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四条河原町から橋を渡り、八坂神社方面へ向かう四条通りの左手に、みたらし団子一筋のみよしやがある。 が、その前を何度も通っていても、みよしやの存在に気づいていない人は多いかもしれない。 かく言う私も、みよしやのみたらし団子が絶品だということはだいぶ前に教えられていて、 これまで何度もこの店の前を通っているのだが、それでも噂のみたらし団子を食べられたのは、 この日が初めて。 なぜかというとこのお店、夕方6時頃から少しの間しか開いていないのである。 観光客としては、他のスケジュールの合間を縫って、指定の時間に指定の場所に立ち、団子一筋にかけるというのは、なかなか決断のいることで、しかも6時に行ったからといって、すぐ買い求められるわけではない。 なにしろその時間になると、待ちかねた地元の人が、下の写真のように、ずら〜〜っと行列を作っているのである。かなりのロスタイムを覚悟しなければならない。 ![]() ![]() しかし私は決断した。覚悟した。 早春のある日、散歩コースと宿の位置関係を計算し、6時頃に四条を通って宿に帰るコースを固く意志決定し、 そのとおりに行動したのである。 案の定、すでに隣の店の角で折り返して二重になっている列の最後尾につけて、その日撮ったスナップの整理をするためデジカメをいじりながら、根気強く待つ。 幸い私の後ろに、若い女性4人組が、なになにこの列?みたらし団子だよ!おいしいのかな?とか言いながら並んできたので、これがねぇ、絶品なんですよ、この時間しか開かないんですよ、なんて知ったかぶり解説で暇をつぶしながら、根気強く待つ。 お婆ちゃんから孫娘までの3世代仕事と思われる4人がかりの奮戦にもかかわらず、列はなかなか前に進まない。 理由は二つあって、ひとつは、狭い空間の中での炭火焼き作業なので、そんなに大量スピード生産ができないこと。 もうひとつは、それにもかかわらず大量発注する客が多いこと。 中には小料理屋のお使いではないかと思われる女性が、黒蜜ときな粉20本づつなんて注文もしている。 こうなると、一般家庭用需要客もつい注文に勢いがついてしまうわけで、さらにそうなると、通りすがりの観光客で歩きながら食べるような人も、黒蜜ときな粉を各人1本づつ買わないと損するような、強迫観念に襲われることになるのである。(かく言う私も、3本づつ買い求めてしまったのだが・・・) そう、ここのみたらし団子は、砂糖醤油ではなく、黒蜜を葛でつないだと思われるたれで味付けしている。 それにさらにきな粉をまぶしたのと、2種類になっているが、基本的にはこの黒蜜の味が特徴。 これがなかなか上品で、甘いが、甘ったるくないのである。 もちろん団子そのものの歯触りも適切で、きな粉も香がよいものを使っているようだ。 宿に帰っていそいそと包みを解き、夕食前に1本づついただいた。うんまい! 残りの2本づつは夜食にしたが、多少時間がたっても固くならず、おいしくいただけた。 よしよし、今日の決断は大正解、並んだ甲斐があった、とご満悦の一夜なのであった。 みよしや地図 |