うんこ話は世代を超える

だっぷんだぁ〜!

子どもからお年寄りまで「うんこ話」は世代を問わず親しまれます。ここでは、各世代、業界の方々の「うんこ話」を結集。あるときは、忌み嫌われる「うんこ」を可愛くそして格調高く取り上げてみました。一部「ピアニカの恐怖」とネタが重複していますが、恐怖と切り口を変えた愛しい「うんこ」を今一度。

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うんこは 力の入れ具合で、その快適度が変わると思います。私は、谷底へ臀部を向けながら、ガードレールにつかまってする野グゾが一番です。力学的、生理学的見地からも、おそらくベストの姿勢ではないでしょうか。東京都・会社員

●店主の見解 病院や新幹線などで、便器の前にバーが設けられているトイレってあります。バーを握ることで、力むパワーが加算されることがひとつ。さらに視界に入る大自然。この要素が加味され、より心地よさが増大することと思われます。でも、谷底に落ちると、マヌケですので、気をつけてください。

うんこは 凍ります。シベリアでは、朝、金づちでうんこの柱をくずしてから用を足します。ウルムチで入ったトイレは、うんこが凍って、氷柱のごとくそそり立っていました。仕方がないので、田舎のバアさんの立ちションのように、立ちうんこをしましたが。それが何か明確には言えないのですが、何か大事なものを失ったような気持ちになりました。東京都・写真家

●店主の見解 私はまだ経験がないのでなんともいえませんが、おそらく処女喪失と同じような気持ちになられたのだと思います。想像の域を出ませんが、初めてSMを体験するときも、おそらくそうではないかと推察されます。何か新しいことに一歩踏み出すとって、きっと皆そういう気持ちになるのでしょう。これから始まる新しい世界に期待してください。

うんこは どこにあるかわかりません。犬を家の中で飼ってたある朝のことです。ベッドから起きて、その日の第1歩。床に着こうとしてる私の足が、床に着く前に「うんこ」でした。それもつま先の方で。指の間から溢れ出る「うんこ」が今日の一日を暗示していました。長野県・わんどん 自営業

●店主の見解 いったいどんな1日だったのでしょう。うんこはともかく、興味があります。

うんこを 流さずに帰ること。私は、営業などで、むちゃくちゃ頭に来た会社では、うんこを流さずに帰ることにしています。東京都・会社員

●店主の見解 これは一見、掃除のおばさんへの報復のように見て取れますが、まず、悪臭を以て、男性社員への報復。さらに、それを続けることによって、いずれ総務部から「大便を流しましょう」のお達しが出ることが推測されます。それは企業にとって、この上なく情けない。しかし、問題なのは、頭にきたときに、すぐうんこが出るような体質にしておかなければならないことです。まずは体質改善から、ですね。

うんこで ホテルを追いだされました。ロンドンで酔っぱらって部屋に帰ってきてそのまま熟睡したのですが、うんこを踏んでいたとはつゆ知らず。朝、悪臭の中で目が覚めると、玄関からロビー、階段、部屋の至るところに、私が踏んづけたうんこが点々と……。冬のロンドンで路頭に迷うはめになりました。大阪府・写真家

●店主の見解 少量でもうんこというものは、とんでもない悪臭を放ちます。ホテル主のお怒りもごもっともだと思います。しかし、他人事なので勝手なことを申し上げると、追いだされたとき、ホテルの玄関にうんこして帰るというオチがあれば、ネタとしては最高でしょう。

うんこが 便器からあふれ出る恐怖。中国のホテルでの事件です。排便後、水を流したのですが、便器が詰まって、どんどんうんこがせり上がってくるではありませんか。部屋の中には、棒状のものはなし。仕方ないので、ハンガーのズボンをかける棒を外して、うんこを押し込み、事無きを得ました。東京都・会社員

●店主の見解 中国のトイレは私も経験があります。便器の中の水位がどんどん上昇してくる恐怖は、経験したものでないとわからないものです。しかし、ハンガーを後から使う人の安否が気遣われます。

