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Macリンク(1998)

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女神との出逢い No.40

私にとって、女神(Illustrator)との出逢い=Mac=コンピュータの出逢いでもあった。それは今から8年前(1990年)のことだった。カラーカンプをポスターカラー(絵の具)、クロマティック(カラーのインスタントレタリング)、エアーブラシ、面相筆等で制作中、カラーコピーを使用することになった。その時、コピーサービスで訪れた先(01ショップ)で世にも恐ろしいものを見てしまった。それが、パーソナルコンピュータのApple Macintoshである。友人から噂には聞いていたが、これほどショックを受けた事はない。恐々と近づいて見ると、そこでは画面の中にグラフが映し出されていて、色も着いていた。私は店員さんに「このグラフの色は変えられるのですか」聞いてみた。すると店員さんが数秒間でグラフの色を変えて見せてくれた。私には、その後の店員さんの行為の方がショックだった。それは、グラフの形状が瞬時にして棒グラフから折れ線グラフへ、折れ線グラフから円グラフへと変化した。当時、毎日のようにグラフの描き起こしの仕事があった。多いときには1日40点、それを方眼紙でラフを描いてから厚トレを乗せて、ロットリング、カラス口、スプリングコンパスでスミ入れした。その後、スクリーントーンを被せてカッターナイフで切り抜き、バラ打ち写植を貼っていたのであった。その作業をMacというパソコンは数字入力だけで作成する。しかも、プリントアウトまでしてしまう。そこには私の知らない世界が存在していたのであった。
2〜3日後に夏期休暇が始まる日、再びショップに出向き、夏休み中パソコンでグラフを描く練習をしたくてMacを購入することに決めた。店員さんがすすめたMacintosh ClassicとソフトウェアがIllustrator1.9.5で、はじめての女神との出逢いだった。その時は代々木の店には、Illustrator1.9.5は置いてなくて、新宿店から取り寄せてもらった。翌日、自宅にMacintosh ClassicとIllustrator1.9.5が届いた。早速、箱を開いてグラフ描きの準備に取りかかるが、システムがインストールされていない。店員さんが言うには「マニュアルを読めば簡単ですよ」とのことなので、マニュアルを読みながらインストールに挑戦。残念ながら、私が思ってる以上にコンピュータと言うものは難しかった。直ぐに、ショップに送り返してインストールしてもらい、再び送り返してもらった。今度はIllustratorをインストールするだけなので大丈夫だと思い、早速Illustratorのインストールに挑戦。インストールは成功したが、やっぱり、グラフは描けない。パソコンというものは、そんなに甘い品物ではなかった。完全にお手上げ状態!。それでもMacを捨てる気にはなれないので、Illustratorの本を買い込み、読みながらMacをいじった。
Illustratorの良さがわかったのは2年後くらいからです。今までは、自在定規、雲形定規、楕円定規などを用いてロゴタイプや版下を作成していた。任意の楕円の作成は良いが、変形の楕円だとどうしてもケイとケイのつなぎの部分がぎこちない。その点、Illustratorのベジェ曲線ならポイント操作とハンドル操作で自由自在に描けてしまう。それからIllustratorにのめり込んでしまった。Macintosh Classicで印画紙出力もしたし、カラー出力もした。
Illustratorも5.0にとバージョンアップし、プレビュー状態で動かせるようになって一段と操作性が向上した。いつの間にかMacintoshもPower PCに以降し、CPUも80hzへとスピードアップ。Illustratorも5.5でほぼ完成された。
Illustratorが6.0、7.0へと進化したが、私は現在もIllustrator5.5を使用している。Illustratorが6.0、7.0もインストールしてあるが、使用していない。何故ならば、カラーパレットの色の配置などは印刷関係の仕事に携わる者にとって、「Y・M・C・K」がIllustrator5.5のように並んでいるほうが自然だからである。
Illustratorには、これ以上の機能は必要だろうか? 必要だとしたら、ウェブ上でもベジェ曲線がそのまま扱えるという点でけだと思う。pixelデータでなくPostSprictのデータの方が軽いのだからIllustratorが最適ではないだろうか。



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