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Macリンク(1998)

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女神との出逢い No.04


 私が初めて使用したIllustratorのバージョンは5.0です。第一印象なのですが、悪かったですね。
 当時の私は電算写植あがりでしたので、座標を意識したデータ作りが当たり前になっていました。ですから直線1本数値設定が不可能である仕様、ルーラーという概念が存在してはいるのですが、電算写植と比べてしまうと、全く使用できない仕様であると感じました。
 そして、どこまでが印刷できるの?印刷する範囲を設定して印刷する?何故トンボは2種類の設定方法が存在するのか?フィルム出力する場合、セパレータを使用しなければならないのは何故なのか?Illustratorを使用するトレスは何故こんなに粗いビットマップ上をトレスする仕様なのか?等、初めて使用する人間をどこまで悩ませるソフトウエアなのか???。
 …と、ここまでは、あくまで第一印象です。不思議なのですが、私の場合、第一印象が悪ければ悪いほど、後々長く付き合える仲になるんです。これは人間関係のことなのですが、Illustratorにも同じことが言えました。
 しばらく使い込んでいきますと、直線1本を正確な数値で引く方法なのですが、ペンツールで2回クリックし、矢印で引きたい方向へポイントを移動すればいいという方法を見つけました。…四角を数値設定で描き、不必要である辺を削除する方法などもありますよね。使えば使うほど“味”が出てくるソフトなんだなぁ…などと思い始めるのです。
 そして、トレスの場合は発行と引用を使用する方法などもありますよね、このようなTips的な方法というのは、Illustratorにある程度慣れてから発見するものです。Illustratorにある程度慣れてから発見する方法は、Illustratorの仕様に対する不満という思考に走らないのです。『Tipsを発見した=Illustratorがまた一つ心を開いてくれた』などと考えるようになってしまうから不思議です。
 最新のIllustratorは、オブジェクトの座標の位置の変更なども行え、電算写植的感覚の残る私にとっては、有難い限りなのですが、職業がIllustratorである方々は、はたして必要な機能であるのか?とも思います。もしも現在のIllustratorが扱いづらく感じるデザイナーの方がおられるのでしたら、5.0を使用してみてはいかがでしょうか。いや、Adobeの使用承諾書を見るとダメなんですよね。では…Illustrator-LEを販売してみてはいかがでしょうか。5.0の仕様で。



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