うんこを 犬は食べます。時に、犬は他犬のうんこまで食べることがあります。小学生の頃、散歩の途中で犬が何かを食べたようなので「コラッ!」と叱り、出させようと犬の口をさわったら、手袋にうんこがねっとり……。冬で良かった。琵琶湖の神様に感謝しました。手袋をしていなかったら、直に犬うんこにふれてしまうところでした。しかし、それが犬の物かどうかは謎ですが。滋賀県・深海

●店主の見解 道端に落ちているうんこは、一般に犬か猫のものと考えるのが常です。しかし、果たしてそれは真実でしょうか。常識や既成概念を疑ってみることから新たな一歩は始まります。とはいうものの、人間のそれであっても、いえ、キムタクやキダ・タローのそれであっても汚いことに変わりはありません。

うんこの

ドラマがあります。私は毎朝東海道線で通勤しているのですが、この電車は駅と駅の間が長いので、毎朝数々のうんこドラマが存在しています。男の人は前日酒を飲み過ぎると、なぜかお腹を壊しやすくなります。その朝私は二日酔いでした。いつもは電車の揺れのせいで徐々にエネルギーが充填され、会社に着くと同時に充填が100%完了となりトイレにて発射するのですが、その日はいつもと様子が違っていました。いつもの二日酔いの日は必ず始発を待って座っていくようにするのですが、その日は寝坊してしまい、仕方なく立っていくことになったのです。あー!電車の揺れがエネルギーの充填を加速する。そう、充填がまさしく急速充電になってしまったのです。菊の形をしたセーフティーロックがそろそろ悲鳴をあげるかも知れません。私は仕方なく次の横浜駅で下車し、発射態勢を整えようと思案を巡らせました。
まさにその時でした。ギギーッという音とともに東海道線は横浜駅手前で突然止まってしまいました。信号機の故障! 私は冷静に考えました。故障だったらすぐに動き出すかも、今いる位置から波動砲の緊急発射場までの距離は車両が3つ。待つべきか、移動すべきか?しかしそこにたどり着くまでには、すし詰め状態の敵艦の中をかき分けて行かなければならない。カッコが悪い・・・波動砲を発射したいのが、ばれてしまう。私は悩みました。
しかしそうしているうちにも、エネルギーはどんどん充填されていきます。脂汗が額を伝わり、顔が蒼ざめていきます。10分経過。電車はまだ動きません。その時でした私の横を蒼ざめたデスラー総統が通り過ぎてていきました。すし詰め敵艦をかきわけるように……。波動砲(デスラー砲)を発射しに緊急発射場に向かったのでしょう。大変な勇気です。

しかし、私の菊型のセーフティーロックが悲鳴をあげています。すべての神経がただ一点のみに集中しています。ああめまいが! 俺がいったいなにをしたというんだ!なぜこんな目に遭わなければならないんだ!1秒が1時間に感じます。ついに私を意を決し、緊急発射場へ向かい始めたのでした。時に電車が止まってから、13分が経過。私は限界に近づくセーフティロックを気にしつつ、前へ進む。おやじの肘が腹にあたる!うっ!そのたびに姿勢が前傾になってくる。緊急発射場まではあと少しだ! そのとき私の頭の中をある思いがよぎりました。さっきのデスラー総統が、まだ発射を終わらせていなかったらどうしよう。今の私には彼の発射を待つだけの余裕はない。しまった! 待ち時間の計算をしていなかった!私は自分の愚かさを呪いました。

さて、緊急発射場前、人がひとり。私は前傾の姿勢で恐る恐る聞いた。
『ま、待っているんですか?』一呼吸おいて『いいえ』。天の助け、私は躊躇なく、発射場のドアを開きました。5秒後。この世のものとも思えぬ、轟音が発射場内に響き渡った。私の波動砲は、エネルギー充填120%で発射された。全身を脱力感が覆い、私は至福のときを迎えていた。

