Illustrator同様、私とって欠かせないソフトウェアがPhotoshopである。Illustratorのみで作業を完了するという仕事はまずない。私の場合、Illustratorでデザイン、レイアウトをして、そのIllustrator書類を画面いっぱい表示しといてスクリーンショットを撮る。そのスクリーンショットをPhotoshopで開いてIllustratorでは表現出来ないボケ足の加工を施し、再度IllustratorにEPSファイルで配置して完成させる。以上がIllustratorとPhotoshopとの連携の簡単な流れである。IllustratorのデザインをPhotoshopに持っていくのに重要なのがIllustratorでの「トンボ作成」です。私の場合カンプ(デザイン)提出まではEPS書類は100ppiで作業し、OKが出た後に300ppi〜350ppiの画像を作成します。2度同じ物をつくる事になるなだけれど、そのほうが経験上、最適です。その理由として、いきなり本番用の350ppiで作業するとB2サイズの全面ポスターだと270メガバイト、A3サイズで45メガバイトの容量になってしまい、作業時間もかなりかかってしまいます。そんなに苦労しても変更、または最悪のボツという結果になれば最悪です。それよりは72〜100ppiの小さな画像処理をしといてデザイン決定してから350ppiの画像を加工したほうが時間も短時間で済み経済的です。カンプ用の100ppiの画像といってもレイヤー、チャンネル、パスの数が多い(Illustratorのパスのほとんどを持ってくる)ので結構な容量に膨れてしまう。そのパスを利用する事で72ppiから350ppiに解像度変更が容易に出来る。Illustratorのトンボの塗り足し部分(外枠)と他の部分の両方を選択しllustratorからPhotoshopへコピーペーストするとその寸法ぴったりで位置までぴったりのパスがPhotoshop上に出来上がる。次に再び外枠部分と他のオブジェクトパスとコピーペースト、この作業を繰り返して加工するパス全てをPhotoshop上に持ち込む。パスはどんなに解像度を変更しようがシャープにオブジェクトを塗りつぶすことが出来るので100ppiでのカンプ画像がそのまま使用できる。変更、修正が出てもllustrator上で修正してパスをコピーペーストすれば簡単に処理できてしまう。
もう一つPhotoshopとの連携で欠かせない作業がロゴタイプの作成である。それは先ずIllustratorのブラシツールとペンツールで大まかなフォルムを作成し、それをPhotoshopにpixelとしてペースト。Photoshop上で消しゴムツールやブラシツールで修正し、Pict形式保存。それをllustratorのテンプレート(下絵)として利用し、今度は正確にガイドライン等を利用してペンツールでトレースして仕上げる方法である。
そんな理由でIllustratorイコールPhotoshopなのである。