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イラストレータ Photoshopのクリッピングパス


Photoshopの切り抜き画像には、主にペンツールが利用される。例えば、背景がイエロー100%の地色のうえに品物を切り抜きでいれるとしよう。四角形や円形で境界がシャープな画像ならば、ペンツールを使用してクリッピングパスを作成し、EPS画像に変換してillustratorやDTPソフトウェアに配置しても問題ないだろう。しかし、人物の場合はどうだろうか?特に髪の毛が問題になると思う。単純に周りをマジックワンドで選択して、選択範囲に反転、パスの作成、この手順だとどうしても人物の頭はカツラの様で不自然極まりない。その逆だと写真の背景が残ってしまい、これも不自然だ。ペンツールを使用しても髪の毛の1本1本をパスで切り抜いて行くのも、ものすごく根気がいるだろうし困難だ。そう言う時どうしたら良いだろうか?

それにはPhotoshop上で写真の背景をイエロー100%で塗りつぶすしかないのである。塗りつぶすにはキチッとした選択範囲が必要になってくる。選択範囲の作成方法にはアルファチャンネルと演算コマンドを使用する。Y版、M版、C版、K版の各チャンネルで最も背景と髪の毛がハッキリしているチャンネルをコピーしてアルファチャンネル5を作成。そのチャンネルをトーンカーブで輪郭を調整する。それでも良い結果が得られなければ、C版とK版を乗算で掛け合わせてトーンカーブ調整する。それでも良い結果が得られなければ、複製して一度RGBに変換し、再びCMYKに戻す。しかし単純に変換してはならない。Photoshopのファイルメニューから「カラー設定」サブメニューから「色分解」を選んでスミ版合成で「なし」「軟調」「標準」「硬調」「最大」の5つのバリエーションが選べ、GCRとUCRの2種類も選択出来るので10種類×4で40種類近くの濃度の違うチャンネルが作成出来るので、いずれかを利用する。その他には各チャンネルの部分部分を利用する方法。そうして出来上がったアルファチャンネル5は256色(グレースケール)の完璧な選択範囲である。その選択範囲で背景を抜いて下の別レイヤーをイエロー100%で塗りつぶせば、髪の毛1本1本まで完璧に残ります。後は画像を統合し、EPSファイルに変換してillustratorやDTPソフトのイエロー100%上に配置する。



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