Illustratorユーザーだけが使用できる便利なフォント機能。Illustrator8の場合は欧文ならType1フォントしか機能しませんでしたが、Illustrator9ではいろいろな形式のフォントが認識されるようです。Illustrator9のアプリケーションフォルダ/必須ファイル/フォントというフォルダがあります。このフォルダの中にフォントをドロップするだけで、Illustratorのフォントメニューにドロップしたフォントが追加されて使用できるようになります。デザインしている途中でちょっと変わったフォントを使いたい時など、Illustratorが起動中でも即座にフォントメニューにフォント名が現れるので、ATM Deluxe等で読み込むよりも早くて便利です。欧文ならType1・Truetypeフォント、日本語ならCID・Truetypeフォントが認識され、認識されたフォントはPDF・Illustratorファイルに埋め込むことができました。

必須ファイルフォルダ/フォントフォルダ

フォントフォルダの中身

フォントフォルダにフォントをドロップ
InDesignにも同様の機能が搭載されていて、アプリケーションフォルダ/Fontsフォルダにフォントをドロップすれば、Adobe Illustrator9.0のように即座にフォント名がフォントメニューに表示され機能します。

アプリケーションフォルダ/Fontsフォルダ

InDesignのFontsフォルダ

欧文Type1フォント、日本語Truetypeフォントで指定

日本語Truetypeフォントを外してInDesignに戻ると警告表示が出る

Faind Fnot…をクリックするとこのようなダイアログボックスが出る

ここでフォントを置き換えることもできる

警告ダイアログボックスで「OK」をクリック

InDesignに戻ると、外したフォントの部分は薄い赤で表示される

Infoでフォント情報を見ることもできる