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1999年5月20日(木) チーが我が家へやって来る。 昨日朝8時20分頃、コピーをするため、一階の事務室へ入ろうとしたところへ、1年4組の女生徒が4〜5人やって来て、「学校へ来る途中、すずめが落ちていたので、よろしくお願いします。」とのこと。 昨年、学校が空調機の設備が整ったと同時に、学校内の煙突が消えた。当然、すす落としの穴もふさがれてしまった。と言うことは、すずめが巣を作る場所がなくなったので、今年から、巣から落ちるすずめがいないため、「自分の所へひなが運ばれて来て、育てる必要はなくなった」と感じていたのである。でもそれが、また復活したのである。ハンカチに包んであったので、それごと受け取り、のぞいて見た。まだ口の両側が黄色である。羽もまだ十分に生えそろってはいない。でも朝、すぐ生徒たちが見つけて連れて来たためか、衰弱はしていない。まだ、巣から落ちたばかりである。体は小さい。とにかく引き取って、更衣室の自分のロッカーから、運搬用のかご、ティッシュ、餌皿、へらを取り出した。運良くホカロンも入っていた。牛乳は職員室の冷蔵庫にあった。あと残るは主食のパンである。職員室の後ろのテーブルに黒パンはあったが、念のため、誰か白いパンを持っていないか聞いたところ、ひとりいた。時間は8時25分、急いで準備を始める。いつものように餌を作り、へらで食べさせたが、意外と手がかからず、すぐに食べてくれた。右足を痛めているようで、歩くこともできない。昨日は、かわいそうなので、無理をさせてはいけないと思い、すぐかごへ戻した。今朝、外へ出し、様子を見ると、目は開いており、足も使えるようである。しかし、羽はまだ痛めたままのようである。でも昨日よりは回復しているようだ。日数はかかるが、きっと治ると思う。神に祈る。昨日ホカロンが残り一つとなってしまい、スーパーを数軒探してみたが、冬でないためかどこにも売っていない。やむなく、今日夜、東急ハンズへ行ってみると、キャンプ用具売場に別の名前のものが売っていたので、とりあえず2袋購入して帰って来た。帰宅は9時、すずめを起こし、餌を与え、再度寝かせた。明日は6時に起こす予定。今日一日で、雀は僕を親と思い始めていることが分かった。生徒は「スー」と名前を付けたが、「チーチー」と鳴いているので、家では「チー」と呼ぶことにする。 *神奈川県大和市で中学英語教員(音楽も担当)をしていた。 1999年5月22日(土) チーのビデオを撮る。 1999年5月23日(日) チー、体全快する。チーのビデオを撮る。 1999年5月24日(月) チー、餌(粟玉)を少し自分で食べる。チーが我が家の一員になってから、今日で5日、右目、右足、右の翼もすっかり治り、活発に動き回るようになった。昨日は、日中、ベッドの上で、私から離れ少し遠出をしたが、またすぐに戻って来て、ピーピー鳴いていた。チュン(前の学校で、チーと同じように、生徒ではないが、教務に「朝、外の水たまりに落ちていた。助けてやってくれ。」と頼まれ、その後2年間、我が家の一員だったすずめ)の時の後悔(写真を数枚しか撮ってなかった)から、ビデオと日記を付けることにした。 チュンと同じく、私から決して離れようとはしない。チュンが生まれ変わって来てくれた。何か当然のように、お互い振る舞っている。今日夕方、6時頃、寝る前に、卵の粟玉を小さな容器に入れ、「もしかして」と思い、チーの目の前に置いたら、しばらくして、つつき始めた。つつくのは今日からの行為である。「つつくだけかな。」と思ったら、少し食べ始めた。嬉しかった。神に感謝した。あと10日程で修学旅行である。修学旅行には連れて行けない。その前にひとり立ちし、餌と水を自分でとってくれなければ・・・。明日は小田原へ出張の予定だが、電話をし、欠席することにする。とにかくチーの命を守らなければ・・・。 今日、昼食時にいやなことがあった。教頭から「すずめを職員室で飼うのはまずい。すずめの嫌いな職員もいるのだから。」そういえば、この学校の職員は冷たい。すずめの様子を見に来たのは数人、あとは迷惑顔である。みな言葉では「命の大切さ」を言うが、心の中は違う。それが今日の教頭の言葉に表れている。でも、もともと分かっていたことでもあるので、気にせず行こう。昼休み、音楽室(この学校では英語の他に1年の音楽も担当している)へ移動した。結果、誰も「すずめはどうしたの。」の一言もない。皆がいやな感じで見ていたのだろう。 今日はチーのことですばらしいことが多かったが、職員の心の中を見たようで、愕然とし疲れて帰宅したが、これから数日のチーの保温のことが気になり、頑張って歩いて東急ハンズまで出かけ、この前と同じ品を3パック購入し、ついでに餌入れに良いと思い、小さい桐箱を買って相模大野駅まで戻った。今日は夕食を自分で作る予定でカツオのたたき、野菜を少々買ってあったが、あまりにも疲れていたので、定食屋に寄り、さば定食、おひたし、しらすおろし、納豆、豆腐とビールを注文し帰宅した。9時過ぎ、チーを起こし、うんちをさせ(夜は一回は巣の中でやってしまっているが)餌を二口与え、再度寝かせた。明日は6時少し前に起こしてやる予定。 1999年5月29日(土) このところ、左腕に留まり、その後、手の中でよく寝ている。つついて餌の催促までする。左手の小さなほくろをつつき赤くされた。午後、水浴びをする。 1999年5月30日(日) 時々、今までと違ったきれいな声で鳴いている。じゅうたんの上に降りたのは今日は1回だけ。行動の転機かも。洋間のテーブルにも前のように降りる気配あり。鳥かごの中では、止まり木に留まってみずくろいしているだけ。声が大きくなってきている。金網に向かい飛び始める。餌・水には反応なし。お腹が空くと飛び回る状態、自分で探す意識なし。 1999年5月31日(月) 寝る前に右足2本の爪を切ってやる。これで当分一安心。一日中僕にべったり、姿が見えないと、いつまでも呼び続けている。 1999年6月1日(火) 僕が体を上下にジャンプの動作をすると、チーもピピピピー、ピピピピーと強い調子で鳴きながら、腰を低くし、羽を少し後ろにして、一緒に踊り出す。 1999年6月2日(水) 南洋間までしきりに飛んで来るが、降りようとはしない。元々、こちらが本来の場所、そのうち戻ってくる。太陽に近づけないと・・・。 1999年6月3日(木) 今日も一日チーとほとんど一緒。僕が姿を消すと、気違いのように鳴いている。台所へ行くと台所まで飛んで来て、僕の周りを旋回する。だんだん激しくなる。 夕方、4日から6日まで修学旅行のため、南林間駅近くにある「チャンプさん(ペットショップ)ヘ行き、チーをあずかってもらう。 1999年6月7日(月)
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