と き:2001年6月2日(土)〜3日(日) ところ:大学セミナー・ハウス(八王子) 主 催:日豪合同セミナー実行委員会 後 援:オーストラリア大使館 協 力:オーストラリア酪農庁、日豪ニュージーランド協会(JANZ)、男声合唱団 コールファーマー、日豪学生交換連名(JASEF) |
21 世紀の日本に問われているものは、何でしょうか。「環境の世紀」とも言われていますが、その根本は、人間が人間を尊重し、ひいては地球を愛するという、当たり前の考え方に立ち戻ることではないでしょうか。 しかし、民族紛争は続き、人類の遺産の破壊が行われています。経済の低迷も次第に明確になってきました。日本国内政治や大手企業経営の乱脈など今さら言うに及びません。しかし一方では、自分の力で考え行動する市民が増えつつあるのも希望を持たせてくれます。「考える」ためには、「他を知る」ことが必要です。 昨年オリンピックを成功させたオーストラリアは、日本に好意を持ち続けてくれている数少ない国の一つです。あの開会式に見られたように、多民族の友好と和解の推進、自然を守る強力な姿勢、他人への限りないいたわり合い……。日本人が忘れかけた心を思い出させてくれました。 今年の八王子・日豪合同セミナーは、こんな明るい面だけでなく、オーストラリアが抱えている悩み、解決を迫られている問題なども含め、すべてを勉強しようと考えています。21 世紀を共に進んでいきたい国、オーストラリアについて語り合い、理解を深めるため、集おうではありませんか。 |
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申込方法 |
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お申し込みは、1.郵便、2.FAX 、3.E‐mail のいづれかの方法でお願いいたします。
1.郵便の場合は、パンフレットについている専用申込葉書をご利用ください。 2.FAX の場合は、パンフレットについている専用申込葉書、または下記の項目を記入してを送信してください。 3.E‐mail の場合は、題名を「日豪合同セミナー参加申込」とし、本文に下記の項目を記入して送信してください。 申し込みと同時に参加費をお支払いください。 開催当日は会場受付にて「参加受付番号」をご提示ください。 |
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申し込み、 問い合せ先 |
〒0171‐0031 東京都豊島区目白1‐7‐14 目白久保ビル401号室 日豪ニュージーランド協会気付 日豪合同セミナー実行委員会 Tel.&Fax.03‐ 5960‐ 5063 E‐mail:sone@air.linkclub.or.jp |
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支払い方法 | 郵便振替のみとさせていただきます。 (用紙は最寄りの郵便局でお求め下さい) 00110-3-409309 日豪合同セミナー実行委員会 宛
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参加費 |
*土、日とも昼食の用意はありませんのでご注意ください。 |
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締め切り | 5月25日申し込み葉書到着分で締め切らせていただきます。 ただし、申し込み多数の場合、送金到着順で受付け、日帰り120名、宿泊160名で締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。 |
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キャンセル | 締め切り後5月31日までのキャンセルは、お申し込み金額の50%を払い戻しいたします。それ以降のキャンセルによる払い戻しは出来ませんので、ご了解ください。 |
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プログラム |
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6月3日(土) | ||
12:00〜 | 受付開始 | 【講堂】 |
13:00〜 | 開会、オーストラリア大使館挨拶 | |
13:10〜14:10 | 基調講演 アジアとの出合いー「北を向くオーストラリア」の発見 竹田いさみ(獨協大学教授) |
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14:10〜14:20 | 講師紹介、セミナー・ハウス利用の諸注意等 | |
14:30〜 | 分科会 | 【各セミナールーム】 |
18:00〜19:00 | 夕食 | 【食堂】 |
19:00〜21:00 | ワインパーティー(コールファーマー合唱、抽選会など) | 【講堂】 |
6月4日(日) | ||
8:00〜 9:00 | 朝食 | 【食堂】 |
9:00〜 | シドニーオリンピック開会式・閉会式、徹底解説 佐和田敬司(早稲田大学) |
【講堂】 |
12:00 | 閉会 |
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分科会(参加申し込みの際に受講希望分科会をお選びください) |
