02Memos about Chie-J-1
老うさぎを飼っている方へ To the person who is keeping an old rabbit.

      チーを僕の記憶から消え去らせないために

1 2004.5.27 チーは朝、夕方、食事をしてお腹が一杯になると、「もう、結構」と顔を背ける。

2 2004.5.27 僕が外出して部屋にいない時は、テーブルの上のツィター用譜面台の裏に置いてある小さい竹製のかご(小さい時、中に入って育った)と譜面台を支える板の間に居ることが多い。テーブルの譜面台の後ろにチーのうんちが数個落ちているので分かる。僕が外出から帰って来ると、テーブルの上の塩土の上で「ピーピー」と嬉しそうに迎えてくれた。

3 2004.5.27 相模大野に住んで居た時は、中央洋間から玄関へ行く場所で、郡山の部屋では南和室から台所へ行く所で、天井目指して飛び上がり、着地を繰り返していた。

4 2004.5.27 アンは、以前、僕の肩で遊んでいた時、僕のひげを抜いたことがあったが、チーも今年になって、アンと同じようにひげをつついていた。抜くことはなかったのでそのままにさせていた。

5 2004.5.27 台所へ行こうとすると、「行かないで」と必死で止めにかかる。戻って来ないと思っているようだ。必死で左肩に乗ろうとする。時々、肩に乗っかって離れるのをいやがり、激しく泣き叫ぶ。台所へは、戸が開いていても絶対行こうとしない。

6 2004.5.28 麻の実の食べ方 - 麻の実を見つけると、得意げに「アー」(口に麻の実をくわえているので)と叫びながら、僕の所へやって来て、麻の実を口の中で転がし、皮を取り去り、舌を上手に使い、中身を食べる。ちなみに、麻の実を食べられるようになったのは、チーが僕の所へ来て間もなくである。初めは、麻の実を見つけても、固い皮を破ることができず、あきらめていたが、数日後、食べられるようになり嬉しそうにしていた。

7 2004.5.28 チーがリラックスしている時は、時々、じゅうたんの上のこぼれ落ちた餌を探しながら、小さな声で、人間が鼻歌を歌うように、歌を歌っていた。

8 2004.5.28 アンが豆苗(とうみょう)の茎をちぎると、時々、その葉をちぎって食べていた。チーはサラダ菜が一番好きである。

9 2004.5.28 チーが病気になってから、寝させるためにかごに入れる直前、ベッドの枕の上に乗り、背伸びをして窓の外を見ていたことがある。この姿はめずらしいことで、「何見てるの」と声をかけると、こちらを振り向いていた。

10 2004.5.28 チーはクロにも別れをしていた。チーは体調を悪くし、あまり飛べなくなってから、うさぎのクロに寄り添うようにして、一緒に居たがっていた。私は「チーちゃん、どうしたの。」と言って見ていたが、本当に親しそうに体をすり寄せるようにしていた。クロもいやがることなく、ジッとしていた。実を言えば、クロはチーの数十倍、いや、数百倍の大きさ、体の弱っているチー、クロが「動いたら」と心配だった。でも、今思うと、チーはクロに「最後のあいさつ」をしていたように思える。


11 2004.5.28 これも夕方かごに入れる直前に見せた態度 - アンが入ったケージの前で、僕がアンにりんごをあげ、アンと一緒に「いつもの歌」を歌っていると、チーが珍しく、僕の左腕に乗りアンに何かを訴えていた。アンへの「お別れ」だった。

12 2004.5.28 チーのりんごの食べ方は激しい。つつくようにして少しずつもぎ取り食べる。僕が時々、4等分してあるりんごをさらに手で半分に割り、酸化していない部分を選び、あげると、それをもぎ取るようにして口にくわえ、くちばしで端から、しぼるようにして上手に中の果汁だけを吸い、残りはペッと捨てる。時々、全部食べてしまうこともある。

13 2004.5.28 トマトが大好きで、汁をすするようにして飲む。体調の悪い時、水は全然飲まず、トマトだけから水分を取っていたこともあった。5月、病状が悪くなってから、トマトにはほとんど口をつけなくなり、りんごだけになった。りんごと、時々、水を口にしていた。

