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ほわいとぺーじ・更新と呟き・98.1.1〜12.29



98.12.29

「気まぐれ映画メモ」に、「パリ、18区、夜。」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、青山二郎『骨董鑑定眼』の感想文をアップしました。

 毎年年末に、正月に食べる豚の角煮をつくる。以下はレシピ。

 豚の三枚肉を1キロ、蒸し器で三〇分ほど蒸して(あぶら抜き)、鍋に移してひたひたの水を入れ、生姜(臭み抜き)と一緒に水を足したり、あくをとったりしながら二時間位茹でる。これを冷蔵庫に一晩おく。浮いて固まったラードは除き炒めものなどに利用する。

 肉を手頃な大きさに切って、焼き色がつくまで炒めて(油は不要、むしろすくい取る。焼きすぎないこと)、ゆで汁にもどし、醤油大さじ2〜4杯程度を注いで煮る。さらに、水飴1瓶(350グラム)を加える。水が半分位になって肉が柔らかくなったら取り出し、残った汁に醤油大さじ1〜2を加えてさらに煮詰める。最後に肉をもどして、あたためていただく。

 出典は以前小学館からでていた「男の料理」という凄い名前の料理のシリーズ本の一冊から。黒豚が望ましいとあるが、私は使ったことがない。水飴を使うところが変わっていて、あっさりした甘みに。ところで、豚角煮といえば、吉田健一氏に、読んだら絶対食べたくなるような文章がある。

「脂っこいのに、それが滋味に感じられるだけで、一つ食べることがもう一つ食べる気分を誘う。どちらかといえば甘い煮方なのが、この場合も酒を辛くするのにちょうどいい程度で、本当を言えば、これを皿に盛ったのと酒があれば、それだけで充分なご馳走である。これを十一食べた先輩がいるという話も聞いたが、無理もないことだと思う。消化はいいのに決まっているし、要するに、幾らでも食べられて、翌日、また食べられるのがこの豚の角煮である。」(吉田健一『舌鼓ところどころ』)

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 InfoWeb会員を対象にした「WebMag」というオンラインマガジンの、一月号の特集「本とインターネット」に、読書感想のあるホームページのひとつとして、キキハウスを紹介していただきました。よくぞ、という感じで、感謝。


以前の更新情報のストックはこちらに。<98年分>、<97年分>。
ARCH ご感想の メールは、こちらに。

kiri667@tky.3web.ne.jp

98.12.26

「気まぐれ映画メモ」に、「萌の朱雀」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ジャン・ボードリアール『完全犯罪』の感想文をアップしました。

 某バイキング形式の無国籍料理レストランに行ったら、なんとギター弾きや、手品師がテーブルに回ってきたのには驚いた。今風サービスというべきか。私には、トランプ手品のしかけがわかってしまった。ふふ。

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 楽しいニュース。関富士子さんのホームページ「rain tree」(「rain tree」9号)に、「あいうえおうた」という詩の連作や、エッセイなどを掲載していただきました。「あいうえおうた」は、ことばあそびのうた。語感を楽しんで頂けると嬉しいです。

 毎週木曜日に更新される「rain tree」は、私にとって、ウェブ巡りに欠かせない楽しみサイトのひとつ。今回は、日頃から敬愛する口語自由詩の達人に、ゲストにお招きいただいて、感激もひとしおです。関さん、どうもありがとう。


98.12.22

「気まぐれ映画メモ」に、「マイケル・コリンズ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、カレル・チャペック『マクロプロス事件』の感想文をアップしました。

 カレル・チャペック著『マクロプロス事件』は、キキハウスからリンクしている「入谷芳彰のページ」の田中秀幸さんが始められた出版社「八月舎」の記念すべき出版第一号。チャペックはSFの古典『山椒魚戦争』の改訳版がハヤカワ文庫から、『チャペックと犬と猫のお話』が、河出文庫に登場などと、いろいろ楽しめるようになってきたようです(私は未読)。


98.12.19

「気まぐれ映画メモ」に、「ロミオ+ジュリエット」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、柳美里『ゴールドラッシュ』の感想文をアップしました。

 年末年始は市立図書館が整理期間になるので、正月明けまで一人10冊まで借りられる。とりあえず、辻邦生+水村美苗『手紙、栞を添えて』、ディーノ・ブッツァーティ『石の幻影』、岡田斗司夫『東大オタク学講座』、青山二郎『骨董鑑定眼』、柳美里『言葉のレッスン』、今泉準一『其角と芭蕉と』を、借りてきた。このうち何冊が感想メモにたどりつくだろうか。

 図書館には、新しくリサイクルコーナーが出来ていて、欲しい人は勝手に持っていっていいという本が並んでいた。なかに、なぜか一冊「現代詩手帳」96年4月号が。特集は「現代詩の新しい波」。うーむ。。。

名残の紅葉。

NO3.



98.12.15

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村上春樹『約束された場所で』の感想文をアップしました。

「映画の小部屋」「ピーター・グリーナウェイの愉しみ」に、「「垂直構造」のリメーク」、「Hを通り過ぎて」という、二作品の感想を追加しました。いずれも78年に製作されたグリーナウェイの初期映画。長々しいテキストファイルのバックに貼ってあった図柄を消して読みやすくしたので、お暇な方はどうぞ。

 真っ黒なカラスというのは、いつも、あまりめだたないし、なんだか暗いイメージがつきまとうが、すっかり黄葉したケヤキの梢をバックにすると、そのシルエットの美しさに驚かされる。よく晴れたそんな日には、カラス自身も嬉しいのか、やたら枝移りしているように見える。

 もう冬。二階の窓から見える、名残の紅葉。

NO1.

NO2.




98.12.12

「気まぐれ映画メモ」に、「恋愛小説家」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ジョン・シーブルック『愛しのネット狂』の感想文をアップしました。

「詩の小部屋」に、「「キキハウス」の詩関連テキスト」というファイルを追加。その名の通り、このホームページの中にある詩に関連した感想テキストの一覧表です。

 行ったのはもう2週間も前のことになるが、来年の1月17日まで開催しているので、写真展「ラヴズ・ボディ」(於・東京都写真美術館)の紹介を。
 「「女性の視点」でヌードを見直す」というのが、朝日新聞の学芸欄に掲載されていた、この写真展のコピー。でも、パンフレットに笠原美智子の書いていた、「身体表現を伝統的な「ヌード」という言葉から解放する試みであり、従来の「ヌード」という範疇では表現されることのできなかった身体やセクシュアリティを回復する試みであり、身体の新たな表象の可能性や意味を考える試みである。」という一節のほうが、とても抽象的な言い方だが、この多様な作品を集めた写真展の解説にふさわしいと思う。
 必ずしも女性が撮った作品だけが集められているわけでもないし、「ヌード」写真ばかりが集められているわけでもない。夫が妻を、写真家が恋人を撮った写真もあれば、レズビアンや身体障害者のセルフヌード、レントゲン写真を作品化したものや、身体をデフォルメした写真など、バラエティに富んだ展示構成になっている。共通しているのは、「週刊誌ヌードグラビアや書店の一角を占有するヌード写真集」にありふれているような既製の「男性の目が一方的に決めた美」としてのヌード写真のイメージと異なる視点(それを必ずしも「女性の視点」と呼ぶ必要もないと思うが)から捉えられた「身体ーカラダ」の写真表現であるということだろうか。
 朝日新聞学芸欄(12月5日)には、4人の評者が感想を寄せていたが、「深刻な表現に偏りすぎの感」(宮澤正明)、「もっと先鋭的に組み立ててほしかった」(平木収)とか、「女性の視点」というテーマに共感できない」(蜷川実花)、「女性疎外の写真群に鋭い抗議の声をあげている」(若桑みどり)、という、それぞれ、相反するような感想が並んでいて、この記事を読む読者は多少混乱するかもしれないなあ、などとおかしく感じたが、そういう多様な読みとりが可能だというのは、既製の「ヌード」以外の「身体表現」というところまでテーマをひろげたこの写真展の、むしろ美点なのかもしれない。そういう意味では、先入観をもたずに出かけて行って、自分でどんな印象をもつだろうか、と自分で自分を試してみるのも楽しいかと思える写真展でした。

