コンポステラの日々 第1回
初めて篠田昌已と会ったのは、原宿のクロコダイルで行なわれたドレミ合唱団とルナパークアンサンブルのジョイントライブだった。
そのコンサートが行なわれたきっかけは、ドレミ合唱団の棚谷がルナパークアンサンブルのレコードを聴いてとても気に入り、ぜひ一緒にライブをやりたいと言い出した事だった。ルナパークアンサンブルのメンバーと面識はなかったのだが、一緒にライブをやる事を快諾してもらい、ライブでは合同演奏も数曲やった。ルナパークアンサンブルは、 メンバーの大熊亘(kb,g,cl,vo)、木村真哉(g,sax,vo)、ロリィ(vo,glocken,xylophon)に西村卓也のベースと近藤達郎のドラムが加わった5人。 ドレミ合唱団は、棚谷祐一(vo,kb,accd,g)、北田かおる(vo,kb)、小林吉江(g)、 清水秀晶(b,euph,mand)、関島岳郎(tuba,g,recorder)のメンバーにサポートでカーネーションの矢部がドラムで加わった6人。2つのバンドのステージの間に清水ミチ子のコーナーもあった。このライブを境にドレミ合唱団はライブを休止して実質的に解散した状態になる。そして、僕はこのライブでルナパークアンサンブルのメンバーと知り合い、その周辺のミュージシャンとの交流を深めていく事になる。
そのときに客席にいたのが篠田昌已だった。
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