イカルチドリ

'03/2/1

Kochan

カメラ:D60

レンズ:キャノン 500/F4L IS USM + 1.4XII


昨年も来てくれたイカルチドリです。しかし、昨年はさんざんな目にコチドリ遭っています。広い建設

予定地の砂利エリアの上に巣を作り(とは言っても枯れ草を10本くらいを丸く敷いたすかすか

の煎餅座布団)卵を生む準備をはじめた所、心ない人に荒らされ(気が付かず蹴飛ばされただけ

かもしれません:本当によく分かっている人でないと気が付かないほど粗末な巣です)、少し

奥まったところで作り直し無事卵を生んで育てる段になったら、宅地造成の工事がはじまり、これ

また、ブルドーザーで丸ごとひっかき回されてしまいました。そんな訳で、だんだんと巣を作る場所が

なくなりもう来てくれなくなるとあきらめていたところですから、今年も会えて大喜びです^^

しかし、未だ1羽だけですし、どこに巣を作るのかが問題です。安全な干拓地を早く見つけて(その前

にメスと巡り会えないと・・・)無事、子供が巣立ってほしいですね。

 

小畔川に、今年もイカルチドリが来てくれました。餌はシギと同じく小さな水棲昆虫ですが、ついばむペースからみて、餌の量はまずまず問題なさそうです。

コチドリやイカルチドリはつがい行動をしますが、シロチドリは集団的(スズメの様な)行動をします。シロチドリは首周りに黒い輪が無く頭が全体に茶色。

  

 

 

コチドリは目立った黄色のアイリング、目の回りとおでこが黒、イカルチドリは目立った黄色のアイリングと目の回り黒の筋が無い事ですが、肉眼では区別が付けにくいですね。

くちばしはコチドリより長めです。体長は16〜20cmと殆ど同じですが、図鑑では、コチドリ<シロチドリ<イカルチドリの順になっています^^;

  

 

 

このポーズは気配をかんじた時の独特(背中を丸め警戒している方を後ろ片目で見ながら)の静止スタイルです。こちらが先に気が付ついていないと、完全に石と同化状態。20m圏内に入るといきなり背を向けて飛び立ちます。

鶏冠というか、頭の毛を全体に持ち上げています。このスタイルは、捕食中に物音や警戒者の接近に最初に気が付いた時で、様子を伺っている所です。ここから、捕食継続か、背中を丸めてジーとするかの分かれ道^^;です。

 

 

Home