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 樋口えみこさんのホームページ「ペンテカ」の「かわいいひと」のコーナーに、「嘘とアクセスとゲストブック」という詩を掲載して頂きました。ちょっと変わった作品なので、「詩」なるものに関心のない方にも読んで頂けると嬉しい。樋口さん、ありがとう。


98.12.8

「気まぐれ映画メモ」に、「目撃」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、橋本治『貧乏は正しい! ぼくらの東京物語』の感想文をアップしました。

一万回目アクセスの方は不明。そこで、以下にお礼レシピを掲載します。9999回の画面コピーをファックスで送ってくれたペコさん、約一万回に近いアクセスだったと教えてくれた山田猫さん、樋口さん、どうもありがとう。

「扁炉(ピェンロー)」は、絶対味付けに文句のでない、多人数向きの、秋冬用の簡単白菜鍋です。文句のでない理由は、各自で味付けするからです(^_^;)。以下は約5人分の材料と作り方。

白菜1株(ざく切り) 戻した干し椎茸50グラム、豚バラ肉500グラム 鶏肉もも、手羽先500グラム。戻したビーフン1袋 ゴマ油、塩、ベッタラ漬け、白飯

白菜の白い部分、椎茸、肉を鍋に入れ、ゴマ油大さじ2を入れて、水を入れ(椎茸を戻した水も加える)40分ほど煮る。
後から白菜の青い部分を追加する。最後にビーフンを追加し、食べ始める前に、少量ゴマ油をたらす。
各自、椀によそって、自分で塩(唐辛子も可)で調味して食べる。
最後に、残ったスープを塩で調味して、ご飯を加え粥にして食べる。
このとき、ベッタラ漬けを一緒に食べる(^_^;)。

出典は妹尾河童氏の本(書名失念)。毎冬一回はつくる鍋料理で、塩味だけというのが、あっさりしていて、意外と美味しい。

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 映画感想が20本分たまったので、「気まぐれ映画メモ」のファイルを更新。これまでのメモ(98年10月6日〜12月4日分)は、「映画の小部屋」に、「映画メモ(8)」としてストックしました。




98.12.5

「気まぐれ映画メモ」に、「ブロードウェイと銃弾」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、須永紀子『わたしにできること』の感想文をアップしました。

 カウンターが1万カウントに近づいて来た。ご訪問多謝。

 約1万回目位に来訪された方(^_^;)、もしお暇だったらメールでその旨お知らせ下さい。
 食べた人から絶対文句がでない、妹尾河童式「扁炉(ピェンロー)」(白菜鍋)のレシピ付きのお礼メールをさしあげます。


98.12.1

「気まぐれ映画メモ」に、「アパートメント」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、増田みず子『火夜』の感想文をアップしました。

 11月29日の日曜日、リンクさせて頂いている「川本真知子のホームページ」の川本さんたちの詩の朗読会「round about」に行く。今回は遅れまじと早めに家をでて、会場近くの恵比寿ガーデンプレースにある東京都写真美術館で開催中の「ラヴズ・ボディ」という写真展を、しっかり、みてしまう。
 朗読会は2時半からで、20代の女性8人が4編ずつ詩を朗読してゆくという形式。例によって私には誰も知り合いがいない、と思ったら座った席の背中のほうで、「まあ、おねえさんたら、」とか聞き覚えのある涼しげな声が。。。ほどなく「ぺんてか」の樋口さん(声の主)に声をかけていただいた。あと雑誌で知ってる顔の詩人、鈴木志郎康氏(川本さんたちの大学時代の先生にもあたるという)が、いらっしゃっておられた模様。
 50シートほどの席は満席状態で、立っている人も。会が始まると薄暗い会場は静まり返って、舞台のうえで照明を浴びながらの、若い女性たちの朗読が、たんたんと続く。私の後ろの席になぜか風船を持った子供がいて、それが時々とんとんと私の肩をたたくのがおかしかったが、やがてその子はむずかりはじめて母君と共に退席されたようであった。途中アクシデントもなく、朗読会は無事終了。私はそそくさと会場を離れたので、お誘い頂いた川本さんにも、樋口さんにも挨拶もせず失礼してしまった。又いつかどこかで。。。

 今回は、事前に川本さんのホームページに行って、掲載されてる川本真知子さん、奥野雅子さん、恩地妃呂子さん、坂輪綾子さんの詩全部をダウンロードして読んで行った。これは朗読を私なりに10倍楽しむための下準備。そこで以下の私の勝手な感想は、とりあえずその4人の方たちの作品についてのものです。
 川本さんの朗読は、詩集「勾配のきつい坂」から4編。「共通の場所」の「人」という文字の面白い配置や、「勾配のきつい坂」にでてくる◎という記号の視覚的効果、あれが朗読ではやはりそこなわれてしまうのだなあと感じました。「浴室」はちょっとエロティックなところのある詩ですが、読むのを聴いていると全然そんな感じがしない。これはほめているのだろうか(^_^;)。朗読とは関係ないですが、今回読み返して、「花火のあと」という作品よいできだなあと思いました。
 奧野さんの朗読では、私の一番気に入っていた「隣の席の・・・」が読まれたのが嬉しかった。でもこの作品は黙読したほうが、じっくり意味が伝わってくるような気がする。 息の長い、情感の豊かな作品を書かれる方ですね。
 恩地さん。方言で詩を書かれているというだけで、貴重だと思いますが、明るくて、ものの手触りをしっかり確かめるような皮膚感覚が特徴。「過保護な親子猫」みたいに、大人びたところもありますね。朗読されると方言はどんな感じになるんだろう、と思ってましたが、あまり気にならないのはなぜだったか。標準語と混ざってるから?若くて元気のいい声のせいかな。
 坂輪さんの朗読。「雨の音」だけが事前に読めた作品。感覚的なことばの使い方がとても魅力的。しっとりした気分、ほっとして抜けていけるような気分。人と人、人と物との間(距離やずれの)にある「気分」をとらえるのが上手だなあと。それにあたたかい。「雨の音」を聴いていて、「パンにはさんだ違う一日」という印象的な詩行、読まれるとどんな感じがするんだろうと思ってましたが、朗読だとイメージが、そこに立ち止まれない。次の行に追われるようにして行ってしまう。くやしい、というか。。。

 最後に朗読会全体について。「詩のボクシング」(録画してくれたのを見ました)ほどではなくても、演出や遊びの部分がすこしあったら楽しいと思いました。椅子をめいめいがいろんな形に置き直すパフォーマンス、面白かったですが、ああいうのを、もうすこし。私が年のせいもあるが、朗読の口調が、みんな似て聞こえました。あれは年輩者が入ると絶対違うと思う。 聞き難いということは全然なかったですが。

 「ペンテカ」の樋口えみこさんも「おまけ」のページで、この朗読会の感想を書いていらっしゃいます。


98.11.28

「気まぐれ映画メモ」に、「スノーホワイト」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ニーリ・チェルコフスキー『ブコウスキー酔いどれ伝説』の感想文をアップしました。

 あひるのゆーこちゃんを飼っている「C O L O R S ・O F ・C A L ・L I F E」のバジルさんの「シチューな一日」という文を読んでいて、久しぶりにシチューが食べたくなったのが暫く前のこと。
 せっかくだし(何が)、ということで、シチューに砂糖の代わりにすり下ろして入れる果実「 完熟 Bosc pear(洋梨の一種)」の代用品として、日本のスーパーで簡単に入手できるモノはないですかとメールで問い合わせたら、よく熟れた(腐る寸前位まで熟れた)長十郎梨がよいとの返事をいただいた。
 数日後、ついでもあって二軒ほどスーパーに寄ってみたが、あいにく品切れで、でも唯一何とかいう(名前は忘れた)梨があったので、ついつい代用の代用として購入。ここですでに道をあやまっているのかもしれないが、とりあえず、熟れていることにして(^_^;)、シチュー製作にとりかかる(冷蔵庫に残っていたトマトは腐る寸前まで熟れていたので、なんとかなるだろう。。以下、略)。

