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イラストレータ8J 2種類のトンボ作成


トンボにレジストレーションカラーがサポートされ、分版出力においてトンボのトラブルは大幅に回避されるでしょう。そこで「トンボとトリムマークの違いについて」です。
最初にファイルメニュー/環境設定/一般/オプション/トンボ(裁ちしろ付)にチェックが入っているか確認してください。チェックされてない場合、どちらのトンボも1本トンボで作成されてしまいます。これはセンタートンボが作成されないので印刷物の場合は使用しないようにして、トンボ(裁ちしろ付)を使用する方が良いでしょう。

●オブジェクトメニューの「トンボ/作成」について

作成するオブジェクトが塗りでも線でもオブジェクトの大きさで作成される。

トンボを指定するとレイヤーに関係なく作成され、太さは0.3ポイントのようだ。作成に使用したオブジェクトは残らないので、オブジェクトがトンボに変化したものなので、トンボを解除すれば、元のオブジェクトに復帰してトンボは消えてしまう。作成する対象のオブジェクトがない場合には、アートボードの大きさを対象にトンボが作成される。これは、一つの書類に対して1つしか作成されず、一つのオブジェクトのみに対してしか作用しない。選択も編集もできない。このトンボはPhotoshopで開いた場合にその大きさとして認識され、トンボは表示されない。

●オブジェクトメニューの「トンボ/作成」の不思議

ファイルメニュー/書類設定で用紙サイズB5横に設定し、オブジェクトメニューの「トンボ/作成」を選択する。当然、B5のアートボードを対象にして182×257mmのトンボが作成される。
今度はファイルメニュー/書類設定で用紙サイズB5横をA4横に変更する。トンボの大きさは変化しないでB5横のまま、アートボードの内側に存在する。
今度は、その状態のままオブジェクトメニューの「トンボ/作成」を解除を選択する。
結果は・・・・・・ご自身で試してください。

●フィルタメニューの「クリエイト/トリムマーク」について

作成するオブジェクトが塗りでも線でもオブジェクトの属性を含めた大きさで作成される。

 線の場合             塗りの場合

オブジェクトが塗りの場合には問題はないのだが、オブジェクトが線の場合に、線幅の設定がされているのを忘れてトンボフィルターをかけてしまうと線の太さも加えられたサイズのトンボが作成される。悲惨な結果を招くことになってしまうので注意が必要。

●レイヤーとの関係
何処の階層のオブジェクトに対しても最上位レイヤーに作成される。太さは0.3ポイントでレジストレーションカラーで作成され、いくつでも作成でき、編集も可能だ。このトンボは複数のオブジェクトにも適応され、選択されたオブジェクトの外側に作成される。



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