黒田 誠 の研究と授業
新規公開2004年3月12日
Last update, 2014年3月20日
更新履歴
●論文
「2次創作作品Peter Panと仮構的原型」 を追加。

●研究書:
研究 アニメーション The Last Unicorn(牧歌舎)発売中
『アンチ・ファンタシーというファンタシー2 』ピーター・S.ビーグル『最後のユニコーン』論(牧歌舎)発売中
『アンチ・ファンタシーというファンタシー』(近代文芸社)発売中
●注釈テキスト:
『ANNOTATED LAST UNICORN』
(近代文芸社)発売中
『ANNOTATED PETER AND WENDY』(近代文芸社)発売中

このホームページについて

 これは和洋女子大学でアニメ、ゲーム、ファンタシー文学を教えている黒田誠の個人のホームページです。
 在学生の授業のための参考資料提供の場として、卒業生のための現況報告の場として、また一般の 方に対して研究成果を公表する場として、このサイトを活用していきたいと考えています。
 本ホームページにおける記載事項につきましては、一般常識の範囲におけるいかなる利用に対しても、 特別な制約や注文は設けられていませんので、自由に引用等を行って頂いて差し支えありません。

 質問、意見、ご指摘・ご助言等は以下のアドレスまでお願いいたします。
 ●連絡先メールアドレス:kuroda@wayo.ac.jp (@は半角に変えてください)

ニュース

 これまでに行った講演・公開講座の内容を研究者情報システムReaDにアップしてあります。講座内容の紹介に加えてテキストのダウンロードができるようにしました。「講演・口頭発表等」の箇所をご覧下さい。質問や講演等をご希望の方はメールを下さい。

研究者情報システムReaDには、以下のアドレスで掲載されています。
  http://researchmap.jp/antifantasy/?lang=japanese

for English page
  http://researchmap.jp/antifantasy/?lang=english

●サイトリニューアル検討中です。暫定版はこちら


 ブログ日替わり講座

Fantasy as Antifantasy Daily Lecture
▼平成16年10月1日より平成17年11月16日まで
The Last Unicorn (最後のユニコーン)読解メモ

▼平成17年11月17日より平成18年6月30日まで
Peter and Wendy (ピーターとウェンディ)読解メモ

 論文

▼『アンチファンタシーというファンタシー』
chapter1: ファンタシーの変容とアイロニー
chapter2: メタフィクションとフェアリー・ダスト
chapter 3: ネヴァランド―喪われた宗教
chapter 4: メイク・ビリーブの両義性とコンヴェンション
chapter 5: ハートレスな子供達
chapter 6: 汎宗教とパン
chapter 7: ピーターの無知と不思議な知恵
chapter 8: キスと謎々
chapter 9: グッド・フォームと内省―キャプテン・フックの憂鬱
chapter 10: おしゃべりな語り手と擬装―ディコンストラクションの構図

chapter 11: アンチ・ファンタシーのポストモダニズム的戦略─ビーグルの『最後のユニコーン』と“漫画性”

chapter 12: 不毛の王国の貪欲なストイスト『最後のユニコーン』のフック的アンチ・ヒーローと神格化された無知

▼『アンチファンタシーというファンタシー2』
chapter 1: 量子論理とパラドクスと不可能世界アクチュアリズムとアンチファンタシー
chapter 2: ユニバーサル、ユニコーン『最後のユニコーン』の存在論的指標
chapter 3: ファンタシーにおける非在性のレトリック『最後のユニコーン』のあり得ない比喩と想像不能の情景
chapter 4: アンチ・ファンタシーの中の英雄(ヒーロー) 『最後のユニコーン』のアンチ・ロマンス的諧謔性とファンタシー的憧憬
chapter 5: 荒唐無稽とアナクロニズムとペテン的言説『最後のユニコーン』における時間性と関係性の解体と永遠性の希求
chapter 6: 意味消失による意味性賦与の試み『最後のユニコーン』における矛盾撞着と曖昧性
chapter 7: レッド・ブル 無知と盲目の影
chapter 8: 私と世界と仮構/魔法

▼アンチ・ファンタシーというファンタシー3
スー・マシソン「ピーター・S・ビーグルの『最後のユニコーン』における霊的変成と言語の再生」翻訳および評釈

アニメーション映画『最後のユニコーン』と影の主題映像表現における形而上的題材の演出技法

2次創作作品Peter Panと仮構的原型(new)


▼存在・現象・人格と仮構

仮構とフィギュアと自己同一性

視覚芸術における多義性と曖昧性―『闇のバイブル』の原形質反映記述

召喚魔法と個人存在―『Fate/stay night』における存在・現象・人格概念


4『エルゴ・プラクシー』論

科学とSFと哲学的省察『エルゴ・プラクシー』における神と人と“自分”(1)

科学とSFと哲学的省察『エルゴ・プラクシー』における神と人と“自分”(2)

