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Macリンク(1998)

dtp



イラストレータ 2色印刷


Illustratorで2色印刷する場合、最終出力はCMYK4版のいずれかの2版を使用して出力するのであるが、クライアントに提出するカンプはCMYKの2版を使用したカンプでは、先ず通らないだろう。そんな時は、カンプは特色2色で作成し、出力時にCMYKの2版に置き換えて、または2色に指定し直して出力しなくてはならない。その場合、最終段階で2色に作り直すのは大変な作業で費やす時間も半端でなく、前のCMYKの色が残っていたりして、出力のトラブルも多くなってしまう。その場合、カンプの時に特色2色で指定(自分で作った特色をカスタムカラーパレットのドロップ)をし、出力の時に、その特色をダブルクリックしてカスタムカラーダイアログボックスを表示させて、使用した特色をCMYKの1色ずつ(例えば特色Aが青系、緑系ならC版、特色Bが赤系、オレンジ系ならM版)100%に変換スライダを戻せばカンプの色は、すべて今戻した色に置き換わる。Illustratorでの色変換は以上で完了する。
問題なのは画像をカンプで仕上がりの特色の色に近づける場合である。先ずスキャンしたRGB画像をCMYKに色分解するのだが、ただ変換するのではなくファイルメニュー「カラー設定」、サブメニュー「色分解」を表示させ、墨版合成「なし」を選択し、分解時に墨版にデータがいかないようにする。そして「OK」を押す。今度はイメージメニュー「モード」から「CMYKカラー」を選択すれば、墨版なしのYMCKの色分解が終了する。今度はウインドウメニューで「チャンネルを表示」を選択、チャンネルパレットでY版のみ選択してY版を「command+A」のショートカットで、すべて選択してdeleteキーを押してY版を削除すれば2色分解ができあがる。そのままだと単純に、出力時のデータと同じCM版のプロセスカラーでしかないので、カンプ用の特色の色合いの画像は出来上がらない。その為このC版・M版を特色に近づけなくてはいけないので、先ずC版だけを表示させ、選択し、コピー、ファイルメニューから「新規」を選んで、新規ファイルを作成、新規ファイルの「大きさ」「解像度」は先ほどコピーしたクリップボードのサイズ・解像度になっているのでそのままでOK、モードがC版のみの8bit画像をコピーしたため「グレースケール」になっているので「CMYKカラー(RGBカラー)」にする。そしてOKする。そうしてできた新規ファイルにペーストを実行、前の墨版なしの書類に戻ってM版を表示させ、C版の時と同様にコピー、新規ファイルにペースト。ここで新規ファイルのレイヤーを表示させ見て欲しい、レイヤー1(C版)レイヤー2(M版)が出来上がっていると思う。レイヤー1をクリックし、今度はイメージメニューの色調補正、サブメニューの「色相・彩度」を選択、ダイアログボックスを表示させ「色彩の統一」にチェックを入れて「色相」「彩度」「明度」の3つのスライダをすれぞれ左右に移動し自分の思った特色が表現できるまで調整する。できたら今度はレイヤー2をクリックして「色相・彩度」で別の赤系の特色に近づくまで調整する。これで特色の2色の色合いができたことになる。しかし、このままではレイヤー2の色合いしか表示されていないので、レイヤーパレットの描画モードメニューで「乗算」を選択する。不思議とも思えるのだが、ちゃんと特色2版の画像が出来上がってるだろう。この画像をカンプに使用する訳だが、出力には絶対使用しないでほしい。出力はあくまでCMYKのハイエンドスキャナでの2色分解画像を使用すること。



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