詩集「ふるさとの歌」より


詩集「ふるさとの歌」より
詩集「ふるさとの歌」より


1

あなたは知っていますか。
お星さまがお話することを。
本当なのです。
ごらんなさい、あの空を。
あんなにたくさんのお星さまが、
楽しそうにささやいているではありませんか。
明るく輝くお星さま、
きっと楽しいお話をしてくれるでしょう。
涙で少ししか輝けないお星さま、
あのお星さまは悲しいお話をしてくれるでしょう。
そうです、
誰でもお星さまのお話を聞くことができるのです。
ただ、あなたが聞こうとしさえすれば。


2 つららの坊や

きのうの夜、生まれたばかりの
つららの坊や、
朝日を浴びて歌ってる。
すずめと一緒に歌ってる。
お早うさん、お早うさん、
つららの坊やは呼びかける。
小さな体を背伸びして、
小さな頬を光らせて、
つららの坊やは呼びかける。


3


お日さまの子供が戸をたたく。
コツコツコツと戸をたたく。
「朝ですよ、朝ですよ」
と戸をたたく。


4 心

私達の心は、
小さくもなり、大きくもなる。
小さな小さな、
顕微鏡でしか見ることのできない、
原子のようなものから、
大きな大きな、
陸も海も、
地球も銀河も、
また、宇宙おも包んでしまうような、
そのようなものにまでなることができる。
私達はそのような世界の中を、
自由に駆け回ることができる。
歩き、走り、
時には飛んで・・・。
心は自由である。
心は時を持たない。
心は永遠である。
また、そこに住む私達も永遠である。


5 小さなともしび

真っ暗な世界を歩む僕。
でも、僕の前にはいつも、ともしびがある。
決して消えることはない。
僕は、この暗闇の中を、
そのともしびに導かれて進んで行く。
どこまでも、どこまでも、
この暗闇の消え去る所まで。


6 人

生きることは難しい、
死ぬこともまた難しい。
生きようと思って死ぬことを考え、
死のうと思って生きることを考える。
人、人、人、
生と死の間をさまよえる者。


7 雪小僧

遠い空からやって来た、
小さな小さな雪小僧。
楽しそうに踊ってる、
風と一緒に踊ってる。


8 ゆりかご

ゆうらりゆれるゆりかごに、
静かに眠るみどり児は、
何を夢見て居るのでしょう、
何を夢見て居るのでしょう。

ゆうらりゆれるゆりかごに、
やさしく微笑む星達は、
何をささやいて居るのでしょう、
何をささやいて居るのでしょう。


9 ひばり

ひばりが昇って行く。
青い空に向かって、
どんどん昇って行く。
ピ−チク、ピ−チク、
ピ−チク、ピ−チク。
さえずれひばり、
昇れひばり。
どこまでも、どこまでも、
青い空に吸い込まれて、
消えてしまうまで。


10 青空

あの青空の向こうには、
何があるのだろう。
緑の世界?
白の世界?
それとも黒の世界?
あの空の向こうには、
何があるのだろう。


11 空の向こうに

僕たちは生きている。
僕たちは大きく高く伸びる。
あのすんなりとした竹のように、
空に向かってどんどん伸びる。
なぜ、そんなに空を見上げるかって?
そりゃ−空の向こうに何かがあるからさ!
それは確かかって?
そりゃ−確かさ!
僕たちが生きて居ると言うことより確かさ!
僕たちは伸びるんだ。
ドッカリとこの土を踏みしめ、
もっともっと伸びるんだ。
空には何かがある。
空の向こうには何かがある。


12 青空

自分は在るのだろうか。
自分と言うものは存在するのだろうか。
あの真っ青な空を見ていると、
自分と言うものが果てしなく
広がって行って、
しまいには、
自分と言うものの姿も、
すっかり消えてしまうような気がする。


13 自分

自分が生まれる前は、
どこにいたのだろう。
自分が死んだら、
どこへ行くのだろう。
僕が知っていることは、
「今、自分が生きて居る」
と言うことだけ。
でも、それで十分なように思う。
現在を生きる。
現在を精一杯に生きる。