 食べてみると、これが。。。。美味しい!果実から穏やか風味の甘味をとる(私は半分ほどすりいれましたが)というのは、舌触りもちょっと変わって楽しめます。ポイントは赤ワインかな。どぼどぼと景気良く使うこと。。

    ・・・

東京多摩地方の地域情報ですが、「現代国際巨匠絵画展」のご案内を。

「現代国際巨匠絵画展」ピカソ・シャガールなど150点を展観。絵画の販売も。
会期は12月5日(土)から7日(月)(午前10時〜午後7時)。
会場は立川市の諏訪神社の特設会場(JR立川駅南口徒歩9分)
主催は「社会福祉法人棕櫚亭」。問い合わせは(042-575-5911・社会就労センター「ピアス」まで)。

「棕櫚亭(しゅろてい)」は、立川市、国立市に、三つの精神障害者の共同作業所をもち、レストラン、リサイクルショップなども運営している社会福祉法人。昨年、精神障害者の就労援助のため、社会就労センター「ピアス」を開設したが、自治体からの補助金ゼロで、資金難に悩まされているのが現状という。この企画には「ほるぷ(株)」も協力していて、絵画展は絵画販売も兼ねています。その収益を運営資金にあてようというチャリティ企画。
会期中はスペインのフランシスコ・ボッシュ、ピラー・テル画伯夫妻が応援来場して、毎日サイン会(午前11時、午後2時、午後4時)もあるといいます。


98.11.24

「気まぐれ映画メモ」に、「フューネラル」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、中島道義『孤独について』の感想文をアップしました。

 「幼体連」とは何か?あきるの市の公園に紅葉を見に行ったら、陸上競技用の広場で、サッカー大会をやっていた。これがなんとアンダーファイブ(^_^;)。「幼体連」とは、幼稚園児体育連盟の略ではないだろうか(確かめたわけではないので、想像だが)。試合の様子が、すごいすごい。みんなボールのあるところだけに集まって右往左往している。すぐこけるし。感心にも、選手がバックのポジションを守っているチームがひとつだけあったが、その子たちはただ言われたから立っているという感じで、見事に試合に参加していなかった。。。
 お父さんたちがはりきっていて、さあ、ゴールシュートだ、と女の子に声をかけて練習させている場面にいきあたった(女の子だけのチームもあった)。これが、かすっと、へなへなキックを。。。。いやはや、楽しかったです。


98.11.21

「気まぐれ映画メモ」に、「マイ・ルーム」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、工藤庸子『フランス恋愛小説論』の感想文をアップしました。

 随分まえに、日本の焼き物などを見ていて、どうして渋くくすんだような色あいのものばかりが多いのだろうと考えたことがあった。結局、それは移っていく自然の色合いの変化を映したものだと考えればいいのではないかという、勝手な結論に思い至ったのだが、紅葉する木々を見ていると、たまにそのことを思い出す。
 昔のひとは、ひとつの茶碗の色を見て、どんな木のもみじの色なのかを言い当てられたのかもしれない。いろいろな植物の名前を微細に区別する言語をつくりだした部族がいるように、昔の人は、今とはちょっと違った豊かな色彩の感覚をもっていたのかもしれない、などと。。。


98.11.17

「気まぐれ映画メモ」に、「ドリフトウッド 狂気の密室」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、井村君江『妖精学入門』の感想文をアップしました。

 さる14日の土曜日。またしても部外者ながら、詩の同人誌guiの20周年記念イベントの朗読会に出かける。会場は新宿の「シアターPOO」。昼の部は12時から2時までとあったのに、新宿駅に着いたのはなぜか1時半(遅れた理由は略)。それでも行ってみるところが私だが、さすがに入るのに気が引けるなあと思いつつビルの階段をあがると、ドアが開いていて階段の踊り場に人影が。ということで、丁度、休憩時間だったので、幸運にも後半部分の朗読を聞けたのでした。

 現代詩の朗読を生で聞くのは久方ぶり。。。。guiの同人の方たちの、煙たなびく室内での、それぞれ個性豊かな詩の朗読。「顔文一致」(中野翠)ということは、あるのか、ないのか。。。。朗読会が終わった後で、唯一存じ上げている「rain tree」の関富士子さんが、数人の方を紹介してくださる。関さんの朗読も、欠席された森原さんの朗読も聞けなかったのが残念だったが、私には、関さんや、初めてお会いした方たちとの、テーブルを囲んでの会話がとても楽しかった。「ペンテカ」の樋口えみこさんとも。当然ながら、実物の樋口さんの声は、ぺんてかのホームページの「おまけのページ」で聞ける「ハキハキ篇」とそっくりでした。けしてへこへこしていませんでした(^_^;)。
 4時頃皆さんとお別れして、私は東急ハンズで眼鏡(老!)用のつり紐と、紀伊国屋で増田みず子『火夜』を購入して、帰路に。

 夜の部(於「ピットイン」)も含めた記念イベントの詳細は、いずれ「rain tree」にて、関さんが、公開されることと思います。


98.11.14

「気まぐれ映画メモ」に、「クルーシブル」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、鶴見済『檻のなかのダンス』の感想文をアップしました。

 鳥のケージを階下の居間に置いてあって、普段二階でパソコンに向かっている。以前オカメインコを飼っていた時は、二階で足の爪などきっていると(^_^;)、プチン、プチンという音に、良く反応して、鳴き真似が階下から聞こえてきて驚いた。九官鳥にはこれがない。最近パソコン用の椅子が古くなったせいか回転させるとキュッキュと鳴るのだが、この音には反応して巧みに鳴き真似する。なんかどうでもいい話だが、モノマネ鳥も千差万別。。。


98.11.10

「気まぐれ映画メモ」に、「ナイトフライヤー」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、青木雄二*宮崎学『土壇場の経済学』の感想文をアップしました。

 日曜日は近くの酒造の新酒まつりの蔵開きに。無料の振舞酒をカップで呑んで、それに飽きたらずに濁り酒の五合瓶を購入、という毎年恒例の体たらく。和太鼓の演奏もあるせいか、家族連れも多く、大した賑わいでしたが、こういう場所で出会う人々の顔というのは、実に和んでいて楽しい。目的が目的なだけに。。。。


98.11.7

「気まぐれ映画メモ」に、「ため息つかせて」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、吉本隆明『父の像』の感想文をアップしました。

 やや老いさらばえたケヤキの緑に黄色や茶がまじってきた。カエデの葉先が一カ所だけマニュキアを塗ったように紅い。
 夜の空気が変わると、忘れていた子供の頃のことを思い出しそうになる。風呂上がりのひんやりしたバスタオルの感触、重たい布団の感触。思い出せそうで思い出せないまま、記憶はとぎれ、明日はゴミをださなくちゃなどと思い出してしまっている。


98.11.3

「気まぐれ映画メモ」に、「ガール6」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、櫻井よしこ『日本の危機』、キンバリー・ヤング『インターネット中毒』の感想文をアップしました。

 先月、しっかりと鋏持参ででかけて、近くの多摩川の河原からお月見用に失敬してきた薄数本を花瓶に投げ入れておいたのが、すっかり穂先がばらけて枯れ薄になってしまった。しかしそれはそれで荒涼とした秋の風情があります。。。。


98.10.31

「気まぐれ映画メモ」に、「トゥルーライズ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、北村太郎『樹上の猫』の感想文をアップしました。

