」だの、「丹波栗いっぱいのモンブラン」だの“和”テイストなアイテムが多いのがワキの甘いところ。「大山ジャージー乳」モノ、「弓削牧場」モノもあり、素材に力入れてます!という主張もありあり。でもセット料金にはしてくれない。BGMはオルゴールミュージックね。器はちょっとケチって丈夫なウエッジウッド。ロイヤルコペンハーゲンとかミントンにいけないのが、ちょっとねってかんじだな。そんな喫茶店でお茶を飲む羽目になってしまった夢を見てしまいました。辛かった…。
神戸市在住・K