自由が丘耳鼻咽喉科・笠井クリニック
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【以下に、お問い合わせが多い医療費について、具体的に示します】
平成15年の医療費改定により、ほとんどの方が健康保険の窓口自己負担が3割となりました。
初診料2,700円×0.3=810円
再診料690円×0.3=210円
これは、検査も処置も何もしない基本的診察だけに関わる医療費です。必要に応じてレントゲン検査や内視鏡検査などを施行しますと表記の検査料が、また、お薬が出ると処方せん料が加算されることになります。院外処方ではお薬は最寄りの調剤薬局でお受け取りいただくことになります。保険診療では、日本中どこでも全ての科でどのような医師にかかっても同じ医療費です。
●鼻粘膜のレーザー手術(下鼻甲介レーザー手術)を初診日に片側に施行する場合ですと、
初診料2,700円×0.3=810円
手術料(1側)9,000円×0.3=2,700円
麻酔薬剤70円×0.3=20円
処方箋料680円×0.3=200円
計3,740円となります。
両側同時に施行しますと、術後反応性の鼻汁過多や両側の鼻づまりによって睡眠が充分取れなくて辛かったとおっしゃる方や鼻閉による口呼吸のために喉を痛め熱が出るような方も稀にあり、通院して術後の鼻処置や投薬を受けていただくことが必要になります。通常では強い炎症反応の治まる数日から1週間以上の間隔を空けて片方ずつのレーザー手術をお勧めしています。下鼻甲介のレーザー手術は外来治療ですので、術後にも出来るだけ苦痛の少ない安全な治療方法を選択していただくようにしています。上記のリスクを十分理解された上で、耳鼻咽喉科で術後処置が出来るのであれば、初回にでもご希望によっては両側同時にレーザー治療を行っていただくことも可能です。初診日に両側レーザー治療を行う場合、手術料は両側の算定(×2)で、総計で6,900円程度の自己負担額(3割負担)になります。
また、これは手術に関連した医療費用だけの分です。初診の場合には鼻腔深部の病変の有無を確認したり、レーザー手術の適応があるのかどうかを判断する目的に鼻咽腔の内視鏡検査あるいは鼻腔通気度検査等を施行することがあります。また、副鼻腔炎や鼻茸の合併があるときには鼻のレントゲン検査や、鼻内局所にアレルギー反応が出ているかどうかの判断のために鼻汁中の好酸球検査(1,400×0.3=420円)を行います。それらの検査に関わる医療費用は別途加算されます。
●鼻粘膜のレーザー手術を再診で両側施行すると、
再診料710円×0.3=210円
手術料(両側)29,100円×0.3=8,730円
麻酔薬剤130円×0.3=40円
処方箋料700円×0.3=210円
計9,190円となります。
●下鼻甲介のラジオ波凝固治療;鼻甲介切除術(高周波電気凝固法;ラジオ波凝固治療の実際)
レーザー治療と殆ど変わりなく、局所麻酔注射料がわずかに加算される程度です。ただし、手術を受けられる1週間以上前に、感染症や出血傾向などの有無を術前血液検査として受けて頂く必要があります。また、治療直前に鼻腔通気度検査で鼻の通り具合を確認します。
以下の手術は全て術前に血液検査が必要です。
●イビキのための咽頭形成手術(LAUP:咽頭形成手術)を再診日に施行しますと、
再診料710円×0.3=210円
手術料78,000円×0.3=23,400円
麻酔料110円×0.3=30円
処方箋料680円×0.3=200円
計23,840円となります。
●鼻内篩骨洞手術(蓄膿症の鼻内手術、鼻茸切除を含む)では、
再診料710円×0.3=210円
手術料72,300円×0.3=21,690円
麻酔料110円×0.3=30円
病理組織検査10,260円×0.3=3,080円
処方箋料680円×0.3=200円
計25,210円となります。
●口蓋扁桃切除術(片側、口蓋扁桃のラジオ波凝固治療)を再診日に施行しますと、
再診料710円×0.3=210円
手術料14,300円×0.3=4,290円
麻酔料110円×0.3=30円
処方箋料680円×0.3=200円
計4,730円
●なお、保険診療報酬点数はきわめて複雑な仕組みとなっていますので、薬の種類、検査、処置内容などによって多少の増減があることをご承知下さい。
(参考:耳鼻咽喉科外来診療における明細書と領収書の例)