 前回書いたことで、肝心の講演会の内容に触れていなかったことに気が付いたので。。。
 当日、まず最初に会場ホール前で、どこかで見覚えのあるご年輩の方から丁重に挨拶をされた。よく考えると、どうも北村太郎さん。思わず一瞬うっとなりましたが、実は一卵性双生児という弟さんの松村武雄氏だったのでした(^_^;)。
 講演は岩田宏さんと宮田昇さん。岩田さんは上野で見た吉本隆明似の顔つきの香具師の手さばき(袋の中の毒蛇を見せるようで見せない)のチラリズムが、北村詩に似ているとかそういう話で、よく分からないが、どこか納得させられてしまう面白さ。宮田さんは北村太郎の翻訳書一覧を作成配布され、その量の多さにびっくり。当人は怠け者だと書いているが勤勉な人でしたとおっしゃっていたのが印象的でした。
 二次会は北村太郎の娘さんの先導で、中華街に流れて某料理店へ。私は満腹状態だったのでお酒ばかり頂いていましたが。。。
 店では、私を誘ってくださった宮野一世さん、関富士子さんと同じ円卓につくことになりましたが、同席された森原智子さんが、「夕焼けこやけ」という言葉を話題にされたのを覚えています。詩(詞)をつくるのに、「夕焼け」は思いついても「こやけ」が続くのは難しい。「こやけ」とはなにか。。。
 私も家に帰って「なかよしこよし」というのを考えた(^_^;)。「こよし」とはなにか。うーむ。

 横浜散策記念に、「詩の手帳」に「公園を抜けて」という作品を掲載。。


98.10.27

「気まぐれ映画メモ」に、「リフ・ラフ」、「レイニング・ストーンズ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、野口悠紀雄『無人島に持ってゆく本』の感想文をアップしました。

 故人である詩人の北村太郎さんを偲ぶ講演会「北村太郎の会」が横浜の神奈川近代文学館であって、お誘いをうけて、部外者ながら参加した。毎年有志の方が主催して今年は7回目(7回忌)にあたるという。没後、こういう会が持続している文学者というのは、なかなか他に類例がないとは、司会をされた正津勉さんの言葉。会費3500円には、市販されないという北村太郎のエッセイ集『樹上の猫』(太郎氏の朗読CD付き、2500円・「港の人」社(0467−60−1375)に直接注文すれば買えます)の代金も含まれているという嬉しい催しでした。参加する前の、もうひとつの楽しみは、ウェブで知り合った方と現実にお会いすること。これは私にとって初めてのことで、どきどき。で、どんな感じだったかというと、なんだかずっと前から知ってるような懐かしさ(本当はそんなに知らないのに)。この自然で不思議なほっとした感覚には曰く言い難いものがありました。関さん、お疲れさま(^_^;)。

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 大気が澄んで、晴れた日の青空や夕焼けがとても美しい(お酒も美味しい)季節になってきました。以下は地域情報というか、あまり知られていないが私の面白いと思うイベント情報です。近在でお暇な方は是非に。

 福生市の造り酒屋「石川酒造」で、毎年11月に、新酒まつりというのをやっています。酒造の庭を解放して、できたての新酒を無料でコップでふるまい、和太鼓などの出し物があり、お土産に酒粕も頂ける、という、昼間からおおっぴらにお酒の飲める結構な催しで、酒を醸造する施設の見学などもできます。今年からは地ビールも販売。
今年は11月7日(土)、8日(日)の二日間とのこと。

 酒造は、JR青梅線拝島駅から徒歩で15分と、ちょっと辺鄙な場所にあります。
 石川酒造への問い合わせ (電話042−553−0100)
 私は関係者ではありません(^_^;)。


98.10.24

「気まぐれ映画メモ」に、「ある貴婦人の肖像」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、柄谷行人『ダイアローグ 1990〜1994』、梁瀬光世『誰も書かなかった灰かぶり姫の瞳』の感想文をアップしました。

 このところ、深夜ベッドで本を読んでいて、ちょうど眠気が来た頃にアジアユースのアンダー19のサッカーがはじまるので、試合がある日は、ついつい見てしまっている。それぞれの国の個性が楽しい。小野選手は逞しい顔になってきた。関係ないが、思潮社の現代詩人文庫の蒲原有明集の裏表紙の顔写真は、中田選手に似ている、とこの前思った。


98.10.20

「映画の小部屋」に、「タイタニックとアビス」をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、永井均『<子ども>のための哲学』の感想文をアップしました。

 ビデオレンタル開始(11月20日)間近い、映画「タイタニック」を、今頃、見てきました。「アビスはタイタニックの祖先です」(山田周さん)との言葉に意を強くして、ちょっと長文ファイルをアップ。。


98.10.17

「気まぐれ映画メモ」に、「ボーイズ・ライフ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、谷口ジロー『遙かな町へ(上)』の感想文をアップしました。

 誰もが一生に一度もしないかもしれない悲惨な体験。昨日(16日)のことです。京都の四条河原町の裏の高瀬川沿いの路上を歩いていて、突然、履いていた革靴の底が、縁もろとも剥がれた。当日は小雨。推測するに、この夏の湿気で、相当靴の内側に黴がきていて接着力が弱くなっていたらしい(普段まるで履いていなかった靴)。安物ではあったが、それにしても、突然、べろりはないと思うが。左右高さの違う靴を履いて歩くのは結構苦痛で、腰のあたりに相当負担がかかります。それでも、無理してしばらく歩いていると(懐かしい喫茶店「築地」を探していました)、今度はもう片方も。。。
 こういうのは、やはり同時にくるのだな、と妙に納得しましたが。しかし悲惨でした(一緒にいたKOKOさんは笑うし)。無事に「築地」を見つけて、ウィンナー風ミルク入りの角砂糖付きコーヒーを飲んでから元気を取り戻して、新京極の安物靴屋で靴を購入。店員には、旅行中なので、履いていた靴は、捨てて下さいと言いました。できれば靴底を見ないで捨てて欲しかったが、急いで店を出てきたので、彼がどう思ったかは知りません(^_^;)。

 何年ぶりかの京都は新しい駅ビルが凄かった。吹き抜けの「重層的」な景観は、ちょっとした未来都市みたいで見物です。

 写真 京都駅の吹き抜け空間


98.10.13

「気まぐれ映画メモ」に、「HANA-BI」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村上龍『憂鬱な希望としてのインターネット』の感想文をアップしました。

 最近、読み返した本から。

「つまり知性が二度にわたってインテリを誤らせるのである。最初は、彼らが本で読んだものを信じこませることによって、二回目は、そこから目を背けさせることによって。最初の誤りは彼らに大衆を軽視させ、二回目の誤りは大衆にありもしない長所を付与させるのである。」(ジャン・グルニエ『Xの回想』)


98.10.10

「気まぐれ映画メモ」に、「百合の伝説 シモンとヴァリエ」、「愛よりも非情」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、古東哲明『現代思想としてのギリシャ哲学』の感想文をアップしました。

 近所に出かけると、金木犀の甘い香りが漂う季節になりました。香りといえば、先日の深夜、煙草がきれて外は雨。棚の引き出しをあちこち探して、ようやく非常時用(^_^;)に取っておいたガラムのパッケージを発見。ガラムは強烈なクローブの香りのするインドネシアの煙草です。封を切って置いておくと、それだけで部屋にクローブの香りが。。


98.10.6

「気まぐれ映画メモ」に、「さらば愛しき女よ」、「私家版」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、池依依『池田満寿夫、もうひとつの愛』の感想文をアップしました。

 秋に鳴く虫たちが、元気がいいのは気温20度以上で、それ以下では弱った音しか出せず、15度以下では全く音が出せなくなる、という話をテレビでやっていた。味気なくもあるが、そういえば、と思い当たることのありそうな、あわれを誘う話。
 今年の夏は、一度だけ鈴虫とカネタタキの二重奏を聴いた。寝室の隅に紛れ込んで数日鳴いていたコオロギの声を、このところ聴かない。

 20冊分たまったので、「気まぐれ映画メモ」のファイルを更新。これまでのメモ(7月25日〜10月3日分)は、「映画の小部屋」に、「映画メモ(7)」としてストックしました。