しかしそれも長くは続かなかった。私の全神経が、視覚が、嗅覚が、ある一点に注がれた。右斜め前45度。そこに認めたくない現実が……。白い布地に水っぽい土色の物質がくっついたものがひとつ、角にへばりつくようにおいてあった。「あぁー見たくない。嗅ぎたくない」。しかし、そう思えば思うほど、
かえってその物体に集中してしまう。はっ!もしやデスラー総統間に合わなかったのでは……、可哀想に……。否!ちゃんと捨てろよな、と思いつつも私は彼に同情した。そのときドンドン!というドアを叩く音が、そうだ、デスラー総統は、まだ他にもいたのだ。私は慌てて緊急発射場を出る準備をした。しかし・・・このままでは俺のせいなってしまうのでは? 私は考えあぐねた末に、ある決意をした。……涙目……。私の次に緊急発射場入ったやつはきれいな状態で発射することが出来たはずだ。私はなんていい奴なんだろう。

結局電車は1時間以上動かなかった。私の後にもデスラー総統はたくさんいた。なぜかおやじが多かった。東京駅で電車を降りたときの清々しい風を私は忘れない。今日も東海道線は数々のドラマを乗せて走っている。

追記・私が乗っていた電車がもしも東横線だったら……無論私の命運は尽きていたことをここに銘記しておくものである。神奈川県・東海道線の小市民


●店主の見解 勤務時間中にもかかわらず、素晴らしい力作をありがとうございます。確かにトイレ車両のない東横線なら目も当てられない惨劇が展開されていたことでしょう。かく言う私も経験があります。トイレのない阪急電車の河原町(京都)〜梅田(大阪)間の40分は、まさに拷問でした。腸の弱い方はJRをおすすめします。関係ないですが、私はヤマトの真田さんとブラックタイガーの加藤のファンです。

うんこが いつもでないで困っている便秘症です。それなのに電車に乗ったとたん下痢をもよおし、いつも途中の駅で降りて用を足しています。こんな小さな駅のトイレなんて誰もいないだろうと、威勢よくブリブリ出し切ると! 決まって外に誰かが順番を待っています。ああ、その人は私がさっき大量にうんこしたトイレへ! 手を洗いながら「すまぬ」と心の中で謝るのでした。千葉県・OL

●店主の見解 マフィーの法則って昔流行りましたが、私がうんこしていると、狙ったように電話をかけてくるデザイナーがいます。それはまあいいのですが、うんこをしているときにしかかかってこない人となると、これはちょっと嫌だと思います。

うんこで 『R』の字が偶然書けたことがありました。もっとリアルにいうと『ロベルタ』の『R』です。一筆書きが上手く出来た時は誰かに自慢したくなります。神奈川県・人妻

●店主の見解 ロベルタって、どうしてスナックの氷とミネラルウォーターのセットの敷物になってるのでしょう? 同様に、今やピエールカルダンといえば、トイレグッズとしか認識できません。

うんこを 何時でも出す特技をかれこれ20年前に収得しました。便意がなくともパンツをおろして便器に腰かけると、出ます。何度でも出そうと思えば出せるので日に3度も5度も排便の快感を愉しめます。ただし、後遺症かもしれませんが「ガマン」する筋力が弱ったようで、酔っ払って駅からマンションに戻る途中、歩きながら「脱糞」してしまい、ズボンの右裾からニュルニュルっと出てしまいました。北海道・会社員

●店主の見解 素晴らしい技ですね。しかし、“いたしかゆし”という言葉をかみしめるお話です。

うんこを 「食べ放題」または「回転寿司」に行って食べ過ぎると、うちの娘は必ずします。100%そこでうんこをします。絶対にします。そして、長いです。あっ、長いって言っても時間です。細切れかもしれないので、それはわかりません。。神奈川県・人妻

●店主の見解 押しだしの論理でしょうか?食べ放題だといいのですが、回転寿司の場合はお母さんの財布が心配で、私は夜も眠れないので、昼寝しておきます。