すずめの「ひな」への緊急対処法
下の歯がないうさぎの為の餌の作り方
* 2009.03.28現在、「カルマグ・バード」は製造終了になっています。

1.私が中学校教員だった時のすずめの「ひな」への緊急対処法

写真は私が「チー」の前のすずめ「チュン」に、緊急用に作ったえさを与えているところです。勤務場所が中学校のため、「えさ」がない時は応急処置的に、暖めた牛乳に白パン(学校の給食パン)の内側を千切って浸し、割り箸のもとの所をナイフで、ひなの口を傷つけないように丸く削り、口の横から割り箸のへらで開けるようにして食べさせます。ひなは一度食べ方を覚えると、後は自分から食べてくれます。

* この方法はあくまでも、緊急時の対処方法ですので、できるだけ早くパンを与えるのは止め、小鳥のひなの「えさ」を与えるようにして下さい。

* 私は割り箸の方が使いやすいので使っていますが、ペットショップでは専用のえさを与える器具が売られています。

*怪我したすずめの「ひな」が私の所へ持ち込まれた時は、まず、手の平に包むようにして暖め、その後、小型の小鳥用のケージにホカロン等を使い保温しました。直接はいけないので、ホカロンの上にポリ袋を敷き、厚めにティッシュを敷いて、その上に「ひな」を置きました。ホカロンは酸素を消費するので「ひな」が酸欠になるのを避けるために、ポリ袋を使用しました。ケージの上にはこれも保温のため、できるだけ数枚厚手にバスタオル(ない時は衣類などを使用)を入り口は少し見えるくらいにおおって、「ひな」が安心して体を休めるようにしてやりました。

* ホカロンはケージの大きさにより数個使いました。また、「使い捨て」ですので早めに取り替える必要があります。ティッシュもかなりの枚数を重ねて使い、温度調整に気を使いました。

*「えさ」は2時間おき与えるようにしていました。勿論、夜就寝時は与えません。とにかく、保温、えさ、睡眠が大切です。時間との戦いです。

* 「元気だ」と思っていても、気を抜かず、「ひな」の状態を見守ることが大切です。


2.すずめ「チー」、オカメインコ「アン」がひなの時のえさの作り方

まず、朝食用の容器にあわ玉を入れ、熱湯を注ぎ、1〜2分後にお湯を切り、5分ほど(季節により変わります)さまし、写真の「プラス・グリーンフード、卵黄ペレット、カルシウム(ペレット)」を加え、「カルマグ・バード」を5滴加え、スプーン(専用銀のスプーン)で混ぜ、与えます。

* 自分で餌を食べられるようになるまでは、写真のように割り箸で作った「へら」を使い食べさせていました。

*「止めよう、止めよう」と思いながら、大きくなった今でも、朝、夕は与えています。朝与えたものは、遅くても、1時間後にはテーブルから器を取り去ります。夕方は寝る前に与えています。



3.チー、アンの今の「えさ」の作り方

写真のケースに約1週間分のえさを作ります。

小鳥用のえさ(むき餌)、野鳥のえさ(ない時はセキセイインコや文鳥のえさ)とオカメインコのえさをベースに、麻の実(チーの好物)とカナリアシードを少々加え、2袋のグリーンフード、2種類のカルシウム、バードビタミン、卵黄ペレット、おかめ用フルーツフードを各1袋加え、チーのため「老犬用ドッグフード」をミキサーで粗めにしたものを加えて、全体をかき混ぜ完成です。

豆苗(根のあるもの、室内のため、すぐ伸びてしまうので、3〜4日毎に取り替え)その他にブロッコリー(花のかたまりの部分を千切ったもの)、オレンジ・トマト・リンゴを4等分し与えています。(食事場所3カ所に置きます。)

夕方、チー・アンをケージに入れ寝かせた後、豆苗を除いて、野菜、果物、えさはすべて捨て、次の朝、新しいものを与えます。

勿論、水も、容器をきれいに洗って毎日新しいものを与えます。豆苗の根を毎日軽く洗い、容器の水も入れ替えます。

なお、水について、大の容器2個には「カルマグ・バード」を5滴、小の容器には3滴を加えています。(3年前までは小の容器にはチーの肝臓の薬も加えていました。)

*ドッグフードはミルワームの代わりです。チーは我が家に来て間もなく、ミルワームを(多量に)食べ、肝臓を悪くし、右足の2本の指を壊死させてしまいました。獣医さんがミルワームの代わりに「老犬用のドッグフード」を与えると良いと教えてくれました。

*ミルワームは少量なら良い食料なのですが、容器にたくさん入って売られており、直ぐ成虫になってしまうので、つい多く与えるようになってしまいます。冷蔵庫に入れ、成長を遅らせてはいたのですが・・・。



4.チー、アンの食事場所 〜 テーブルの上、じゅうたんの上、シンセサイザーの上の3カ所です。じゅーたんの上の大きなグラタン用の容器は「チー」の専用風呂場です。


* 2009.03.28現在、「デミックス」は製造終了になっています。

5.クロのえさです 〜 クロは現在、下の2本の歯がないため、特製のえさを与えています。

*特製えさの作り方 〜 グラタン用の皿に今まで与えていたペレット(今は「写真のコンフィデンスにプチ・ラビットフード」を少量)を入れ、ペレットが沈まない程度に水を注ぎ、5分程度経ってから、クロに与えます。腐敗するといけないので、量は3時間ぐらいで食べきる程度にし、1日に4回与えています。念のため、お湯は使わない方が良いです。

*クロの水には今は何も入れていません。

*チー、アン、クロの水も、人間同様、水道水はそのまま使わず、アルカリ・イオン水器を取り付け使っています。昔は、「贅沢だな」とは思いながら、「ビッテル」や「アルプス自然水」等を購入し与えていました。