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1 | 多文化ミドルパワーの実験 竹田 いさみ (獨協大学教授) |
国内的には多文化と表現され、国際的にはミドルパワーと呼ばれる国家像に迫ります。『物語オーストラリアの歴史』(中公新書)を手掛かりに、現代と歴史を交差させながら、語り合いましょう。 |
2 | 豪州での邦人事件、事故を総括する 高木 和男 (朝日新聞社前シドニー支局長) |
日本ではあまり報道されていない邦人を巻き込んだ事件、事故について分析し、何が原因だったのか、そして、防ぐ方法について考える。シドニー特派員時代の取材ノートに基づいて、現場で感じたことを皆さんにお伝えします。 |
3 | オーストラリアのIT 事情 高木 渉 (オーストラリア大使館) |
日本のIT 革命は掛け声ばかりで、どうも実態がともなわないようです。一方、オーストラリアは少ない人口にもかかわらず着実にIT 先進国の地位を築きつつあり、最近は日本にも、その最先端技術の一端が知られるようになりました。こうしたオーストラリアのIT 事情を、実例を挙げながら解説します。 |
4 | オーストラリアのパフォーミングアーツに見る“ ナショナリズム”〜「オーストラリア人とは?」 佐和田 敬司(早稲田大学) |
ビール、ビーチ、フットボール・・・。ご存じのようにこれらはオーストラリア人の大好きなものですが、同時に演劇・映画においては、オーストラリアの国柄そのものを表すひとつの記号として扱われてきました。“ナショナリズム”の視点から、その歴史と意味を考えます。 |
5 | “介護の明日が見えた”―オーストラリアの福祉システムに学ぶ― 八谷 俊朗(オーストラリアクリニック日本代表) |
1991 年に採択された高齢者のための国連原則に先駆け、コミュニティケア制度をいち早く取り入れた高齢者福祉制度を確立しつつあるオーストラリア。今世界各国から注目を浴びています。介護保険制度が始まって1 年がたった今、独自の「中福祉・中負担」型制度をとるオーストラリアを紹介しながら実相にせまります。 |
6 | オーストラリアの輸出農産物― 生鮮野菜と果物を中心に 西村 浩一 (オーストラリア大使館) |
オーストラリアの輸出農産物といえば、羊毛、牛肉、小麦あたりが定番でしょうが、今、密かに注目すべきは園芸作物です。広大な国土を利用して、大規模で効率の良い耕法。輸出産品として成長しつつあるオーストラリアの園芸作物、特に生鮮野菜、果物について解説します。 |
7 | アーネムランドにおけるアボリジニ芸術と現代生活 窪田 幸子 (広島大学) |
アーネムランドのアボリジニ達の芸術は、元来、儀礼や神話と直結する重要な意味をもつものであった。それが、現代社会に晒され、貨幣価値を生み、オーストラリア文化の象徴としても注目さるようになってきた。こうした変化が、彼らの芸術、生活にどのように影響をあたえているのかを考察する。 |
8 | ゴールドラッシュ時代の劇場 安藤 隆之 (中京大学教授) |
オーストラリアが好景気にわいたゴールドラッシュの末期、ネッドケリ−時代の劇場文化を現代の劇場文化と比較。ビデオで、今も地方に残る19 世紀末期の劇場をみながら、21 世紀の演劇事情と課題を解説。 |
9 | The People's Torch professor Stephen Alomes (東京大学)(英語) |
広大なオーストラリア大陸を巡ったシドニーオリンピックの聖火リレーは、最終的には宗教的ともいえるほど国民感情を高めたといわれている。オープニングセレモニーまでを、歴史家の視点で解説。通訳なし。 |
10 | オーストラリアのNGO,NPO への取組み Terry White (豪日交流基金事務局長)(英語と日本語) |
近年、NGO,NPO の活動は広がりをみせ、国際舞台においてもますます重要な役割を担うようになってきています。オーストラリアの人たちも、環境保護や救援活動等の奉仕活動にはもともと熱心な国民性です。そういったオーストラリアにおけるNGO,NPO への取組みを解説します。 |
11 | 日豪のキャンパスライフの相違点から今後の日豪関係まで 学 生による討論(英語と日本語) Andrew Le Lievre (Goldman Sachs (Japan)Ltd.) |
日豪のキャンパスライフの相違点、問題点等について。留学することの意味、重要性について。真の国際人とは。今後の日豪関係。オーストラリアからの留学生と日本の学生とで、様々な観点から、日本語と英語を使い話し合う。 |
シドニーオリンピック開会式・閉会式、徹底解説 |
佐和田 敬司(早稲田大学) テレビでは分かりづらかったシドニーオリンピック開会式・閉会式を徹底解説する。そこで表現されていたオーストラリアの歴史と文化の解説にとどまらず、その演出の芸術性についてまで追求する。 |
*プログラムの内容は都合により予告なく変更になる場合がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
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大学セミナー・ハウスへの交通
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