GHOST NIGHT UFO NIHGT STAR NIHGT

 ちょっぴり不思議な力を持つ拓海少年と、峠のゆかいな仲間たち(笑)とが織り成す、夜の峠のお話でして、現在3部作の形をとってるようですが、皆様の煽り具合によっては渚氏続きをかくかもですよ〜〜(笑)
 と、まぁ、そんなコトは置いておきまして。これの表紙を描いたことによって、自分なりの「拓海」ができあがったような気が致します。「15歳くらいの拓海が森の中」って位のごくごくアバウトな指定…いつもの事といえば、いつもの事ですけど…でしたので、自由に思いつくまま描かせてもらうことができましたので、楽しかったですね。最初「峠の拓海ねぇ…資料がない…」と戸惑ったんですが、どうやらそんなキチンとした背景ではなくて良いらしく「ホラ、”恋物語”の裏表紙みたいで。あれ好きで〜♪」といわれて、ホッ。水上の想像の森で良ければ、楽ちん♪いくらでも描けるわ〜と喜んだものです。鼻歌交じりに3点ラフをあげまして、女王様におうかがいをたてましたところ、お気に召したご様子で「じゃあ、これ順に使って3部作でいこう」ということに。
 さて、じゃあ彩色を…という段階になりました。この本お買い上げいただいたお客様はご存知でしょうが、これコピー本なんですよ。ですんで、最初は「モノクロで」と言われてたんですが、ラフ描いてる段階で既に”こんな感じ”という色合いが浮かんでたもので「スミ刷りにしちゃうのは知ってるけど、カラーで描いていい?」と打診してみましたところ「いいよ〜」とのお返事。1作目は、拓海が霊能力を持ってて、彼と手をつなぐと霊が見える!という、ちょこっと寒い「GHOST NIGHT」でしたので、寒々しい…けれど綺麗な寒色系でぼんやりとした感じに纏めてみました。渚氏、これを見て前言撤回。「カラーにする!インクジェットカラーで頑張る!!」(笑)いやいや、嬉しかったですが、申し訳なくもありました…だって、インクジェットで表紙刷るなんて…何時間かかるのか考えるのも嫌なくらいじゃないですか〜。しかし、そこは気合がものをいったようです(笑)「コピー本作るの好き」と豪語するだけあって、渚氏、実に美しいカラー表紙のコピー本を作り上げたものです……遊び紙から本文の紙から、果ては綴じるホッチキスの針まで同系色で揃えて……拍手!!その甲斐あって、何人ものお客様に「コピー本が出てるって聞いたんですけど…。え!?これですか!?これコピー本なんですかっ?」と叫ばれました。(良かったね、洋子くん♪)
 この成功(?)に味をしめ、2冊目以降はカラーでいくことになりまして。色が重ならないほうがイイよね〜と、2作目は赤系、3作目は緑系といたしました。どれも、とても楽しく描けまして、しかも割に好評(だったと思いたい…たとえ社交辞令だったとしても!)でしたので、この表紙たちに関しては「楽しい、嬉しい」という記憶しかありません。なんて幸せな…!
 そして、何よりの収穫は、拓海の描き具合…変な言い方ですけど、「可愛さ」加減、顔の感じ、その他もろもろ…をつかめたことでした。何だか偉そうですが、別に偉くもなんともありません(笑)ただ、わたくしの中で、「拓海を描くときはこう描く」というカタチができた、というだけの事です。それまで、そのカタチが定まらなかったため、非常に描きづらかったので、「これからは、少し楽になる」と、ちょこっと安心したのですね。ふぅ。

 と、言うわけで「峠の妖精(笑)拓海君」またの名を「ナウシカ拓海(←腐海みたいな背景だから)」と呼ばれる3作、モノクロからカラーに出世したラッキーさんの四方山話でした。お粗末様♪


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