マレーシアからの便り17


まーくんさん、お元気ですか。石橋です。

いよいよカウンターナンバーが正解に近いて来ました。正解者はいるでしょうか、どきどきしますね。

それでは、マレーシアからの便り、今回は「中国人の好む番号編」をお送りするでげす



マレーシアからの便り(17)

前回のマレーシアからの便りで出したクイズ、

PAR15が、

ペナン島で非常に高価なナンバープレートである理由は何か、ですが
正解は、全部アルファベットにすると、「花の都」 と読めるから、でした。

【中国語の数字の発音】

 ペナンの中国人には、福建語を話す人が多いそうです。中国語には、北京、広東、福建語等、いろいろあり、同じ漢字でも読み方が異なる場合がありますが、基本的に数字の語呂合わせは、ほぼ同一だそうです。特に福建語の数字の読み方は、日本語と良く似ている発音が多いことに驚きます。3、4、5、6、7は、日本語とよく似た発音です。

 さて日本でも、番号の9を く=苦 として語呂を気にしますが、中国人は、日本人の想像を絶するくらい、異常に数字の語呂にこだわりを持っています。このため、マレーシアで非常に高い人気の縁起の良いナンバープレートは、数十万円で売買されているそうです。これは、物価水準からすると、日本で自動車の車両本体価格に相当する額をナンバープレートに支払うことに相当します。

【中国人の好きな番号】

中国語の縁起の良い数字のローマ字発音の福建語(一部は広東語)とその語呂の意味は、

1= chi、yat:1番はやはりどこでも人気
2= jee、yee: 易=容易、簡単
3= san: 生
6= Lak:路=続く(広東語の場合はLook: 禄= 富)
8= pet、bart: 發= 発達、金持ちになる
9= kau:久= 永遠
10= chap: 拾= 得る
12= sab-yee:必ず安易になる
18= sab-bart: 必ず金持ちになる
33=不盡:尽きない、いいことが続く
66=無窮:困窮しない
168= 一禄發: どんどんお金持ちになる
1668:段々金持ちになる
2828:もっともっと金持ちになる
3938:生き生き+金持ち、これは最高

その他、3と8にからんだ語呂合わせ。

 このことを意識して、街の自動車を観察すると、確かに高級外車であるベンツ、BMW、ボルボ、日本車等のナンバープレートには、やたらと、3、6、8、9の数字が並んでいます。この傾向は高級車になるほど強くなっており、とにかく金持ちになりたいとの中国人のすさまじい執念を感じさせます。

 先日はタクシーのナンバープレートHP888を発見。これは、かなり高価ですが、経営者の縁起かつぎ(商売繁盛)と利用者へのサービスでしょう。ちなみにHPは、法人タクシーの専用アルファベットです。

【嫌われている番号】

逆に、忌み嫌われている番号は、

4 = sei、see:死 そのものずばり、し、と発音
14=必ず死ぬ、日本の4219と同様に、これはマレーシアの欠番だそうです。
16=倒産
53=不生つまり、死
5354=半生半死
9413=九死一生

その他、4にまつわる語呂あわせが敬遠されているそうです。

クイズ

カウンターナンバー14700から15000の間にある、

マレーシアからの便りに関係するナンバーを当ててください。

それでは、まーくんの診察室カウンターナンバークイズの答えのヒントをご紹介します。

日本語で数字の発音は、

1=ichi あるいは i、 2= ni、3= san、4= shi、5= go、6= roku、7= shichi、8= hachiやhaやbaなど、9= kuやkyuu、0= ooやmaru




 そうすると、230というのは中国語のゴロ合わせで容易に生きる、280は容易に発達するで、2300は容易に生き残るでげすね。Duoシリーズの息が長いのはこのゴロ合わせでみると面白いでげす。
 今回のヒントはスゴク分かり易いモノでげす。さっ、みんなでゴロ合わせを楽しむでげす。


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