コスモスとハチ

'03/9/27

Kochan

カメラ:D60

レンズ:マイクロ広角レンズLMVZ164(1.6〜3.4mm)MW


マイクロ広角レンズを付けたカメラにストロボとレフ板用傘を取り付けて半日、数時間昆虫を追っていると

腕が疲れて結構つらい。その理由は、レフ板付きの傘を装着しているカメラはそんなに重いわけでは無いのですが

休んでいるときも、カメラストラップで首に掛けている訳にはいかないため、常に両手で抱えているからです。

そこで、大変みっともない事になるのですが、被写体をねらっていない時はこれらのシステムを肩に掛けて

休めるセットを製作しました。今回は、このシステムを持って、巾着田のコスモスに来るハチを撮ってみました。

使用感は大変良く、半日撮影をしていましたが腕がだるくなるなどの症状は全く現れず、ちょっとした移動時や

撮影インターバル、ドリンクやおやつまたはタバコなどの喫食、喫煙はたまたレンズ交換等、両手がフリーとなるた

め、すこぶる快適でした。唯一の欠点は、人目を引いてしまうことです^^;

 

これがシステムのぽんち絵です。基本はカメラに傘が取り付けられる市販品の傘付けベースを使っています。肩掛け塩ビパイプにはこの傘付けベースを取り付けるための1/4インチネジ台加工がしてあります。透明ビニール傘とマル2〜マル4等のレフ板を取り付けの位置関係を示しました。

マル1の肩掛けとカメラの関係です。肩掛けは塩ビの為大変軽くて丈夫です。肩に浅く掛けるだけですので撮影したいときはすぐ肩から降ろして、被写体のトレースを始められます。

 

 

マル2の笠の外にレフ板を取り付けた場合です。傘が透明のためレフ板を離すことが出来、ソフトで広い光源が作れます。マイクロ広角レンズにとっては、このファクターが重要です。中距離の照明があまり要らない場合は、写真の様にアルミ反射面を使うことで明るい光源になります。

マル3の傘の中にレフ板を入れた場合です。雨天の場合や、不透明の傘を使用した場合は(大きな傘が好ましいですが)この方式になります。光源が近くなりますので、写真に示したアルミ面を使うより、ソフト光源に出来るスチロール反射面に裏返して使用するこ方が良さそうです。

 

 

マル4は極めて細い繊維を使用している、シルククロスをレフ板に流用するケースです。このシルククロスは反射散乱に方向性を持っているので、裏表はその生地の方位を直交させて縫い合わせてあります。マイクロ広角を使用する場合は反射散乱が左右となるように、マイクロ望遠を使用する場合は反射散乱が縦になる様にレフ板の裏表を選ぶことで、光量を有効に使用出来ます。

以下の画像は全て、マル2のアルミ反射面での撮影です。

巾着田の曼珠沙華は丁度見頃との事でしたが、そちらの畑には行かず、このコスモス畑ばかりうろついていました^^

ミツバチは相変わらずあまりいませんでしたが、この小太りのハチ(たぶん花バチ)が目立ちました。

 

 

ここ巾着田はこの27日が人出のピークでしょう。曼珠沙華のお花見の帰りに未だ早いコスモス畑にも流れて来ます。

正面を向いて飛んでくれたのがこの画像の1枚だけです。ミツバチより移動スピードが早く撮影が難しいハチですね。

 

 

これも斜め後ろ。飛び立つ直前に少しホバリングしてくれました。

これも飛び立った直後で、真後ろからの撮影となりました。

 

 

この場面は、珍しくマイクロ広角レンズの前玉をすり抜けて飛び去った時のものです。ピントをこんな手前には調節していなかったのでピンぼけですが、移動スピードが早いので、ピント調節出来ていても、ぶれていたでしょうね。

このハチはやはり難しい被写体でした^^;

 

 

 

 

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