14 空

青空に、
ポッカリ浮かんだ白い雲。
お日さまもニコニコ笑ってる。
幸せそうに笑ってる。

夕空に、
ソッと顔出したお月さま、
お星さまもキラキラ話してる。
楽しそうに話してる。


15 赤い風船

赤い風船が昇って行くよ。
ほらほら、
真っ青な空に向かって、
あんなに軽く楽しそうに。


16 赤んぼ雲

青空に、
ポッカリ雲が浮かんでたよ。
小さな小さな赤んぼ雲。
ソッと息を吹きかけたら、
大きな大きな船になったよ。

青空に、
ポッカリ雲が浮かんでたよ。
小さな小さな赤んぼ雲。
ソッと静かに微笑んだら、
やさしい母さんの顔になったよ。


17 お星さま

凍りつくような空に輝くお星さま、
お星さま−、
寒くないか−。
お星さま−、
この手袋を貸してあげようか−。
この襟巻きも貸してあげようか−。
お星さま、寒いだろうな。


18 鐘の音

どんなに苦しい時でも、
どんなに騒がしい時でも、
いつも静かに、
私の心に聞こえて来るものがある。
それは、
あの空から聞こえて来る鐘の音。


19 みの虫

木の枝に、
ゆうらり揺れるみの虫の、
小さな家も楽しそう。


20 月見草

校庭の片隅で、
月見草の花が咲いてたよ。
誰も誰もいないけど、
はずかしそうに頬を染めて、
お月さまを見て、
微笑んでいたよ。


21 山

山へ行きたい。
山の上から、
この世界を見つめたい。
山は私のふるさと。
山は私の心。
山へ行きたい。
山道を歩き回りたい。
山の上から大きな声で、
「母さん!」と呼んでみたい。


22 ふるさと

ふるさとの、空に飛びかう鳥は、
ふるさとの、野にささやく風は、
遠い遠い昔の思い出。
今は風が荒れ狂い、
波が私を飲み込んで行く。
でも私よ、
お前は生きている。
さあ、頑張ろう。
あの空に向かって、
大きな声で呼んでみよう。


23 星

真っ暗闇を歩く僕。
ひとり歩く僕。
絶えず、
得体の知れぬ
うなり声に脅かされ、
あちこちから、
つつかれ傷つけられ、
時には、
泥沼の中に
足を引きずり込まれそうになる僕。
でも、
僕には目指すものがある。
この真っ暗な空にも、
唯ひとつ、
明るく輝く星がある。
遠い遠い昔から、
輝き続けて来た星、
僕は、
あの星を目指して歩く。
力のある限り、
命のある限り。


24 ひばり

君、
あの声が聞こえるか。
夕暮れの教室の窓から、
遠くの空にさえずっている
ひばりの声が。
あんなに元気に楽しく、
あんなに昇ったり降りたり、
僕だって負けやしない。
どんなに悲しくたって、
どんなに寂しくたって、
降りたら、
また昇って行くさ。
どこまでも、どこまでも、
あの大空に吸い込まれて、
消えてしまうまで。


25 空

君、
どうしてそんなに
寂しそうな顔をしているの。
どうしてそんなに
うつむいてばかりいるの。
ほら、
あの空をごらんよ。
あんなに青く澄み切って・・・
空は広いよ。
空は高いよ。
空はみんなの喜びさ。
空はみんなの幸せさ。
さあ君、
あの空に向かって呼んでみよう。
大きな声で、
お腹の底から大きな声で・・・


26 心

君、
目をそっと閉じてごらん。
ほら、
君の心が見えるでしょう。
自分の心が
こんなにはっきり
広く大きく見えるなんて。
ジッと静かにして居ると、
心が
どんどん、どんどん
広がって行って、
しまいには、
自分の心も、
なくなってしまうような気がする。


27

昔、私の心は真っ暗。
何も見えず、何も聞こえず、
何も感ずることができない、
静かな世界、無の世界。
今、私は目の窓から色々なものを見ている。
耳と言うものを通して、
さまざまなことを聴いている。
手、足、皮膚を使って、
外の世界を知ることができる。
神様は私にこの一時を与えて下さった。
見ること、聴くこと、感ずることを通して、
苦しみ、悲しみ、そして喜びを・・・。
この機会を逃してはいけない。
この時間を大切にしなければいけない。
二度とない機会なのだから。
目が見える限りしっかり見て、
耳が聞こえる限りよく聴いて、
手足のある限りそれを使い、
神様がくだされたこの時を、
大切に過ごそう。



