Solar Wind/中川 イサト

 ニューアルバム「Solar Wind」聴きましたよ!イサトさんの日本人の持つ間を大事にした演奏、透き通った海に連れて行ってもらったような、トロピカルな曲。そして、イサトさんが今まで歩んでこられた、道のりを感じさせてくれるような、そんなアルバムですね。聴き終わったあとに、やさしい気持ちになれるのは、僕だけではないでしょう。もちろん、ギターキッズの気持ちにもこたえるような、テクニカルな演奏もありますしね。
 僕は、イサトさんの音楽に出会えて本当に良かったと思います。
そしてラッキーにも関西で、ギター教室で直々に教えてもらえたことも!イサトさんなしに今の押尾はありえません。
 タイトルの「Solar Wind」からひきつけられます。
そして笑顔いっぱいのイサトさん。
オープニングの「太陽風」から、壮大なスケールの曲ですね。ギターの表現方法の可能性を感じさせてくれるアルバムです。オーバーダビング(重ね録音)なしですからね!新曲の「東方時空」、「BALI」もうまく調和してると思います。都会で聴いてもリスナーをいろんな国に運んでくれる、そんなアルバムです。

押尾 コータロー

 このアルバムを聴いて最初に思ったことは、「いい作品は年をとらない(時代に左右されない)」ということでした。 8年前の楽曲の再録音にもかかわらず、なぜか、イサトさんの“ベスト・アルバム”を聴いているような印象を受けて、スーッと入っていけました。 また、気持ちよく流れてくる曲(“風の谷”が好きです)を聴いていると、一対一でイサトさんが目の前でギターを弾いてくれているようで、弾き手と聴き手の距離がすごく近いようにも感じました。
"Solar Wind"は、頭に響き、胸に響き、そして、お腹にも響くアルバムに仕上がっています。 これは、年期の入った自然体の演奏がなせるワザの結晶だと言えます。しかも、“ワザ”と言っても、“狙った感じ”がまったくないのです。 あくまでも自然体なのです。 同胞のギタリストとして感嘆することは、自然な演奏というのは「言うは易し」で、実際に音として記録することはひじょうに難しい、ということです。

このアルバムを聴いて嬉しかったことは、全編に日本人ギタリストとしての個性(色)が出ている点です。 しっかりとした自分の世界を持っているプレーヤーは凄い(!)と思わずにいられません。 ぜひ、一度このアルバムに身をゆだねてみてください。 きっと、心洗われると同時に、気がつけば「イサト・ワールド」にのめり込んでいることでしょう。

住出勝則



1. 太陽風
2. 鹿踊り
3. 風の谷  
4. Elegy  
5. Mah-Jong Piece
6. 猟虎と辣韮  
7. 多奈加亭の午後  
8. Harpoon
9. 玉蜀黍  
10. 堂山町の夜は更けて  
11. 東方美人
12. 檳榔樹の木陰  
13. 東方時空( Oriental Horizon )
14. Bali


SEAL-019 ¥3000(Tax In)



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