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イラストレータ 表組の作成


Illustratorで表組の作成において、様々なサードパーティーから表組作成プラグインがリリースされているが、それらを購入しなくても十分表組を作成することができる。


図1

先ず「図1」のように任意の長方形を「長方形ツール」を用いて作成する。説明するために、その四隅の角をA、B、C、Dとしています。次に「選択ツール(白矢印)」を使用して、AB間の線分をクリックする。A点とB点のポイントが白い四角のポイントになるので、それをクリップボードにコピー(command+C)して「前面へペースト(command+F)する。見た目では解らないが、これでAB間の線分がABの線上にぴったり重なりコピーされたことになる。これと同じ動作をCD間にも、AC間にも、BD間にも行う。できたAB間をA'B'、CD間をC'D'、AC間をA'C'、BD間をB'D'と説明するため名付ける。そして今度はA'B'間の線分とをC'D'間の線分を「黒矢印ツール」で選択して(command+=)を実行してオブジェクトを前面にもってくる。今度はブレンドツールを使用してA'点とC'点をクリックしてダイヤログボックスを出して必要な表組のステップ数を入力してOKを押す。(例では3を入力してできた結果が下の図2である)


図2

今度は上下の線分を左右と同じようにA'C'間の線分とB'D'間の線分を「黒矢印」で選択して必要なステップ数にブレンドするのだが、このままではアラートが出てブレンドできない。それはA'C'間、B'D'間の線分がA'B'間、C'D'間の線分の下に存在するからである。だからA'C'間、B'D'間の線分を前面に出してやる必要があるので(command+=)を実行する。これで天地のブレンドが可能になるので必要なステップ数にブレンドする。(例では4を入力してできた結果が下の図3である)


図3

今度は、表組に入れたい文字を入力する。ポイントタイプでもエリアタイプでもどちらでも良いので状況に応じて使い分ける。(ここではポイントタイプを使用した)その後は、入力してできた文字ブロックに行間設定する必要があるので、「物差しツール」を選択してA'点とE点をクリックして情報パレットのH(高さ)で寸法を見る(メモする)と行間の答えが出る。その数字を文字パレットの行間のボックスに入力する。情報パレットはmillimeter設定で文字パレットはpoint設定なので数字の後にmmをつける必要がある。(できた物が下の図4)


図4

次にできた文字ブロックをダイレクト選択ツール(黒矢印)を使って、右の空白の表内にOptionキーを押しながらコピーする。正確な移動距離が得たければ物差しツールを使用して縦の線分を計測してからoptionキーを押しながら黒矢印ツールをダブルクリックして(command+shift+M )移動ダイヤログボックスを出して数字入力で距離をコピー移動させる。


図5

2番目の空白欄にテキストブロックがコピーされたら、次にcommand+Dで移動コピー、再びcommand+Dで移動コピーで表にすべて文字ブロックをコピーする。その後、文字ブロックを選択して必要な文字データを入力していくか、エディタでテキストファイルを開いてコピー&ペーストで表組を仕上げる。(できた表が下の図6)


図6

一度表が出来上がれば、後は縮小・拡大・変形は自由に行え、文字も一緒に変形するが、表全体を選択して文字パレットでポイントの調整、行方向・列方向を100%にすることで、いくらでも変形が可能である。



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