98.10.3

「気まぐれ映画メモ」に、「アデルの恋の物語」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、田村隆一『1999』、田村隆一『女神礼賛』の感想文をアップしました。

 表紙を少し変えました。背景から変な雲が消えて、季節は秋に(どこが)。。

 30冊分たまったので、「走り書き「新刊」読書メモ」のファイルを更新。これまでのメモ(7月11日〜9月26日分)は、「言葉の部屋」に、「読書メモ(7)」としてストックしました。


98.9.29

「気まぐれ映画メモ」に、「クイック&デッド」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、呉善花『日本が嫌いな日本人へ』の感想文をアップしました。

 雨の日曜日、両国の江戸東京博物館へ。国技館の横の、敷地総面積が三万平方メートル(東京ドームの2.4倍)という、とんでもないビルです。館内に日本橋の複製(橋の長さだけが半分(約50メートル)に切りつめられている)が作られていたのが驚き。うたや双六で子供の頃から空想していた、「お江戸日本橋」より、やや小さい印象(それでも横幅8メートル位)を受けたのが、自分では面白い。
 常設展示室には、江戸の家屋のジオラマ(30分の1スケールが多い)が多く、圧巻は両国橋と界隈に並ぶ見せ物小屋を復元した巨大なジオラマ。館内は実に広くて、順路にそって、明治以降のものの展示を見る頃には確実に草臥れてしまいます。
 見終わって、両国駅のガード下の飲み屋でお酒を呑んでいたら、後から入ってきた客が弾んだ声で、貴の花の優勝を告げました。江戸東京博物館のホームページへ


98.9.26

「気まぐれ映画メモ」に、「待ち焦がれて」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、大島一彦『ジェイン・オースティン』の感想文をアップしました。

 最近話題の、全国展開している古本屋さんチェーン店の開店のちらしが入っていたので行ってみました。とりあえず持参したのが、去年から今年に発売された、新品同然の岩波・ちくま新書二冊(読んで面白くなかったので、KIKIHOUSEで紹介した本ではありません。書名は伏す(^_^;))。合わせて定価千三百円程度のものですが、その引き取り価格は1冊20円。
 なるほどねえ、と改めて昨今の古本事情を再確認した次第です。ぶつぶつ。


98.9.22

「気まぐれ映画メモ」に、「サバイビング ピカソ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、高橋治『蕪村春秋』の感想文をアップしました。

 最近さっぱりコーナーを更新していませんが、AFVモデルを使ったジオラマ製作は、私の趣味のひとつ。このたび、AFVモデルを紹介しているサイトを募集して、登録サイトの更新情報を配信するメールマガジン「AMSN」(購読・参加の方法や発刊の趣旨)を、Schutzgeist 88の岡崎さんが始められました。

 私のところのように、隅っこにコーナーをつくって細々とジオラマを掲載しているというのは例外で、登録サイトはいずれも本格的です。「AMSN」は「まぐまぐ」を利用していて、購読無料、解除もいつでも可能なので、AFV模型に興味のある方はぜひに。

 ちなみに、AFVというのは、Armored Fighting Vehicleの略語で、戦車、自走砲、装甲車、装甲兵員輸送車などを含む装甲戦闘車両を言います。


98.9.19

「映画の小部屋」に、「エビータを探して」をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、トマス・エロイ・マルティネス『サンタ・エビータ』の感想文をアップしました。

 映画専門チャンネルで、映画「エビータ」を見て、背景が知りたくなって、図書館へ。伝記や小説も読んで、ちょっと長めの感想の文章をしたてあげました。。

 お二人の方から、ふすまを開ける猫の存在(ドアのノブも!)を、メールで教えていただきました。猫を飼っている方には常識なのかも。ペコさん、niquetさん、どうもありがとう(^_^)。網戸は二枚をガムテープでくっつけてガードしましたが、なんと今度は、網戸をどんどんよじ登って、上の部分(そこも小さな網戸入りのガラス戸になっている)から、侵入しようとする猫が。お、おもしろすぎる。。。


98.9.15

「気まぐれ映画メモ」に、「ヘンリエッタに降る星」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、タイモン・スクリーチ『大江戸視覚革命』の感想文をアップしました。

 九官鳥のQQは、ものまねをするばかりではなく、いろんな奇声(地声?)を発する。キュッ、キュッと短くたよりない声で啼くのが、危機がせまったときの独特の警戒音(これが強い調子になると、ただ寂しくて人を呼んでいる場合もある)。二階にいても、鳴き声は階下から聞こえるのだが、先日、この警戒音がしつこく聞こえた。なんだか様子がおかしいので、急いで降りて行くと、なんと居間の中央に猫が鎮座して、QQのケージを眺めていた。猫はさっと、半開き状態の網戸の隙間から遁走。
 猫が、しつこく網戸をひっかいているうちに、偶然できた隙間から室内に入り込む、というのは、何度か経験があるが、網戸の開き具合から、器用に横に押し開けた疑い濃厚。しかし、そんなことがあるのだろうか。ふすまを開ける猫とは。うーむ。。。


98.9.12

「気まぐれ映画メモ」に、「マーズ・アタック」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、須賀敦子『遠い朝の本たち』の感想文をアップしました。

 自転車に乗っていて、一瞬、金木犀の匂いがしたように思った。とっさに、速度を落として振り向いても、民家の塀や垣根で遮られて何も見えない。そんなことがあり、忘れてもいたのだが、数日後、また同じ場所で同じ経験をした。
 花というのは不思議で、桜の季節には、街中にこんなに桜があったのかと思うくらい、あちこちの庭に溢れて見える。梅しかり、躑躅しかり、百日紅しかり。あたりまえのことかもしれないが、毎年のように、そんな景色の変化に驚く。もうすぐ、街のあちこちに、あの小さな散りやすい花々と、甘い芳香が満ちる筈(だと思う)。


98.9.8

「気まぐれ映画メモ」に、「陽のあたる教室」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、飯島洋一『<ミシマ>から<オウム>へ』の感想文をアップしました。

 夜がめっきり涼しくなってきた。気持ちがいいので窓を開けて網戸状態にしていると、羽蟻がどっとやってきて、いつの間にか何匹かがパソコンのモニター上をうろついている。そういえば、いつかこんな悪趣味なスクリーンセーバーを見たことがあったなあ、などと最初は暢気に眺めていたが、しだいに耐えられなくなって遂に退散。もぞもぞするのを見てると、胃のあたりの具合がわるくなってきました。。。


98.9.5

「気まぐれ映画メモ」に、「想い出の微笑み」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、冨田恭彦『哲学の最前線』の感想文をアップしました。

「ギャラリー」に、「模写の愉しみ」をアップしました。

 「模写の愉しみ」には、ロセッティ展のカタログの写真を見ながら、パソコンのグラフィックソフトを使って描いた絵と、解説があります。
 気が向いたときに、好きな画家の画集を開いて、気に入った絵を模写する、という、気まぐれな趣味の副産物ですが、見て読んで、愉しんでいただければ嬉しいです。


98.9.1

「気まぐれ映画メモ」に、「ワイルド・ビル」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、高橋睦郎『読みなおし日本文学史』の感想文をアップしました。

 連日の雨で増水した多摩川の様子を見に行った。対岸には冠水した葦がうち臥し、乳白色の川筋が荒い白波を立てて、いつもとは違う荒涼とした風景。岸辺の灌木はまだ青々としているのに、早々と幾本かの白い薄の穂が風に揺れていた。昨日までどこに潜んでいたのだろう。傾く空に群がるトンボの群。


98.8.29

「気まぐれ映画メモ」に、「ウォーカー」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村上龍『ライン』の感想文をアップしました。