科学とSFと哲学的省察『エルゴ・プラクシー』における神と人と“自分”(3)

sample作品研究サンプル

▼George MacDonaldのファンタシー世界と妖精
"Phantastesの"妖精達
"Carasoynの"妖精達

▼不思議の国のアリスとファンタシーの世界
映画“ラビリンス”とアリス
映画“ドリーム・チャイルド”とアリス

注釈テキスト

▼Peter Beagle:『最後のユニコーン』
The Last Unicorn
(作者のエージェントの許可を得て、近代文芸社より2004年に公刊、発売中のAnnotated Last Unicornの冒頭部分を掲載します。)

▼James Barrie:『ピーター・パン』
・Peter and Wendy


▼George MacDonald:『ファンタステス』
・Phantastes
chapter 1chapter 2chapter 3


スピーチ

・映画評釈〜佐倉セミナー実況中継
1.“マイ・フェア・レイディ”
スノッブ、バルガー、ジェンティリティー
(to be completed)

2.“ウエストサイド・ストーリー”
モダニズム―リアリズム―ヴァルガリズム
音声実況(26MB)

3.“サウンド・オブ・ミュージック”
“ド”は髑髏の“ド”ドレミの歌と天体の音楽と調性と影の思想 1 (to be finished)
“ド”は髑髏の“ド”―ドレミの歌と天体の音楽と調性と影の思想 2
(under preparation)

4.“サマー・ストーリー”
“サマー・ストーリー”を観て“フェアリー・テール”を語る (under preparation)

5.“王様と私”
“昔の王様は偉かった”
タイの神話では、亀の甲羅の上に世界が乗っかっている、と言われていたそうですが、
(朗読実況)

6.ポエトリー・リーディング“Frivolous Cake”
“浮気なケーキ”を読む (朗読実況)


アンチ・カルチャー(サブカルチャー)研究ノート

 ファンタシーは現代において文学作品のみならず、映画やゲームなどにも様々な形で反映されている。ファンタシー文学を生み出すこととなった思想的源流から、ファンタシーの影響下に生み出された様々の周辺的文化現象に至るまで、現代ではあらゆる分野にファンタシーと関連する主題が展開するに至っている。本来ファンタシーの示唆する世界観は、宗教・思想・科学の根本に関わるものであるが、娯楽や遊戯等様々の文化的作物に応用された結果、コンピュータや情報処理システム等の各種の応用技術とも密接に関連して、多様性に富むと同時に特有の共通の枠組みを形成する結果を現出している。
 殊に近年“オタク”という言葉で呼ばれている興味と関心の対象は、思想的・心理的にファンタシーの基幹的特質を浮き彫りにするものであるように思える。ゼミ生の提供してくれたオタク文化研究レポートを公開しよう。

オタク・レポート
アニメイト・レポート
ディズニー・レポート


これまで行ってきた主な授業
(過去のシラバスより)

ユニコーンノート


公開講座

1. 『指輪の王』―“philology”という学問と裏設定の世界
 Tolkienは純粋に自らの喜びのため、大学の同僚達を楽しませるため、そして戦地に赴いて苛酷な環境を耐え忍んでいる息子を慰めるために、膨大な情報量を含むこの物語を紡ぎ出していった。

2. 『ピーターパン』―ネバーランドは子供たちの心の中の世界
 小説『ピーターとウェンディ』は有害図書である。楽しい冒険をするためなら殺人も裏切りも許される。恰好良さが総てに優先する美学の世界なのだ。そしてこの作品の本当の主人公は、実はピーターではない。

3. ピーター・パンはどうして空を飛べるのか―文学的解と情報検索
「妖精の粉を振りかけると空を飛べる。」これは本当の理由ではない。

4. 『ハリー・ポッター』―魔法の呪文の秘密
『ハリー・ポッター』の世界を支えている様々な裏設定。魔法の呪文にも隠された意味がある。

5. 言葉の意味と裏の論理―翻訳ソフトの限界を体験しよう
インターネットに繋いで、コンピュータに英作文をやらせる。初めは意地悪に―英語にならない日本語がある。次はやさしく―コンピュータが仕事をしやすいように工夫してやる。

6.The Last Unicorn―映画化の最新情報
 1982年のアニメーション版は日本では未公開だが、欧米では熱狂的ファンも多い。“アメリカ”の主題歌が今また話題になっている。 2005年公開予定で製作進行中の実写版は、今世界中のホームページで注目を浴びている。

7.ロード・オブ・ザ・リング”と言語の世界
作品世界の架空の言語と英語の読みー登場人物や地名などの正しい読み方は?

8.The Last Unicorn『最後のユニコーン』の世界
ユニコーンとは―伝説に語り伝えられたユニコーン  
A. ローマの博物学者プリニウスの「博物誌」の記述
B. タペストリーに描かれたユニコーン
C. 聖書の記述―申命記とヨブ記に記載のある“reem”と呼ばれる動物

9.自分との共生
ジャンヌ・ダルクの影とナウシカの影
―神や悪魔として現れるものたち

  10 .「ピーター・パン」を読む
ピーター・パンを題材にした映画と原作の意外な相違
原作の主題は哲学的でかなり難解

 続きは、研究者情報システム「ReaD」にアップしてあります。「講演・口頭発表等」の箇所をご覧下さい。


質問に対するお答え

last update, 平成17年3月18日