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ディオンヌ&フレンズ / 愛のハーモニー That's What Friends Are For(1985年)

 1985年といえば、バンド・エイドからライヴ・エイドへと広がったアフリカ難民・飢餓救済活動等、様々な社会問題に対する救援の輪が活発化していた頃である。この「愛のハーモニー」は国際的社会問題になっているAIDS(エイズ)根絶のための救済基金協力を目的として作られたものである。

 参加メンバーはディオンヌ・ワーウィックを中心に、EJ、グラディス・ナイト、スティービー・ワンダーの4人。プロデュース・アレンジ・ソングライティングは、バート・バカラック&キャロル・ベイヤー・セーガー。スティービーの印象深いハーモニカに導かれ、4人で歌いつながれる大きな愛の世界はまさに感動的である。この曲は全米1位に輝き、収益金はAIDS治療機関に寄付された。翌年のグラミー賞では、ディオンヌ&フレンズが最優秀ポップ・グループ/デュオを受賞した。

 カップリングは、ディオンヌ・ワーウィックの「あなたに抱かれて-Two Ships Passing In The Night」(ディオンヌ作)。ルーサー・ヴァンドロスのプロデュースによる美しいバラード・ナンバーである。


JENNIFER RUSH / FLAMES OF PARADISE(1987年)-12&7インチ盤-

 ジェニファー・ラッシュのシングル「FLAMES OF PARADISE」にEJがボーカルでゲスト参加し、ジェニファーとデュエットしている。Bruce Roberts と Andy Goldmarkが共作&プロデュースを担当。キキ・ディーとの「恋のデュエット」とミリー・ジャクソンの「Act Of War」を足して2で割ったようなサウンドのこの曲を、2人はソウルフルに歌いこなしている。これは12インチと7インチ盤(共に同一ジャケット・デザインだった)がある。

 7インチ・シングルのカップリングは「Call My Name」。ジェニファーがシェールばりの力強いボーカルを聴かせるロッカ・バラードで、M・ボルトンとジェニファーの作。プロデュースはガス・ダッジョンが手がけている。これらの曲はジェニファーのアルバム「Heart Over Mind」に収録されている。

 12インチ・シングルのほうは、A面には「FLAMES OF PARADISE」のリミックス・ヴァージョン(EXTENDED VERSION)が収録され、より全面に押し出されたリズム・セクションをバックに、EJとジェニファーは更にパワフルなデュエットを聴かせている。カップリングは「FLAMES OF PARADISE」のインストゥルメンタル・ヴァージョンと「Call My Name」の2曲。両面に収録の「FLAMES OF PARADISE」の2ヴァージョンはアルバム未収録である。


愛の嵐 THROUGH THE STORM(1989年)

Arista●A10D-122(CDシングル日本盤:写真左)、Arista●612 185(12インチ英国盤:写真右)

カップリング:Come To Me

 ソウル界の女王アレサ・フランクリンのアルバム「THROUGH THE STORM」からの第1弾シングル。アレサはこれまで、キース・リチャーズやジョージ・マイケル、ユーリズミックス等、様々な人達と共演しヒットを飛ばしているが、ここではEJと最高のデュエットを聴かせている。アレサは1970年にEJの「Border Song」をカヴァーしヒットさせているが、20年近い歳月を経てここに夢の共演実現となった。プロデュースにはナラダ・マイケル・ウォルデン、ソングライティングにアルバート・ハモンド&ダイアン・ウォーレンというヒット・メーカーを迎えた極上のポップ&ソウル曲に仕上がっている。私の大大お気に入りナンバーでもある。

 同時期に英国で「THROUGH THE STORM」の7インチ・ピクチャー盤もリリースされている。

 カップリング 「Come To Me」(各盤に収録)と「Oh Happy Day」(12インチ英国盤のみに追加収録)は、アレサ自身のアルバムからの曲である。


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