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Macリンク(1998)

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女神との出逢い No.23



デザイナー(Ma-Bearさん)
まい*工房


 初めてパソコンを触ったのは、今から約14〜15年程前。3.5インチのFDがこれから普及するだろう…と言われていたような時代です。
 当時、某芸術大学生だった私は主に造形を専攻していました。そこの情報処理の授業で使用していたハ−ドは確かキュッパチゼミ。その授業の一環でCGを 学ぶクラスがあり、使用したソフトは今では考えられないような面倒臭いものであった事を覚えています。(ソフトはウロ覚えですが、たぶん「花子」だっ た...)
 まず、スキャナで取り込んだ下絵に彩色して一つの絵(写真)を仕上げる。と描けば、今とあまり変わらないように聞こえますが、一つ一つのビットをブラ シツールで選んで塗り潰してゆく。まるで刺青師のような作業(笑)。結局、私の頭には「こんな作業、わざわざコンピュ−タ−でやるなんて面倒くさい!絵 を描くなら、手で書いた方が早くて味がある。」という、『絶対アナログ派』的考えが根付く事に。
 大学卒業後、就職した会社で再びパソコン(Mac)を触る機会が訪れました。(当時その会社では、Macを事務・集計等に使っていたのです!)店頭 ディスプレイの製作を担当することになり、会社に出入りしていたToo.の担当者に案内状をもらって展示会に足を運んだ時の事です。そこで見た Illustratorの凄さに目が点になりました。
「何?選択した範囲を塗るツ−ルで一発で塗れる?! 書体もイロイロ使える〜!! うひゃぁ〜、高いなぁ!(値段)」
 わずか数年の間にこんなに便利なツールが出現するなんて、正直、たまげました。それまで従来のインレタを張り合わせる作業や、書体集から文字を切り貼 りしたり、レタリングしてレイアウトするなどの手作業を延々とやっていたわけですから、、流石に仕事のペースが追い付かない。残業が増える毎日。 「MacとIllustratorをアートワークに使えたら、どんなに良いだろう・・・」
 事務用に使われていたMacはLC475。勿論、アートワークをこなすには力不足。この時はこういった事も全く分からなかった。仕事用のMacを導入 して欲しい! ただそれだけでした。
 それから…必死になって勉強しました。同僚達と独学で、システムをはじめアプリケーション、ATMにフォントの事などなど、、最初は何から勉強したら 良いのかも分かりませんでしたが、とにかく手当りしだい様々な本を読み漁りました。その甲斐あって、職場でIllustratorを導入してもらえる事 になった時は本当に嬉しかった。確かバ−ジョンは3.2J。「絶対アナログ!」から「やっぱりデジタル!」へと私の心を変えていったのは、間違いなく MacとIllustrator。
 自分のMac(Power PC 7500/100)を購入したのが1996年。Illustratorを購入したのは確か5.5Jからで、今は8.0Jを使用中です。これまでバ−ジョ ンアップを幾度も重ね、確実に使い易くなっていて重宝しています。でも、途中でショ−トカットが変わったのはちょっと戸惑いましたね。
 バ−ジョンアップ、もう止めようかなぁ…と、財布の中身と相談しては何度も悩み(毎回悩んでるケド・笑)、それでもやっぱり新しくなった「女神」を 使ってみたくて、結局アップグレードしています。
 一昨年に会社を円満退社し、現在はフリ−ランスとして自宅で細々と仕事をしています。幸か不幸か、実家は昔から大阪と神戸で印刷業を営んでおり、あの 阪神淡路大震災で活字が壊滅。震災後は活版印刷の再開を断念せざるをえませんでした。家庭用にPerforma630を購入したのをキッカケに、1歩遅 れてDTP化に踏み出し、実家の仕事場も変化してゆきました。今ではココでもIllustratorが大活躍しています。
 Illustratorだけで大半の作業が出来てしまうというのも魅力ですね。これで更にペ−ジものができれば、目から鱗なのですが…それは今後の 「In Design」に期待できそうなので、とりあえず今の女神をスミからスミまで堪能しなくては。
 女神の魅力に取り憑かれた者の弱み?! これからもきっとIllustratorを使い続けてゆくんだろうな。



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