14 2004.5.28 僕がチー専用の椅子に座ると、素足の右膝に留まり、右腕を差し出すと、腕に移動し、身繕いを始める。

15 2004.5.28 チーが水浴びの仕方を覚えるまで - チーに水浴びの仕方を覚えさせるまで一苦労だった。僕が「親代わりにならなければ」と思い、水の入った水浴び用のグラタンの大皿に、左人差し指と中指を出し入れし、パチャパチャさせると、チーも興味を示し、皿の外側を行ったり来たり回りながら、口で水をはじくようになった。しばらくして、皿の外側の2カ所に、足台として置いてある塩土に乗り、まず両足を入れ、初めは出たり入ったり、その後、出てしまうこともあったが、慣れると、足で水温を確認した後、大胆にパチャパチャ、皿の下に敷いてある新聞紙を3分の2ほど水浸しにし、皿の水が3分の1残るぐらいまで、気持ちよさそうに体を移動させながら、水浴びをしている。ほぼ毎日水浴びをする。

16 2004.5.28 以前、風邪を引いて一週間ほど声が出ないことがあったが、それでも風呂に入ろうとし、止めさせた。とにかくチーは風呂が好きで、それが、今回の病気の原因にもなっている。かなり、風呂後の対処には気をつけていたのだが、残念、無念さが残る。

17 2004.5.28 チーの風呂後の対処法について - チーはしばらくの間、風呂から出て、他のすずめのように羽をブルブルさせ、羽の身繕いをすることはできなかった。少しブルブルはするものの、そのまま譜面台の譜面を置く部分(譜面台はハンカチで覆ってある)などにうずくまりジッとして、羽が乾くのを待とうとしていたので、「これはまずい」と思い、直ぐに、ティッシュ4〜5枚を重ね、チーの体を包み、水気を取ってやった。それを2回ほど繰り返すと、自分で身繕いを始め、「ああ、良い風呂だった」と気持ちよさそうな顔をしていた。今は自分で体をブルブルさせ、水気を取ることはできるようになったが、その後は、必ず僕の所にやって来て、ベッドの上に用意してあるタオルの中に入るか、横になっている僕の手枕している左腕の内側に入り、10分ほど僕と一緒にウトウトするようになった。

18 2004.5.28 チーは、床でこぼれた餌を探していた時、クロの丸い堅い大きな糞をくわえ、得意げに僕の所へ見せに来たことがあったが、「それ、クロのウンチだよ」と言って、取り上げたら、「ジージー」と大きな声で鳴き叫びながら、僕の指をつついて抗議したことがあった。でも、それ以後、クロの糞を口にすることはなくなった。

19 2004.5.28 チーの好きな色は白と青 - 僕でも、突然、外出着でチーの前に姿を見せると、驚いて逃げてしまう。アンも同じ。そのため、僕が家に居る時は、夏はほとんど白の下着のみ、冬はその上に白の長袖のTシャツ、下は紺の半ズボンを着用する。暖房には、チー達のことを考え、オイルヒーターを常時使用しているため、靴下はほとんど着用しないが、真冬には白の靴下を着用している。タオル類も白系統を使用している。赤色は絶対ダメ。家を模様替えする時は大変。チーは朝起きて、就寝用のかご(小鳥用の運搬用のプラスチック製のかご)から出ると、一瞬の内に、部屋の様子を確認する。少しでも、新しく気になるものがあると、「チーチー」と泣き叫び、僕に抗議し、それを取り去るまでは、その場所には近づかない。新しい場所に慣れさせるには1〜2週間はかかる。郡山へ引っ越した当初は大変だった。壁に何もない状態に慣れてしまったため、写真やオーストリアから持ち帰った飾り物を壁に飾り付けるのに、かなりの日数を要した。初めに写真の入った額縁を1つ、チーがあまり気にならないのを確認しながら、2日毎にひとつの割合で増やしていった。全部取り付けるのに半年かかった。ちなみに、相模大野の部屋に飾っていたドライフラワーは今だに飾れていない。

