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リアン・ライムス LeAnn Rimes

 1982年8月28日アメリカ南部ミシシッピ州ジャクソンで生まれる。母がよくかけていたバーブラ・ストライサンドやジュディ・ガーランドを聴いて影響を受ける。4歳の時、タレント・コンテストで優勝し、5歳でシンガーになることを決意する。7歳の時、ミュージカル「クリスマスキャロル」でステージ・デビューし、TVの歌番組では2週連続チャンピオンに輝く。8歳で人気TV番組のレギュラーを5年間務める。11歳でインディーズから初アルバム「All That」でレコード・デビュー。'96年、13歳でカントリー系のCURB RECORDSからメジャー・デビューし、デビュー曲「ブルー」(ビル・マック作)が全米ラジオ局で反響を呼ぶ。

 デビュー・アルバムの「ブルー」は全米第3位となり'96年度グラミー賞で最優秀新人賞最優秀カントリー女性アーティスト賞を史上最年少の14歳で受賞する。アルバム・セールスは全米で500万枚を超える。その後、セカンド・アルバム「アンチェインド・メロディ」とサード・アルバム「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」が立て続けに全米ビルボード初登場第1位と連続ミリオン・ヒットを記録。'97年度にはビルボード年間チャート9部門で第1位を独占し、1,250万枚を売って'97年度全米年間最多販売アーティストの栄冠に輝いた。

 '97年、シングル「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ How Do I Live」(ダイアン・ウォーレン作)が、EJのダイアナ妃追悼曲「Candle In The Wind 1997」の大ヒット('97年10月〜'98年1月まで14週連続1位)と重なり、首位を競うデッド・ヒートを演じる。結局「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」は、'97年の11月〜12月にかけて2位をキープすることになるが、その後ビルボードHot Singleで69週連続チャートインというビルボード史上初のロングセラー記録を樹立する。'98年、第4作「シッティン・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド」を発表。同年11月、第5回FMフォーラムへ出演のため初来日。ラジオ業界の話題をさらう日本デビューとなった。

 '99年に入ると、ミュージカル「アイーダ」のサントラでEJと「Written In The Stars」をデュエットする。'00年の映画「コヨーテ・アグリー」(サントラ盤はビルボード初登場3部門で第1位、全英では初の第1位)では主題歌「キャント・ファイト・ザ・ムーンライト」(ダイアン・ウォーレン作)他4曲を披露し、映画のエンディングで遂にスクリーン・デビューも果たす。同年、人気テレビドラマの主題歌「アイ・ニード・ユー」が全米で大ヒットし、「キャント・ファイト・ザ・ムーンライト」と2曲同時にビルボード・シングル・トップ10入りという女性ソロ・シンガーでは初の記録を築く。

 '01年のアルバム「アイ・ニード・ユー - I Need You」、名プロデューサーのデスモンド・チャイルドを迎えた「Twisted Angel」('02年)と、カントリーの枠を超えたポップとR&B色を強めたアルバムを次々とリリースする。最近では、天性の才能(シンガーとして)にプラスして、リアン自身も作詞からプロデュースまで手掛けるようになり、音楽面に於いても自身の表現力を広げて更なる飛躍を遂げている。


アイ・ニード・ユー I Need You / リアン・ライムス(2001年)

CURB DENON●COCB 50492(CD日本盤)

Produced by: Wilbur C. Rimes 他

 リアンの最新オリジナル・ポップ・アルバム。天才少女といわれた彼女も今は18才。カントリーからスタートして以来、バラエティ豊かな楽曲を完璧に歌いこなす表現力の多才さにはまったく驚かされる。本作でもそんなリアンの才能溢れる歌声をタップリ聴くことができる。プロデュースには、父親のウィルバー・ライムスを中心としてトレバー・ホーンや、リアン自身も(1曲)手がけており、ヒット・メイカーのダイアン・ウォーレン(3曲提供)の楽曲と共に、更なる新境地もみせる会心作となった。

 アルバム・タイトル曲「アイ・ニード・ユー - I Need You」は、全米人気テレビドラマ(CBSミニ・ドラマ・シリーズ)「ジーザス」の主題歌。「Can't Fight The Moonlight」と「But I Do Love You」は、映画「コヨーテ・アグリー」のサントラに収録のリアンが歌う4曲のうちの2曲だ。EJとのデュエット・ナンバー「Written In The Stars」は、御存知ディズニー・ミュージカル「アイーダ - AIDA」(1999年)からの曲で、リアンが最初のパートを歌うバージョン「Alternate Version」(アルバム「アイーダ」のボーナス・トラックとシングル「Written In The Stars」のカップリング曲となっている)のほうが収録されている。

 日本盤のみにボーナス・トラックとして「Can't Fight The Moonlight」の Graham Stack Radio Edit(日本盤シングル「Can't Fight The Moonlight」のカップリングにも収録された) を収録している。また、リアンの前作となるカントリー・アルバム「リアン・ライムス」(1999年)が、ようやく日本でも本作と同時期にリリースされた。こちらのほうもまた違ったリアンの魅力が味わえる作品となっている。


コヨーテ・アグリー COYOTE UGLY(2000年)

CURB DENON●COCB 50457(CD日本盤)

Produced by: Various

 2000年版「フラッシュダンス」といわれる映画「コヨーテ・アグリー」のサントラ盤。ビルボード初登場3部門で第1位の大ヒットとなった本作には、リアン・ライムスの新曲の他、ドン・ヘンリー、EMF、INXS等、80〜90年代のヒット曲が網羅されている。

 主題歌「Can't Fight The Moonlight」を含むダイアン・ウォーレン書き下ろしの4曲をリアン・ライムスはソウルフルに歌っているが、「Can't Fight The Moonlight」と「But I Do Love You」は、リアンのアルバム「アイ・ニード・ユー」にも収録された。残りの2曲「Please Remember」「The Right Kind Of Wrong」もリアンの溢れんばかりの新しい魅力が満載の楽曲である。

 本作からは「Can't Fight The Moonlight」がシングル・カット。この曲にはいくつかのリミックスが存在している。


Can't Fight The Moonlight THE REMIXES(2000年)

CURB LONDON●CUBCX 58(CD英国盤)

カップリング:Can't Fight The Moonlight(4種のMix)

 映画のサントラ盤「コヨーテ・アグリー」からトレバー・ホーンのプロデュースによる主題歌「Can't Fight The Moonlight」のリミックス集。本シングル収録の全てのヴァージョンは、サントラ盤「コヨーテ・アグリー」にも未収録のものである。

 カップリング 「Can't Fight The Moonlight」のリミックス・ヴァージョン「Latino Mix」「Thunderpuss Club Mix」「Almighty Radio Edit」「Sharp Radio Edit」の4ヴァージョンは、全てオリジナルより更にアップ・テンポのダンス・チューンとして生まれ変わっている。


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