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イラストレータ ダブルトーン
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チラシや他の印刷物においてクライアントからモノクロ写真を提供され、単色のままでは何となく味気ない。そんなときにPhotoshopを使用してダブルトーンを作成、あるいは写真の下に別色の平アミを敷くということが時々あると思う。そんな場合、以下に2色のバリエーションを掲載したので参考にしてください。

図1

図2
上の「図2」は元の画像をCMYKに変換する前に「全てを選択」「command+C」でモノクロ画像をクリップボードにコピーしておく。その後CMYKに変換し、チャンネルを開いてCチャンネルとMチャンネルに先ほどクリップボードにコピーしておいた画像を「command+V」でペーストする。そして、YチャンネルとKチャンネルの画像を抜き取ってしまう。C100%+M100%の画像が図2である。

図3
上の「図3」は元の画像をCMYKに変換する前に「全てを選択」「command+C」でモノクロ画像をクリップボードにコピーしておく。その後CMYKに変換し、チャンネルを開いてCチャンネルに「command+V」でペースト、Mチャンネルにはペーストしないで20%のグレーで塗りつぶす。そして、YチャンネルとKチャンネルの画像を抜き取ってしまう。C100%の画像の下にM20%の平アミを敷いたものが図3である。

図4
上の「図4」は「図2」の画像にトーンカーブでMチャンネルを強調し、Cチャンネルを控えめにしてM版を強調したもの。

図5
上の「図5」は「図2」の画像にトーンカーブでCチャンネルを強調し、Mチャンネルを控えめにしてC版を強調したもの。

図6
上の「図6」はPhotoshopのイメージメニュー「モード」サブメニュー「ダブルトーン」でダブルトーン(2版)でプロセスインクのC100%・M100%に近い特色を選んだもの。

図7
上の「図7」は「図2」の画像処理を終了したもので、さらにMチャンネルを抜き取ってしまったCチャンネルのみの画像。

図8
上の「図8」は「図2」の画像処理を終了したもので、さらにCチャンネルを抜き取ってしまったMチャンネルのみの画像。
以上のバリエーションを自分でトーンカーブなどを使用して2色印刷をグレードアップしてください。上に紹介したモノはあくまでC100%M100のダブルトーンなので、印刷するときには2色とも特色指定でデータ入稿してください。なお特色2色の掛け合わせをシュミレートする場合は、
Illustratorで2色印刷 を参考にしてください。
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