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Macリンク(1998)

dtp



女神との出逢い No.18



Petit DTPmine-Dさん)

■DOS時代
最初にグラフィックソフトと呼ばれるものに出会ったのはけっこう昔で、1991〜1992年頃、DOS上で「花子」を動かして、職場の建物の見取り図なんかを作ってドットインパクトプリンタで出力したりしていました。今から思うと線も文字もギザギザだし、フォントサイズは固定だし、数値指定なんかも相当いいかげんだったと思うのですが、当時はグラフィックソフトに触れた事自体が初めてだったので、けっこう面白かった記憶があります。でも、やはり「しょせんパソコンでできるのはこんな程度」という一種の諦めがありました。その当時からIllustratorは存在したのですが、DTPや、各種アプリケーションについてはまったく知らずにすごしていました。

■Mac、DTPとの出会い
 やがて1993年頃に初めてMacintoshに出会いました。なにしろDOSからいきなりMacに行ったので、その衝撃は相当なもので、Photoshopで画像の一部をコピー&ペーストするデモを見たときには度肝を抜かれるくらい驚いたのを覚えています。グラフィックに関しては、MacDrawなんかのいわゆる「お絵かきソフト」は楽しいけど、まあこんなものかな、といった程度。ほんとに「Macはすごい!」と思ったのは後に印刷の世界に入ってPageMakerに触れたときでした。お遊びや趣味のような世界ではなく、「その道のプロが仕事に使うアプリ」の世界を初めて垣間見たのでした。数値を細かく指定できることや、「テキストの回り込み」など、驚きの連続でした。アプリの値段にも驚きましたが…。

■そして女神
 しばらくは単ページものもなんでもPageMakerで作っていたのですが、噂に聞くIllustratorというソフトをどうしても使ってみたかったし、仕事にも有効活用できると思ったので、職場で買ってもらいました。当時バージョンは5.0J。5.5が出る直前で、無償バージョンアップシールがついていました。
 第一印象はとにかく「使いにくい」。PageMakerに慣れすぎていたので、まずルーラーのYの座標が上下逆なのに面食らったし、「アートボード」と「用紙設定」の違いが最初どうしても理解できず、相当苦労しました。それでもチュートリアルを見ながらシコシコとベジェの練習をしたりして、すこしずつアプリに慣れていこうとしてました。時間はかかるけど、ベジェを多用したイラストなんかも描けるようになってきました。ただ、この時点ではあくまでイラストの作成のみで、レイアウトはすべてPageMakerでやっていました。
 そうこうする内にバージョンが7.0Jに上がり、インターフェイスが他のアドビ製品と統一され、今までのとっつきにくい印象は少し薄れた感じでした。「変形」パレットでオブジェクトの座標を指定できるようになり、個人的にはかなり使いやすくなったと思いました。7.0を使いだしてから、単ページものは徐々にIllustratorでやるようになってきました。病院の印刷室にいるので、DTPで作っているものといえばカルテの所見用紙や、検査用紙なんていう単ページものがほとんどで、やはりIllustratorで作る方が向いてるんじゃないかと。PageMakerでは種類がない破線を自由にコントロールできる、というのも魅力でした(破線はとにかくよく使うのです)。そして、単ページものはすべてIllustratorで作るようになりました。イラストだけでなく、文字組がしっかりできるのも魅力でした。
 バージョンは8.0Jに上がり、グラデーションメッシュなど派手な機能が追加されましたが、個人的には直線の一方をダイレクト選択ツールで引っぱっていくと、別の直線にスナップしてくれる、などの細かい機能の改良の方がありがたかったです(罫線を引く機会が多いので)。
 作っているものが地味なモノクロ印刷用のデータばかりなので、おそらく多彩な機能のほんの一部しか使いこなせてないと思うし、もったいない使い方をしてるのかもしれないのですが、それでも、もうIllustratorなしではやっていけないほど、すっかりこのアプリのお世話になっています。プチなDTPユーザーですが、プチはプチなりの道を極めつつ、これからもずっと使い続けていきたいと思っています。



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