1
お星さま
あなたは知っていますか。
お星さまがお話することを。
本当なのです。
ごらんなさい、あの空を。
あんなにたくさんのお星さまが、
楽しそうにささやいているではありませんか。
明るく輝くお星さま、
きっと楽しいお話をしてくれるでしょう。
涙で少ししか輝けないお星さま、
あのお星さまは悲しいお話をしてくれるでしょう。
そうです、
誰でもお星さまのお話を聞くことができるのです。
ただ、あなたが聞こうとしさえすれば。
2
つららの坊や
きのうの夜、生まれたばかりの
つららの坊や、
朝日を浴びて歌ってる。
すずめと一緒に歌ってる。
お早うさん、お早うさん、
つららの坊やは呼びかける。
小さな体を背伸びして、
小さな頬を光らせて、
つららの坊やは呼びかける。
3
お日さまの子供が戸をたたく。
コツコツコツと戸をたたく。
「朝ですよ、朝ですよ」
と戸をたたく。
4
私達の心は、
小さくもなり、大きくもなる。
小さな小さな、
顕微鏡でしか見ることのできない、
原子のようなものから、
大きな大きな、
陸も海も、
地球も銀河も、
また、宇宙おも包んでしまうような、
そのようなものにまでなることができる。
私達はそのような世界の中を、
自由に駆け回ることができる。
歩き、走り、
時には飛んで・・・。
心は自由である。
心は時を持たない。
心は永遠である。
また、そこに住む私達も永遠である。
5
小さなともしび
真っ暗な世界を歩む僕。
でも、僕の前にはいつも、ともしびがある。
決して消えることはない。
僕は、この暗闇の中を、
そのともしびに導かれて進んで行く。
どこまでも、どこまでも、
この暗闇の消え去る所まで。
6
生きることは難しい、
死ぬこともまた難しい。
生きようと思って死ぬことを考え、
死のうと思って生きることを考える。
人、人、人、
生と死の間をさまよえる者。
7
雪小僧
遠い空からやって来た、
小さな小さな雪小僧。
楽しそうに踊ってる、
風と一緒に踊ってる。
8
ゆりかご
ゆうらりゆれるゆりかごに、
静かに眠るみどり児は、
何を夢見て居るのでしょう、
何を夢見て居るのでしょう。

ゆうらりゆれるゆりかごに、
やさしく微笑む星達は、
何をささやいて居るのでしょう、
何をささやいて居るのでしょう。
9
ひばり
ひばりが昇って行く。
青い空に向かって、
どんどん昇って行く。
ピ−チク、ピ−チク、
ピ−チク、ピ−チク。
さえずれひばり、
昇れひばり。
どこまでも、どこまでも、
青い空に吸い込まれて、
消えてしまうまで。
10
青空
あの青空の向こうには、
何があるのだろう。
緑の世界?
白の世界?
それとも黒の世界?
あの空の向こうには、
何があるのだろう。
11
空の向こうに
僕たちは生きている。
僕たちは大きく高く伸びる。
あのすんなりとした竹のように、
空に向かってどんどん伸びる。
なぜ、そんなに空を見上げるかって?
そりゃ−空の向こうに何かがあるからさ!
それは確かかって?
そりゃ−確かさ!
僕たちが生きて居ると言うことより確かさ!
僕たちは伸びるんだ。
ドッカリとこの土を踏みしめ、
もっともっと伸びるんだ。
空には何かがある。
空の向こうには何かがある。
12
青空
自分は在るのだろうか。
自分と言うものは存在するのだろうか。
あの真っ青な空を見ていると、
自分と言うものが果てしなく
広がって行って、
しまいには、
自分と言うものの姿も、
すっかり消えてしまうような気がする。
13
自分
自分が生まれる前は、
どこにいたのだろう。
自分が死んだら、
どこへ行くのだろう。
僕が知っていることは、
「今、自分が生きて居る」
と言うことだけ。
でも、それで十分なように思う。
現在を生きる。
現在を精一杯に生きる。
14
青空に、
ポッカリ浮かんだ白い雲。
お日さまもニコニコ笑ってる。
幸せそうに笑ってる。