20 2004.5.28 チーの足の指は右足が2本、左足は4本。右足の細い指2本は、成長期に僕がペットショップの人に「野鳥はミルワームをあげないとダメだよ」と言われたのを真に受けて、チーに好きなだけ与えていた結果、肝臓を悪くし、壊死させてしまった。小鳥は足を悪くしては生きて行けない。「後悔先に立たず」である。チーは1本の指が取れ、もう1本の指がブラブラになり(医者に切り取ってもらう)、痛さのため、飛べても、着地する時に右足を着けることができず、とてもつらそうだった。この状態が数日続いた。幸いに、太い指2本は、医者からもらった肝機能の薬を飲んで、何とか難を逃れることができた。右足の指が2本になっても、チーは何の文句も言わず、以前のように、元気に飛び回っている。この後、チーの足のことを考え、部屋のあちこちにチー用の留まり台として塩土を置くことにした。チーは喜んで塩土の上に留まっている。なお、肝機能の薬はその後も切らさず、郡山へ越してからも、宅急便で届けてもらっていた。

21 2004.5.28 チーは鏡が好きである。ピアノの鍵盤下の板面(鏡のように姿が映る)、テレビ台のガラス面の近くに行って、よく話をしている。すずめを知らないチー、きっと仲間と思って話をしているのだ。

22 2004.5.28 チーは、時々、全身の羽を2つにまとめ、体を低くして、ひなが甘えて体をブルブル震わせる時のような体勢になることがある。ただ、羽はひなのように震わせないで、体を上下に動かして、「ワーワー」と鳴きながら、僕に向かって行動をする。後日、僕をオスと見ての愛の行動と分かった。

23 2004.5.28 チーのことば 1.アイ──↑、アイ──↑  2.アイ↑、アイ↑ 3.アイ↓ 4.アイ──↑ アイ↓、 5.チチ 6.チーチャン 7.チー 8.(激しく)チー 9.チーユ(寂しくて僕を呼んでいる時) 10.ハーイ(僕との会話に使用)

24 2004.5.28 アンに寝る前の食事をさせている時、チーはすでに自分の食事を済ませ、水も飲み(いつもは2回水入れに口を入れて、ストローのように上手に飲む)、まず塩土へ乗り、それから譜面台の上で僕の作業の済むのを待っている。アンを寝かせ、台所から「チーちゃんの番だよ。さあ、寝よう。」と声をかけると、テーブルの譜面台(時には三脚の譜面台)の上で激しく鳴き始める。僕と寝る前の挨拶をする。

25 2004.5.28 チーはイヤな時、気が向かない時は後ろを向いてしまう。はっきりしている。

26 2004.5.28 今年になって、僕が靴下をはいて座っていると、よく足の裏へ行き、靴下をつついて遊んでいた。

27 2004.5.28 肩に留まっている時、よく、僕の髪の毛を引っ張って遊んでいた。

28 2004.5.28 アンを見て覚えたのか、僕の首にかけてある十字架をつつくことがよくあった。

29 2004.5.28 チーは、アンの行動をよく見ていて、アンをまねして、いや、アンを恋敵としてか、僕に近づいて来た。つまり、チーは僕が仕込んだのではなく、チー自身が自分から僕に近づいて来た。

30 2004.5.28 初め、アンが僕にベッタリくっついて離れなかった。チーはそれを近くでジッと眺めていた。ある時、激しく鳴き、僕に向かって飛びかかって来るような行動を見せた。怒って、襲って来ると思ったが、そうではなかった。アンと同じく、僕の肩に乗りたかったのだ。後日、それが分かった。

譜面台の後ろ、かごと板の間に居ることが多い
帰宅すると台所近くのこの塩土の上で迎えてくれる
我が家に来たばかりのチー、ベッドの上で
まだ、ヨタヨタ歩きのチー
素早く歩き回れるようになったチー
麻の実を口にくわえ得意がっているチー
食事中のアンに近寄るチー
チーの威圧にアンは逃げてしまった