トップページ

はじめに

Illustratorの基本
Illustratorとの出逢い
Illustrator8日本語版
Illustrator9日本語版
Illustrator10日本語版
PostScript3
InDesign1.0英語版
Illustratorプラグイン
Photoshop
ニュース
 
2005年
 2004年
 2003年
 2002年
 2001年
 2000年
 1999年
 1998年

落書き

リンク
Macリンク(1998)

dtp



女神との出逢い No.05


 はじめて操作したのは4年前。バージョンは5.0だったと思います。
 技術屋だった私が取扱説明書を作ることになったのがきっかけでした。取扱説明書と言えば説明図が必要で、説明図を描くために利用しはじめました。
 第一印象?、う〜ん、やっかいなお絵かきソフト。だって四角や円は描けるけど、マウスを使って自由な線が描きづらい。イラストなんてほとんど描いたことのない私にとってベジェ線は苦痛でした。パスで囲んでないと塗りつぶしみたいな事はできないし、コーナーポイントを操作しても思うような曲線が書けないしでもう大変。ペイント系ソフトにしようかと何度思ったことか。
 ちなみに機械製造メーカーなのですが、なぜかMacが多かった。一説には社長が突然Macを買ってきて使えと言ったとか言わないとか......。私は会社にあったことと憧れをもって(旧世代にはパソコン界のポルシェですもんね)Macユーザーでしたが、遊びに使うことしかなかった。
 会社でイラストを描けるのはMacとIllustratorしかなかったのが本音。使いづらさはありましたが他に手段も思いつかなかったし、切った貼ったを繰り返してそれらしく描いていったのですが、何かぎこちない。そんなある日、会社の先輩がこんな機能もあるぞと教えてくれたのが「切り抜き」や「合成」等のパスファインダ機能。それまで曖昧に作っていた複雑な図形が飛躍的に正確さを増すことになったのです。
 寸法入力ができるIllustratorは機械図と相性がよいのでしょう、それ以来Illustratorの持つ様々な機能を使って説明図を描くようになりました。もちろん原寸から計算して作画するので寸法はばっちり。一度描いたオブジェクトを他のイラストで二次利用しやすいのも優れた点です。
 使いはじめて2週間ぐらいたった頃でしょうか、説明図にただの平面図では説明しにくい内容が増えてきたところ、付録のテクニック集「上級編」を見つけて、立体図を描くヒントを得ました。それからはまさに水を得た魚のように立体図を描きまくりました。ひとつの立体図を描くにも入り組んだ図をパズルのように組み立てていくのは楽しくて仕方ありません。最初は試行錯誤でしたがトライ&エラーを繰り返すうちに1年がかりで立体図作成のノウハウを完成させました。今ではほとんどの機械図をIllustratorとDimensionsの組み合わせで描いております。もちろん手書きよりも正確にしかも早く描けるようになりました。こんな事はペイント系のソフトではできませんね。
 最近ではバージョンアップもすすみ、アクションパレットやスマートガイドなど立体図作成に便利な機能が加わりとても重宝しております。ただ問題点も少し。バージョンが上がるたびにショートカットが変更されるのは困ったもの。直後は勝手に指が動いてしまうのでロスが多くなったり混乱します。便利なショートカットが無くなることもあるし.........。(結構、メーカーにクレームを入れたりしている ^_^;)
 希望もあります。できればショートカットのカスタマイズと透過機能が欲しい。私はモノクロ線画中心なのですが、表現で透けた様な図を描きたいときは、レイヤーで作りなおすなどして結構大変。Photoshopと併用することもありますが、できればIllustratorだけでやりたいですね。あとね、オブジェクトに情報を埋め込んでデータベース処理できれば嬉しいですね。だって機械組図はオブジェクトの集合体。数百のパーツがありますからデータベースと連携できれば検索も楽だし便利なんですけど。誰か作ってくれないかなぁ。
 そんなわけでMacにどっぷり浸かってしまったきっかけのソフト。2年間くらいは一日10時間以上触っていることもざらでしたね。最初はとまどいも多かったですが、その懐の深さに魅了されてしまいました。高額なソフトですが、それ以上の価値はありますよね。



Google