夕空に、
ソッと顔出したお月さま、
お星さまもキラキラ話してる。
楽しそうに話してる。
15
赤い風船
赤い風船が昇って行くよ。
ほらほら、
真っ青な空に向かって、
あんなに軽く楽しそうに。
16
赤んぼ雲
青空に、
ポッカリ雲が浮かんでたよ。
小さな小さな赤んぼ雲。
ソッと息を吹きかけたら、
大きな大きな船になったよ。

青空に、
ポッカリ雲が浮かんでたよ。
小さな小さな赤んぼ雲。
ソッと静かに微笑んだら、
やさしい母さんの顔になったよ。
17
お星さま
凍りつくような空に輝くお星さま、
お星さま−、
寒くないか−。
お星さま−、
この手袋を貸してあげようか−。
この襟巻きも貸してあげようか−。
お星さま、寒いだろうな。
18
鐘の音
どんなに苦しい時でも、
どんなに騒がしい時でも、
いつも静かに、
私の心に聞こえて来るものがある。
それは、
あの空から聞こえて来る鐘の音。
19
みの虫
木の枝に、
ゆうらり揺れるみの虫の、
小さな家も楽しそう。
20
月見草
校庭の片隅で、
月見草の花が咲いてたよ。
誰も誰もいないけど、
はずかしそうに頬を染めて、
お月さまを見て、
微笑んでいたよ。
21
山へ行きたい。
山の上から、
この世界を見つめたい。
山は私のふるさと。
山は私の心。
山へ行きたい。
山道を歩き回りたい。
山の上から大きな声で、
「母さん!」と呼んでみたい。
22
ふるさと
ふるさとの、空に飛びかう鳥は、
ふるさとの、野にささやく風は、
遠い遠い昔の思い出。
今は風が荒れ狂い、
波が私を飲み込んで行く。
でも私よ、
お前は生きている。
さあ、頑張ろう。
あの空に向かって、
大きな声で呼んでみよう。
23
真っ暗闇を歩く僕。
ひとり歩く僕。
絶えず、
得体の知れぬ
うなり声に脅かされ、
あちこちから、
つつかれ傷つけられ、
時には、
泥沼の中に
足を引きずり込まれそうになる僕。
でも、
僕には目指すものがある。
この真っ暗な空にも、
唯ひとつ、
明るく輝く星がある。
遠い遠い昔から、
輝き続けて来た星、
僕は、
あの星を目指して歩く。
力のある限り、
命のある限り。
24
ひばり
君、
あの声が聞こえるか。
夕暮れの教室の窓から、
遠くの空にさえずっている
ひばりの声が。
あんなに元気に楽しく、
あんなに昇ったり降りたり、
僕だって負けやしない。
どんなに悲しくたって、
どんなに寂しくたって、
降りたら、
また昇って行くさ。
どこまでも、どこまでも、
あの大空に吸い込まれて、
消えてしまうまで。
25
君、
どうしてそんなに
寂しそうな顔をしているの。
どうしてそんなに
うつむいてばかりいるの。
ほら、
あの空をごらんよ。
あんなに青く澄み切って・・・
空は広いよ。
空は高いよ。
空はみんなの喜びさ。
空はみんなの幸せさ。
さあ君、
あの空に向かって呼んでみよう。
大きな声で、
お腹の底から大きな声で・・・
26
君、
目をそっと閉じてごらん。
ほら、
君の心が見えるでしょう。
自分の心が
こんなにはっきり
広く大きく見えるなんて。
ジッと静かにして居ると、
心が
どんどん、どんどん
広がって行って、
しまいには、
自分の心も、
なくなってしまうような気がする。
27
昔、私の心は真っ暗。
何も見えず、何も聞こえず、
何も感ずることができない、
静かな世界、無の世界。
今、私は目の窓から色々なものを見ている。
耳と言うものを通して、
さまざまなことを聴いている。
手、足、皮膚を使って、
外の世界を知ることができる。
神様は私にこの一時を与えて下さった。
見ること、聴くこと、感ずることを通して、
苦しみ、悲しみ、そして喜びを・・・。
この機会を逃してはいけない。
この時間を大切にしなければいけない。
二度とない機会なのだから。
目が見える限りしっかり見て、
耳が聞こえる限りよく聴いて、
手足のある限りそれを使い、
神様がくだされたこの時を、
大切に過ごそう。





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