 珍しく青々と晴れた空に純白の積乱雲が眩しい午後、民家の塀に、**家順路と大書された黒枠の表示板が目についた。こんな日の葬儀は記憶に残るだろうなあ、などと変な想いがよぎる。
 偶然のことだが、帰宅すると、友人から、昨夜、詩人の田村隆一が亡くなったと告げるメールが届いていた。田村氏は、戦後の現代詩に大きな影響を与えた詩のグループ「荒地」派を代表する詩人のひとりだった。ある時期からは、しばしばマスメディアにも登場して、巧みな話術や、印象的な風貌が紹介され、その洒脱で超俗的な人柄とともに、典型的な「詩人」という雰囲気を感じ取った人も多かったと思う。彼の死後も、残された沢山の珠玉のような詩作品を再訪する歓びは変わらない。
 友人のメールには「今日は日本語が、すこしさびしい日です。」とあったが、その日は、遅くまで雷鳴のたえない雨になった。夕刊に訃報が掲載されていた。


98.8.25

「気まぐれ映画メモ」に、「サムバディ・トゥ・ラブ」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、小林よしのり『新ゴーマニズム宣言スペシャル 戦争論』の感想文をアップしました。

 夕暮れ、ヒグラシの声を聴く。電話の留守録音に「今日は行けません、ごめんなさい」とのメッセージが。間違い電話はたまにあるが、留守番電話に入っていたのは初めて。知らない人の声が妙に耳に残って、なんだか不思議な気分。


98.8.22

「気まぐれ映画メモ」に、「身代金」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、国立歴史民俗博物館編『銅鐸の絵を読み解く』の感想文をアップしました。

 久しぶりに「詩の小部屋」の中の「詩の手帳」に、「洞窟のこと」という作品をアップしました。


98.8.18

「気まぐれ映画メモ」に、「とまどい」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村上春樹『夢のサーフシティ』、高間康史『図解・人工生命を見る』の感想文をアップしました。

 猫好きの人が隣に住んでいるせいで、毎日何種類もの猫たちがガラス戸越しにQQ(九官鳥)の籠を覗きにくる。子猫などは、本当に珍しそうに、QQが餌の九官鳥フードをくわえて、一旦水の張った容器の中に落としてから、拾い上げて食べる仕草を、飽きずに眺めています。時々立ち上がって突然網戸に貼りついたりする猫もいますが、QQはもう慣れっこで動じていない。。。。。


98.8.15

「気まぐれ映画メモ」に、「ラングーンを越えて」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、長尾高弘『縁起でもない』、土屋賢二『人間は笑う葦である』の感想文をアップしました。

 岩本裕『日常仏教語』(中公新書)を読むと、お盆(盂蘭盆)というのは、梵語ウッランバナに由来すると、辞書にあるが、梵語にそういう語は存在せず、この説は誤り、とあった。著者は、西域ルートを通って、中国に麦作と粉作をもたらしたイラン民族(ソグド人)の祭事が原型と断じている。イランでは古くから霊魂(とくに死者の霊魂)をウルヴァンと呼び、人々が杜松を燃やして、その芳香をたよりに祖先の霊が子孫の家に還ってきて供物を受ける祭事があったという。現在ウッランバナとウルヴァンのどちらの語源説が有力なのか知る手だてがないが、もし岩本説をとるとすれば、お盆の風習の原型は、遙かイランからシルクロードを越えて日本にもたらされたことになる。その場合、元来は、あの世で苦しんでいる亡者の苦を救うという仏教的な意味もなかったことなるので、すっきりしているような気がしますが。。。


98.8.11

「気まぐれ映画メモ」に、「訣別の街」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、SE編集部編『Painter スーパーアートワークス』の感想文をアップしました。

 「ニューズウィーク日本版8月12/19日号」の表紙に、イタリア、ウンブリア州の城塞都市、オルヴィエート(雑誌ではオルビエトと表記)のドゥオーモ前広場の写真が掲載されているのを発見。同誌の「海外で暮らす」特集の、「個性で選ぶ世界の十都市」のひとつにあげられているのだが、人口三万人弱の小さな田舎の町なのに、よくぞ取り上げてくれたという感じ。
 オルヴィエートは、2年前のイタリア旅行中に、ほんの2日ほど滞在しただけの土地なのに、印象が鮮烈で、思い返すと、なんだか一週間位は滞在していた気がする。記事を読んでも、ほとんど変わっていない様子なのが、なんとも懐かしく嬉しい。
 その時のことは、「イタリア気まぐれ旅日記」の中に(宣伝です(^_^;))。


98.8.8

「気まぐれ映画メモ」に、「セブン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、馬杉宗夫『黒い聖母と悪魔の謎』の感想文をアップしました。

 北陸で梅雨前線が被害をもたらしたばかりというのに、暦のうえではもう立秋。葉書のうえでは、立秋以降は「残暑見舞い」ということになるそうです。。。。

 ところで、先般、キキハウスからリンクさせていただいている方や複数の友人に、画像付きの暑中見舞いメールをお送りしたのですが、何人かの方から、添付された画像を見られる通信環境にないとの、ご返事を戴き、恐縮しているところです。
 見られなくて残念と書いて下さった方もいらっしゃったので、遅ればせながら、メールに添付したゆらゆら画像を、以下に掲載することにしました。デジタルカメラで撮影した画像を組み合わせて、グラフィックソフトで加工して、半日ほどかけて一生懸命作った作品です(^_^;)。

 「暑中見舞いメール」


98.8.4

「気まぐれ映画メモ」に、「リストランテの夜」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、田中聡『怪物科学者の時代』の感想文をアップしました。

 遠くの雷鳴は風情があるが、パソコン使いには鬼門。気持ちのいい驟雨。空がさっと明るんでの後のミンミン蝉の声と、音の絶えない梅雨明けの一日。


98.8.1

「気まぐれ映画メモ」に、「シェイド」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、鮎川潤『犯罪学入門』の感想文をアップしました。

 5月はじめに飼い始めたベルセオレガメのオセロは、折々に様子を見ると、ほとんどケースの隅っこでじっとしている。眠っているわけではなく、目をひらいてフリーズ状態ということが多い(散歩の途中で動作が固まっていることもある)。反応がなくてつまらないかといえば、そうでもなく、毎日とりかえる餌の亀フードを、きれいに平らげているのを発見することに、変な歓びを見いだしている。餌を換えようとすると、嬉しくてばたばたと動き回り、ひとしきり饒舌になる九官鳥のQQとは好対照。


98.7.28

「気まぐれ映画メモ」に、「グリマーマン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』の感想文をアップしました。

 じっとしていると、さほど暑くないのに、すこし動くと全身が汗びっしょりになる。シャワーを浴びて氷水にレモンを絞って飲み、ついごろごろと。二階の窓拭きを二日に分けて仕上げるという体たらく。


98.7.25

「気まぐれ映画メモ」に、「コンタクト」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、池田晶子『残酷人生論』、池田晶子『さよならソクラテス』の感想文をアップしました。

 「気まぐれ映画メモ」の感想が20になったので、例によって新しくファイルを作って、これまでのものを「映画の小部屋」に「読書メモ(6)」として移動しました。久しぶりに映画タイトル名検索も更新。

 窓に不思議な抽象模様の落書きが。。今年は、まだ蝸牛の姿を見ません。


98.7.21

「気まぐれ映画メモ」に、「不滅の恋 ベートーヴェン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、高澤秀次『評伝 中上健次』、山本夏彦『死ぬの大好き』の感想文をアップしました。

 先日風呂場で見かけた大きな女郎蜘蛛が、キッチンの流しの中に。食器を洗おうとしてぎゃっと叫んだ(心中)。向こうも相当慌てて走り回ったあげく皿の裏側にこそこそ隠れるが、どうも流しから出られないらしい。工作用の長い棒を持ってきて、先のほうにとまらせて救出してやろうと思いつく。しかし、蜘蛛というのはあれで結構すばやい。棒を差し出すと、その上によじ登って、あっという間に手首に近づいてきたので、思わず棒ごとその場に放り投げてしまった。。気を取り直して、なんとか廊下の方に誘導して、その場は収まりましたが、その後トイレの隅で一度見かけました。相当不気味ですが、一度命を助けたもので何となく愛着も湧いてくる。。。


