初期の喉頭癌(声帯癌)
喉頭癌は初期の段階で見つけることが出来れば声を失わずに治すことが出来ます。
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喉頭癌の中でも特に声帯に出来る声帯癌の初発症状が嗄声(させい:声がれ)です。喉頭癌はヘビースモーカーの男性が要注意です。風邪や声の使いすぎなどの思い当たるような原因となることが何も無いのに、2週間以上に及ぶ嗄声が続く場合には喉頭癌も疑って耳鼻咽喉科で診て頂くのがよいでしょう。喉頭の内視鏡検査(喉頭ファイバースコープ検査の保険点数は600点で、3割負担の方で1,800円の検査です)により比較的簡単に喉頭癌を診断することが出来ます。
喉頭癌でも癌が出来る部位によっては嗄声が出ないこともあります。声帯のある場所を声門といいますが、声門部分に癌が発生した場合は比較的早い内から声がかれるので早期に発見されやすいと言えます。一方、声門上や声門下などの声帯以外の喉頭に発生した喉頭癌では「イガイガ感」などの咽喉頭異常感や頚部リンパ節腫脹が初発症状となることがあります。分かり易い症状としての嗄声が初期には出ないこともあって、のどの痛みなどがあって発見されたときには、喉頭癌としては既にかなり進行しているということがあります。
S:声門、S1:声門上、S2:声門下
耳鼻咽喉科領域の癌の中で、喉頭癌は発生頻度は多いのですが、初期に発見して治療すれば非常に治り易い癌です。のどに気になる症状がある場合には早めに最寄りの耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
自由が丘耳鼻咽喉科 笠井クリニック
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