柔術で充実! コラム
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Road to Thailand
(2001年8月18日)

井上敦さん

こんにちは。井上です。実は今月2週間ほどタイに行ってきました。 ほとんど北部の方を周っていたのですが、最後の2日ほどはバンコクに行ってきま した。

タイと言えば、ムエタイ(ということにしておきましょう)ということで、 2日ほどですがムエタイのジムで練習してきました。

グレイシーが出るまでは、同一体重で史上最強の格闘技は何かと問われれば、 80%ぐらいの人がムエタイと答えていたこともあります。 柔術には関係ないのですが、同じ格闘技ということで僕の経験したムエタイの 練習を紹介したいと思います。

練習したジムは名門のソーラピンジム。 といっても昔まではジッティイジムがあったところで、これをソーラピンジムが 吸収し、いわばソーラピンの支部みたいなところです。 ジッティイジムはカオサンロード(バックパッカ−の集まる宿街)の近くにあり、 現役タイ人ムエタイ選手はいないが、外国人選手ばかり練習している不思議なジム です。 観光客も練習していますが、日本のプロも結構います。 有名な選手では、平さんと闘った港太郎や、ワンダーマン室戸なども5年ぐらい前 に 会ったことがあります。 今回は日本のプロは2人、まったくの素人日本人が3人、外国のプロっぽい人が3 人、 また外国のプロと思われる女性が1人練習していました。

練習は朝7時から9時までと、夕方3時から6時までの2回あり、僕は午後の部に 参加 しました。料金は1日300バーツ(1バーツ2.7円ぐらい)と結構高いです。 確か5年前は100バーツ、3年まえは200バーツだったので、バーツ安を考慮 しても ものすごいインフレです。おそらく昔に比べて1回だけ練習に参加する観光客が 増えたため、代金を値上げしたのでしょう。 ちなみに、ジッティイジムがソーラピンに吸収されたのは、ジムのオーナーが 儲けた金を愛人につぎ込み、さらに借金まで作ったあげくに、金を愛人に持ち逃げ されたため、 ジムを身売りすることになったとのこと。ほんと皆さんも気を付けましょう。 オーナーは1ミット持ちとして雇われていましたが。。。。。

練習は最初ストレッチをしたあと、縄跳びを20分ぐらい飛びます。 この縄跳びが信じられんくらい重い。3分くらいで手がパンパンに張ってしまいま す。 この縄跳びはリズム感をつけるというよりも、手首の強化なのでしょうか。 僕はこの縄跳びが一番つらかったですね。縄跳びマニアの大五郎にはたまらないか も しれませんが。

そのあとは適当にシャドーとかをやって、コーチから呼ばれるのを待ちます。 コーチに呼ばれるとミット打ち(蹴り)が始まります。これはきついのですが ほんとおもしろい。日本の空手の練習のように決められた技を反復するのではな く、 コーチが次から次へと技を指示していきます。また、ときたま反撃もしてくるので スパーをやりながらミットを打ってる感じがして飽きません。そのぶん死ぬほど 疲れます。1R4分を4Rやりましたが、選手のレベルに合わせてラウンド数は 変わるみたいです。プロの人は5Rやってました。

そのあとサンドバックを5Rくらいやります。この時も近くにいるタイ人が 悪いところを直してくれます。また技を聞くと結構教えてくれます。

さらに今度はパンチだけのミット打ちを2Rやります。実はソーラピンジムは ボクシングが強く、僕の行った時も名前は分からないのですが世界チャンピオンが 練習していました。芸術的なミット打ちでした。

ミット打ちの後は、タイ人とマススパー。これはグローブ、レガースをつけず 本当にかるーい感じでやります。遊びの延長みたいなかんじです。ただタイ人は 子供の頃からこういうのをやっているので反応がよくなるのでしょう。 ここでも言われたのは、蹴りはスエーバックでよけるか、膝ブロックをしろという こと。 腕でブロックすると、ムエタイではポイントをとられるし、ブロックした腕が痛い からです。

最後に首相撲を10分から15分くらいやって終わりです。でもタイ人は首相撲の バランスが素晴らしいです。本当はもっと習って総合の技術に応用したかったので すが、 そこまでは至りませんでした。

久しぶりにムエタイの練習をして、結構新鮮な気分になれ面白かったです。 もしタイに行く方がいたらぜひ一度経験してください。

*ストライプル・メーリングリストより転載*

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TAIRA Naoyuki
Jiu-Jitsu & Total Fighting
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