98.7.18

「気まぐれ映画メモ」に、「チェーン・リアクション」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、カレル・ヴァン・ウォルフレン『なぜ日本人は日本を愛せないのか』、アイヴァン・ホール『知の鎖国』の感想文をアップしました。

 残り梅雨とか戻り梅雨というのは、いったん梅雨明けした後の雨をいうらしいのだが、結構厳しい暑さの後だったので、そう呼んでもみたい連日の雨模様。つゆくさの青い花が、さかりで美しい。。
 表紙をはやく変えすぎたかな。。


98.7.14

「気まぐれ映画メモ」に、「D.N.A」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、高橋裕子『イギリス美術』、赤瀬川原平『老人とカメラ 散歩の愉しみ』の感想文をアップしました。

 夏は来ぬ。というところで、夏場用にフロントページを模様替えしてみました。
 なんとなく夏らしい。。。。くないかも。。。イラストが大きいので、表示がやや心配。


98.7.11

「気まぐれ映画メモ」に、「私が愛した男と女 ヘンリー&ジューン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、新関公子『「漱石の美術愛」推理ノート』の感想文をアップしました。

 「走り書き「新刊」読書メモ」の感想が30になったので、例によって新しくファイルを作って、これまでのものを「言葉の部屋」に「読書メモ(6)」として移動しました。久しぶりに書名、筆者名検索も更新。

 買い物帰りに、珍しく蛇に出会った。十数年ぶりのことではないだろうか。長さ50センチ位、体色は綺麗な緑がかった褐色(最初、道に、紐が落ちているのだろうと思った)。自転車の急ブレーキをかけると、慌ててくねくねと、出てきた道ばたの茂みに引き返していった。こちらも、久しぶりの一瞬のパニックにどきどき。。。。


98.7.7

「気まぐれ映画メモ」に、「真実の行方」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、デボラ・キャドバリー『メス化する自然』の感想文をアップしました。

 日本人男子の精子の数が、ここ三十年で約一割減少しているという研究発表(慶応大医学部吉村教授・六千人分のデータの集計という初の大型規模の調査による)が、七月五日付け朝日新聞の一面に紹介されていた。諸外国での同様の報告が多数紹介されている『メス化する自然』を読んだばかりだったので、やはりねえ、という感慨。

 午後、季節柄、庭先で、クーラーのフィルターをタワシでごしごし洗っていたら、ほのかに甘い山梔子の香りが。熱気に熟れるという感じ。空には遠雷のとよめき。なおフィルターの目詰まりは目立たないが結構汚れが落ちにくい。陽にかざしてみて埃が残っていたら、古い歯ブラシなどでしつこく仕上げると良いようです。


98.7.4

「気まぐれ映画メモ」に、「死と処女<おとめ>」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、森村泰昌『踏みはずす美術史』の感想文をアップしました。

 海開きに山開き、南九州では梅雨明け宣言、といった晴れやかなニュースに釣られるように模様替え。屋根裏部屋から茣蓙を引っぱり出してきて居間の床に敷く。これだけで随分と涼やかな気分に。寝そべって、真っ赤な巴旦杏をかじる半夏生。


98.6.30

「気まぐれ映画メモ」に、「狼たちの街」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ますむら・ひろし『イーハトーブ乱入記』の感想文をアップしました。

 梅雨の合間の午後に河川敷の公園まで散歩。水気を含んだ雑木林がずっしりと繁って野趣あふれる風情。広場の植え込みの紫陽花は今がさかり。サルビアの赤もまぶしい。空では燕が飛行練習。堤防の桜並木の下でまるまる太った青虫を見つけて思わず声をあげた。洗い立てたような体色が鮮烈でなぜか痛々しい。通り過ぎる季節の化身たち。カメさまの餌用に蒲公英の葉をすこし摘んで帰る。

98.6.27

「気まぐれ映画メモ」に、「評決の時」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ドナルド・リチー『十二人の賓客』の感想文をアップしました。

 プラネタリウムと天文学の学習ソフト「DISTANT SUNS2」というもので遊んでいる。まだ操作がよくわからないのだが、現在時刻の天体の配置が分かったり、深宇宙から銀河系を眺められたりして、結構な多機能ぶりのよう。。部屋の照明を暗くして、などとマニュアルに書いてあって、なるほど夏の星座が美しいです。次の天体ショーは8月12日のペルセウス座流星群とか。


98.6.23

「気まぐれ映画メモ」に、「ジェイド」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ベン・ソロモン『死海文書の封印を解く』の感想文をアップしました。

 近所にある造り酒屋が、地ビールを売り出して、敷地内にビヤレストランを開店した。JRの駅から徒歩で15分、近隣に企業や繁華街があるわけでもない立地条件(団地はあるが)で、この先やっていけるのかと他人ごとながら心配になるが、とりあえず初日に、地ビールの味を見に行く。
 おりしも小雨の降る肌寒い夕暮れ時。それでも結構人出があって、店内は賑わっていました。売り出された3種類の地ビールの味のほうは、それぞれほのかな香料を溶かし込んだような香りがして、やはり格差をつけているのだなあと。大きな欅の木が青々と繁っている古い造り酒屋の庭を眺めながらビールを飲むというのは、レトロな雰囲気がなかなか良いものです。裏手がすぐに多摩川なので、散策ついでにというコースが愉しいかも。詳細を知りたいという左党の方はメールでも下さい(^_^;)。。。


98.6.20

「気まぐれ映画メモ」に、「風の中の恋人たち」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ドン・タプスポット『デジタルチルドレン』の感想文をアップしました。

 今回感想を書いた本『デジタルチルドレン』(ソフトバンク)の中で紹介されていた、英文メールで使われているフェースマーク(スマイリー)を、抜粋して、「ギャラリー」の「文字記号イラスト」のページに、おまけとして掲載しました。喜怒哀楽は万国共通。。。。


98.6.16

「気まぐれ映画メモ」に、「恋する惑星」の感想文をアップしました。

 先月末にこしらえた本棚に油性ペイントを塗装して放ってあったのですが、しっかり乾燥して特有の塗料の匂いも薄らいできたので、本を詰め込むことに。ついでに本の整理を兼ねたので、結構大仕事になりました。
 ところで、喫煙は私の数ある悪癖のひとつなのですが、書籍が脂で汚れるのは困りもの。ドゥルーズの『フーコー』(河出書房新社)という本、黒いカバー地に、金文字でタイトルが振ってあると思って一拭きしたら、なんと銀文字だったという。。。これは極端な例です。念のため。。。


98.6.13

「映画の小部屋」に、「ピーター・グリーナウェイの愉しみ」をアップしました。

 一週間ほど毎日のようにビデオを見て、それから一週間ほど、少しずつ文章を書いたりして、新しくピーター・グリーナウェイ監督の映画作品の感想特集みたいなページを作りました。
 レンタルビデオ8本で、これほど面白がれるとは自分でも思っていなかったので、ちょっとした収穫でした。同監督の「ZOO」という映画に、マニアックなフェルメールの愛好家の医者が出てくるのですが、私もマックのスタートアップスクリーンに「真珠の耳飾りの少女」を貼り込んで毎日眺めていたということもあって、変な親近感を覚えたりして、すっかりファンになってしまった感じです。カウント7000突破記念行事ということで(ご訪問多謝)。。。


98.6.9

「気まぐれ映画メモ」に、「蒼い記憶」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ウィリアム・アンダーソン『グリーンマン』の感想文をアップしました。

 雨に濡れて緑の美しい季節。庭の沙羅の木に花が咲いていました。なにげなく見過ごしてしまいそうな、清楚な白い花です(写真では、やたらめだってますが。。。)。


98.6.6

「気まぐれ映画メモ」に、「フィフス・エレメント」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、蓮実重彦+山内昌之『われわれはどんな時代を生きているか』の感想文をアップしました。

