PowerBook Duo2300cのロジックボード上のバスクロックオシレータの場所は、右の画像の赤丸のついた所です。
画像の上が後ろでPDSスロットのある方、下が前です。
XPC603EFE100MFのMPUの右横にある33.3333MHzのオシレータがそれです。つまり、Duo2300cのバスクロックは33MHzでPLL設定は3倍で出力しているということです。(33.3333×3≒100MHz)
バスクロックを40MHzにすると、120MHzで起動してくれるはずです。実際に40MHzのオシレータをDuo2300cのロジックに取り付けた結果、ちゃんと40MHz×3の120MHzで起動しました。Norton
のSystem Infoでベンチを取ったら、Duo2300c/100MHzの1.2倍で計算通り(40/33.3333≒1.20)でした。そして体感速度も「あっ、速くなった」てな具合で結構イイかもしれないです。
オシレータは表面実装型のモノで、Duo280cについているオシレータよりも小さく、今回使用したオシレータはDuo280cについているオシレータと同じモノを使いました。小型のモノが手に入ればオンボードに出来るんですが、今は片側を直にランドに付けもう片方にはラッピングワイヤーで配線しています。簡易実装?
Norton System Infoの結果を下に示します。
今度、表面実装型のオシレータを手に入れて、42MHzで検証してみます。また、PLL設定もいじってみると良いかもしれませんね。でも、ロジックボード上の抵抗って小さいから大変ですね。