マレーシアからの便り8


またまた登場、マレーシアライターの石橋さんでげす。今回は、マレーシアのちょっと危ない話しでげす。


マレーシアからの便り(8)

今回は、ちょっと危ない話題です。

【盗難アジア1】

 さて、日本では、大蔵省の役人や日本銀行の幹部が、接待贈賄の容疑で逮捕されたそうですが、どこの国の役人も、また独占的な権力を持つ立場の人間も、大同小異ですね。
 
実は、マレーシアでは、海外からの荷物は、航空便の50 %、船便の10 %程度が検閲を受けますが、このときの検査官が、自分の気に入ったものを抜き取ってしまいます。(服、CD、貴重品等)
 
検閲のために開けられた箱の90 %は、このような盗難の被害に会うそうです。
 
ここまでくると、検閲官が泥棒というよりは、泥棒が検閲をしていると表現したほうが適切で、東南アジアへは貴重品を荷物としては送れないというのが常識となっています。

 また、東南アジアでは一般的なメイドさんも信用してはいけません。常時、貴重品は金庫に保管してメイドさんの手の届かないところに管理すべきだそうです。
 
主人の留守中に、財布の中から、紙幣を気ずかれない程度の額をこまめに抜き取るため、慢性的に盗難の被害にあうそうです。
 
マレーシア人は、真珠を涙の象徴と考えているために、魅力を感じませんが、インド人のメイドは真珠には目がなく、化粧台の上に放置してある真珠には、すぐに手を出すそうです。
 
特に、日本人は几帳面にも帰りの時刻をメイドさんに告げて外出するため、その時刻まではメイドさんは安心して物色できることになります。つまり、時間に几帳面な日本人の美徳は、マレーシアでは、どうぞ、帰宅時刻までは安心して室内を物色してくださいと保証していることになります。
 
メイドさんにしてみれば、安い給料で、金持ちの中国人に雇われ、掃除、洗濯、子供の世話、さらには子供のプール遊びの最中も、面倒を見ているわけで、なんでこんなに、貧富の差が大きいのかと不条理を感じるようになるのも納得できますが。

ところで、マレー語でメイドのことを何て言うか知っていますか

答え:あまさん

検閲時の検察官が荷物をパクってしまう話しは、よく聞くでげすネ〜。空港で預けた荷物も物色するやからもいるそうでげすから、皆さん気を付けましょうでげす。特に、アジアは気を付けなければいけないでげす。
マレー語であまさんがメイドなんでげすか・・・日本のあまさんは海に居るんでげすが、マレーのあまさんは家の中でげす。


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