5.5用
7.0用
8.0用
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Illustrator plugin「トンボDR5.2」バージョンアップ
井上裕治氏作成。qwi03502@niftyserve.or.jp または inouey@uchida.co.jp
ダイアログボックスが日本語化され使いやすくなりました。センタートンボのオフセットが追加されました。取り寸の関係でセンタートンボをずらして欲しいという要望があり、トンボをDR5.2にバージョンアップしたそうです。使用方法はダウンロードした時に含まれてる「read.me(お読みください)」をよく読んでから、使用してください。
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●トンボ DR の説明
以下の文面は、井上さんに依頼してイラストレータ8.0から採用されたレジストレーションカラーについて調べてもらったものです。素晴らしいPostScript3の機能が紹介されていますので掲載しました。
レジストレーションは、カスタムカラーの一種で定義されています。
7.0までのイラストレーターのファイルフォーマットには定義されていませんので、レジストレーションカラーで指定した8.0のファイルを7.0フォーマットでセーブすると、唯のカスタムカラーになります。
8.0用のプラグインのAPIに8.0のカラー設定を7.0に変換するものがありますので、8.0用のプラグインでは自由な設定ができます。
最近、発表されたInDesignは全体がモジュラー構造になっている用なので最近のIllustratorやPhotoshopのプラグインはそのまま使えるのではないかと推測しております。(事実、Illustrator7.0以降では、ダイアログがプラグインになっており、Illustrator自身も起動時にプラグインとしてダイアログ機能を組み込んでいます)
プリンタ側で4色で出るのは、搭載されているPostScriptインタプリター側の機能だと思われます。レベル2でも出力が可能であるならば、Adobe社がレベル2に改定したときに、レジストレーションの設定を考慮していたと考えられます。
Illsutrator8.0がカラー分解用にファイルを細工していました。簡単にいいますと、Illsutrator8.0がAppleスクリプトみたいなマクロを組んでPostScript搭載プリンタに出力させていた、という感じです。
詳しく説明しますと......
PostScriptはページ記述言語といわれているとおり、CやJAVAのようなプログラミング言語のひとつです。ただ文字や図形を表現する目的に特化されいます。
ですからPostScriptが搭載されているプリンタならば、PostScriptが実行できる範囲で様々なこと(機能拡張)が可能になります。
そのPostScriptの機能の中で、セッターなどカラー分解出力に対応した機器にたいして、特色に対応するためのものがあります。
これは、使用する特色に対応する版の出力をコントロールできるというものです(どの版にどのように出力するか)。
レジストレーションカラーではこの機能を利用して、CMYKにカラー分解する際、それぞれの版に出力するように設定されていました。表示はブラックの0-100%で設定できますが、出力自体はブラック100%で出るのではないでしょうか。
いろいろ調べて、さすがPostScriptという感じがします。今度のPostScript3ではURLをプリンタに指示するとそのページを自動的にダウンロードしてプリントアウトできたり、PDF、HTMLなどを直接プリントできたり、4096階調のグレースケールに対応しているそうです。アプリケーション側がこのような機能をどう盛り込むかが楽しみですね。