第21回日豪合同セミナー

分科会
“介護の明日が見えた”-オーストラリア福祉システム-
福原 忠昭(オーストラリア高齢者福祉・普及支援機構日本局長/アンセット・オーストラリア航空シニアコンサルタント)
介護保険制度がスタートするなど、日本もいよいよ高齢化社会を実感するようになって来た。介護先進国として名高いオーストラリアから学ぶべきことはあまりに多すぎる。そのオーストラリアの介護でさえもそろそろ曲がり角にさしかかっており、新たな困難を迎える局面にぶつかっているとのことだ。

福原先生共著の著書「明日が見える介護-オーストラリアの福祉システム-」(発行/日経大坂PR企画出版部、発売/日本経済新聞社)を特別に無料配付して下さった。


豪文学が語るオーストラリアの映像
岩淵 寿津(元日本女子大学教授)
ブッシュ・バラード、ヘンリー・ローソンを知らずして、オーストラリア通を口にして欲しくないなぁ。

岩淵先生の近影がなくて残念だが、右写真のオレンジ色の服が岩渕先生。かなりのご高齢で大学セミナー・ハウスのセミナー室までの階段ばかりの道程にはかなり難儀なさっていた。しかし、講議が始まるとその姿は実にお若い。活き活きした語り口には感服。黒板に向かっていらっしゃる古宇田敦子先生もオーストラリア文学の権威だ。左写真のオーストラリア人、宮城大学のDavid Gilbey先生も文学者である。かなりレベルの高い分科会となったようだ。


2000年のオーストラリア−その歴史的・政治的意味合い−
福嶋 輝彦(桜美林大学国際学部教授)
オーストラリア政治学といったらこの人、日豪合同セミナーでは迷物(?)先生としての名声も定着したようだ(笑)。夜はいざしらず昼の講議は真剣だ。2000年オリンピックをむかえるオーストラリア政治の問題点を鋭くえぐる。

果たして今年は無事に家までたどり着けましたでしょうか??


海外留学を考える
学生による討論
モデレーターは元オーストラリア大使館のAndrew Le Lievre氏。分科会の企画運営は日豪学生交換連名(JASEF)が担当した。かなり盛況だったようだ。その内容は後日JASEFのホームページで報告されることだろう。

日豪学生交換連名(JASEF)は大学生によるオーストラリア友好団体だ。在日オーストラリア人留学生との交流やオーストラリアの勉強会、また、今年で37回目をむかえようとしている夏休みを利用したオーストラリアツアーでは、ホームスティをしながら各地の大学を訪問交流する等、活発な活動を続
けている。入会希望者はJASEFのホームページへ今すぐLet's Go!(ただし掲示板はちょっと失望するぞ。なんとかしてくれ)



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