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ROAD TO BRAZIL !!

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2000/8/9 リオは燃えているか
 昨日茂木さんがリオを発ちました。残るは丹君と加藤だけです。加藤は風邪をひいたりして少し落ち込み気味です。僕と丹君も少し風邪ひいています。

 こちらでの生活のリズムはすでに掴みかけています。街全体の構成や、公共交通機関の利用法、食事や日用品の仕入れに至るまで、ほぼ把握したので困ることはありません。通う道場もほぼ決まりました。3人共別のところに通うことになりそうです。丹君はアレッシャンドリ・パイバ、加藤はカーウソン系ピンドゥーカ、僕は同じくカーウソン系デラヒーバの道場です。違ったテクニックをそれぞれ持ち帰ることが出来るでしょう。

 ブラジル、というかリオ・デ・ジャネイロは、想像していたところと違って大都会でした。治安もはっきり言ってロスあたりの方が悪いでしょう。もっとも僕達は”観光地”という表の顔しかまだ知らないだけなのかもしれませんが。とにかく生活に落ち着きが出てきので、世界選手権後のなごやかムードもそろそろ終わりです。いよいよこれからは本格的な修行をはじめる予定です。ブラジルの道場の奴らをギャフンと言わせたいですね。ブラジレイロに向けて徐々に体を作っていきます。

 一昨日初めてまともな観光に行きました。コルコバードの丘という有名なところへ。地上数百メートルの岩山の上に、大きなキリストの石像が建てられています。リオのどこからでも見えるほどの大きさです。僕は実際その岩山へ登りました。キリスト像もすごかったですが、そこからの眺めが素晴らしい絶景でした。リオ一面を見渡せます。言葉では表現できない美しさでした。ブラジルへ行くことがあったら是非行ってみてください。

 ムンディアルはマスターの部も見に行ったのですが、ファビオ・サントスは見事優勝しました。実は茂木さんも数日前にファビオに会っていました。茂木さんが一人でパイバの道場へ行った夜があったのですが、そこで会ったそうです。茂木さんはファビオの顔を知らなかったので、帰ってきてから「今日すげえ強いじいさんがいてさ、ビックリしたよ〜」と僕らに話しました。結局それはファビオのことでした。面白い偶然ですよね。

 偶然は重なるもので、昨日茂木さんを空港へ送りに行ったとき、例のメキシコ人のジョーにまた会いました。彼も帰国するらしいです。メールアドレスを交換しました。しばらくしたら今度はサンフランシスコへ渡り、色々な道場を巡るとのこと。一体何の仕事をしているのかは謎です。とにかく再会を誓って別れました。まあまたどこかで会える日は来るでしょう。お互いこの道を進むかぎり。
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