「結  露」


 結露は露が付くものが暖められることではなく、湿気を含んだ空気が冷たいものに触れる事によって発生します。空気中には常に水分がある程度気体として存在します。

 ただ、気体として存在できる水分の量には限界が有って温度が高い程、より多くの水分が存在できます。(ちなみに湿度というのはその温度で存在できる水分の限界(飽和水蒸気圧)から見て、何パーセントが空気中に存在しているかを示しています)

そこで結露の原理ですが....

 湿気の多い暖かい所にいきなり冷たいものを置くとその冷たいものの回りの空気が冷えて、気体として存在できる水分の量がその回りだけ少なくなります。

 そのとき気体になりきれなかった水分が液体の水、すなわち結露として現れるのです。

 例を挙げると、冬場、寒い外からいきなり暖房の効いた部屋に入るとメガネが曇りますね。逆に夏場、ガンガンに冷房の効いた電車から外に出ると同じようにメガネが曇ります。

 夏にガンガンに冷えた缶ジュースを自動販売機で買って、しばらくすると缶が汗をかくとか、冬に息をはくと白くなるのも同じ原理です。

パソコンでも同じように温度の低い所から温度の高い所へ移った瞬間に結露が発生するはずです。
 昔、MacPowerで耐久実験(?)をして、PB180を凍らせた人がいらしたと思います。たしかその時はHDが「ガリガリ」と音をたてて昇天した、と書いてあったと思います。ま、これは結露を通り超えて、「凍った」のが原因だと思いますが(^^;;

 曇ったメガネもしばらくして、温度が馴染んでくると元に戻るのといっしょで、しばらく放っておけば水分が消えるはずですので、それまでは我慢した方がいいですね。電気が流れるのは基板とかその辺ですから、感電はしないかも知れませんが、マシンが昇天する可能性はありますね。あと、バッテリー回りとか、そのまま動かすとショートして、火を吹くなんてのも可能性としてはあるかもですね(^^;;



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