人質は救えるのか!

彼らは誤った。
それがなぜだか、正確には分からないが、戦地という場に対する認識が甘かった事は確かだろう。

全く経験のない一人を除けば、後の二人は戦地での経験もある。
にもかかわらず今回の結果をもたらしてしまったのは、自分たちのやっていることと、それを見ている他人の見方が食い違っていたことを露わにした。

いずれにせよ、誘拐犯のメッセージによれば、彼らは2日後には火あぶりになり殺されることになる。
全く残酷な話だ。

この事に憤りを感じない人はいないだろう。犯人グループに怒りを感じない人はいないだろう。

しかしここで考える。
彼らは人質を救う条件を提示している。要するに救う事の出来る可能性はあるのである。

小泉首相は、条件である自衛隊のイラクからの撤退を早々と否定した。
このまま行けば、彼らは明らかに殺されるだろう。
全世界の人々の前で殺されるであろう。
そして、結果的にそれを黙認した日本政府を、無力な日本という国を、小泉首相を、それを支持した日本国民を見るだろう。

3人の人質を殺すのは、確かにイスラム過激派かも知れない。
しかし、彼らを殺させるのは、小泉純一郎首相であり、それを支持した人間である。

要するに、郡山宗一郎、今井紀明、高遠菜穂子の3人は、日本人によって殺されるのである。

彼らはもう一つ別の意味で誤った。
自分たちを救うであろうと思っていた人間により殺されるのである。
彼らは裏切られるのである。

2004.4.10.

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