 梅雨入り。「ピーター・グリーナウェイの枕草子」という映画をビデオで見て、興味を持ったのをきっかけに、このところ、ピーター・グリーナウェイ監督の作品ばかりを借りて来て、連日ぼちぼちと見ている。同じ監督の作品をビデオで続けて見るのは、私としては滅多にないことで、小津安二郎監督作品以来のこと。毎日ビフテキを食べてるような。。。


98.6.2

「気まぐれ映画メモ」に、「マイ・ビューティフル・ランドレット」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、金井美恵子『重箱のすみ』の感想文をアップしました。

 世田谷美術館で開催中の「三星堆 中国5000年の謎・驚異の仮面王国」展(7月20日まで開催)に行く。1986年、中国内陸部、四川省長江上流の三星堆で古代遺跡が発見された。出土した青銅器、金製品、玉石器、怪異な容貌をした仮面群や人物像は、今から三千年程前、中国の黄河中流域に殷(商)、周王朝が栄えた頃に、四川盆地に存在したらしい不思議な仮面王国の一面を伝える。今回の展示は、その出土品の全貌を世界にさきがけて紹介するというもの。

 なんといっても仮面の造形が面白い。太陽神(火を銜えて天下を照らすとされる、人間の顔に赤い蛇身の怪物「燭龍」とも)として崇められていたらしい幅一メール以上の巨大な縦目仮面やデフォルメされた仮面群、人物像は、こんなのありか、というほどの強烈なインパクト。

 四メートル近い高さの鳥や龍を配した神樹もすばらしい。素朴だが、古代の巨樹(生命の樹木)信仰のイメージの具象化という思いしきり。これが本当に中国のものか、と関係者は疑うというが、素人目にも、これまでの古代中国文明の遺物というイメージからかけ離れ、異質性が際だっているのが分かる。どーんと、これは小さい方の「縦目仮面」です。


  98.5.30

「気まぐれ映画メモ」に、「未来は今」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、小浜逸郎『この国はなぜ寂しいのか』の感想文をアップしました。

「合板ベニヤの簡単本棚」

 部屋の本棚から本があふれ出して久しく、思い立って、のっぺらぼうの廊下の壁面に沿って奥行きの浅い本棚を工作することに。

 幅3.6メートル高さ1.8メートル、奥行き14センチで、7段の本棚を作るといえば大変そうだが、材料は、近くの日曜大工用品の店に行って、1.5センチの厚さの合板ベニア4枚を14センチ幅で縦にカットしてもらったものだけ。
(本棚の高さも横幅も、1.8メートルと1.8メートル*2に設定して、裁断した板を、手を加えずに、そのまま使おうというのがミソ。なお、分量はかなりになります(車じゃないと運べない)。またスケール(曲尺が便利)やベニヤ板用の細い釘、金槌や鋸も必要)

 これを縦に3枚立てて、その間に横にしたものを棚板として、さし渡していくのですが、そのまえに、それぞれの棚板の左右の隅と中央を支える(Eの字を横に伏せた格好で、それぞれの棚板に下駄をはかせるわけです)ために、棚の間隔と同じ幅に合板を必要枚数分、鋸で切りだす作業が必要。

 実は、私は棚の間隔を決めずに!工作を始めたので、このプロセスが必要だったのですが、前もって算出して頼めば、店でカットしてもらえるので、工作は運んできた板を釘でとめながら組み上げて行く作業だけということになります。

 本棚の枠を背面の壁にしっかり留められれば、合板ベニヤなので美的ではないですが、結構これで頑丈です。以下は参考写真。

「ほぼ完成図」

塗料を塗ったり、表面の桟に細い化粧板を貼れば綺麗かも。

「棚の隅のアップ」

棚の隅はしっかり上下から固定されるので頑丈。


  98.5.26

「気まぐれ映画メモ」に、「ショーシャンクの空に」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村上龍『寂しい国の殺人』の感想文をアップしました。

 エキスパンドブックで製作した関富士子さんの詩集『飼育記』を、「青空文庫」に登録していただきました。その際エキスパンドブックのテキストブラウザをお持ちで無い方にも一括して読めるファイルもあれば、というお話を受けて、急遽、HTML版も製作。「エキスパンドブックの小部屋」に、併せて掲載しました。底本とした『飼育記』のテキストが、関さんのホームページ「rain tree」に、複数のファイルとして、掲載されているのですが、今回製作したのは、それらをひとつのファイルとして再構成したものです。


98.5.23

「気まぐれ映画メモ」に、「バートン・フィンク」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、斉藤史『ひたくれなゐに生きて』、タイモン・スクリーチ『春画』の感想文をアップしました。

 春もたけなわ。春眠暁を覚えずということで、枕にちょっとした工作をする。ちょうど後頭部の当たる部分を、両面から糸でとじ合わせて、枕の中央部を凹ませるというもの。テレビ番組で紹介されていた方法の受け売りだが、頭がしっくりと枕に収まって、なんとなく熟睡できたような気が。。。


 98.5.19

「気まぐれ映画メモ」に、「秘密と嘘」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、南伸坊『対岸の家事』の感想文をアップしました。

 普段、縦のものを横にもしない私が、このところ、エキスパンドブック・ツールキットというもので、横のものを縦にして遊んでおりましたが、その成果の第一号として、「言葉の部屋」の中に「エキスパンドブックの小部屋」というのを作って、その中に、関富士子さんの詩集『飼育記』をアップしました。

 エキスパンドブックというのは、ご存じのようにボイジャー社の製作による電子ブックの規格。読むためには専用のテキストブラウザが必要ですが、興味のある方は、「エキスパンドブックの小部屋」から、ボイジャーのホームページにとんで、ダウンロードできます(その後で、解説に従ってインストールしてください)。
 始めたばかりなので、電子ブックの表示の感想(詩の感想はぜひ著者に)や、アドバイスを頂けると嬉しいです。。。


 98.5.16

「気まぐれ映画メモ」に、「シャイン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、最相葉月『絶対音感』の感想文をアップしました。

 インドネシアが大変なことに。。。


 98.5.12

「気まぐれ映画メモ」に、「リービング・ラスベガス」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、古代史新聞編纂委員会編『古代史新聞』の感想文をアップしました。

 映画メモが20作品溜まったので、テキストを更新。これまでのものは、「映画の小部屋」「気まぐれ映画メモ(5)」として保存しました。しばらく更新していなかった映画タイトル検索ページにも今回保存した分をどんと追加。


 98.5.9

「気まぐれ映画メモ」に、「WISH 夢がかなう時」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、大江健三郎『私という小説家の作り方』の感想文をアップしました。

 ペットのカメの話(続き)。やってきたのは、こんなカメです。最大で甲長25センチ程度になる種類(現在9センチ弱)で、目がやや大きいのが特徴。甲羅はくすんだ色合いで、それなりに趣があります。名前はオセロと命名。 PROFILE のページの下のほうに「カメのこと」というページへのリンクをつけたので、もしオセロのつぶらな瞳がご覧になりたい方はどうぞ。。


 98.5.5

「気まぐれ映画メモ」に、「ロング・キス・グッドナイト」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、佐木隆三『人が人を裁くということ』の感想文をアップしました。

 ペットのカメの話。3月24日にやってきたリクガメ(ケヅメリクガメ)の子供ゼノン。あまり深く考えずに、可愛いらしいので購入したのですが、あれから、同種のカメを紹介されている方のホームページや、ものの本などで調べ、最大甲長が75センチになることを発見して、げげっと。
 それでも、あまり現実感がなくて、まあまあなんとかなるだろうと思っていたのですが、実際に、3年くらいで50センチ近くに成長したケヅメリクガメを飼っている方のご家庭に遊びに行った人から、あれこれ体験談を間接的に聞いて、反省熟慮。結局、さきざきカメの幸福を思うと、わたしの環境では、このさき困難な問題がでてきそうなので、ペットショップに相談することに。
 私の無知から始まったことなので、最終的には無料でも引き取ってもらえればいいと思っていたのですが、先日、こころよく交換OKとの返事をもらい、そんな経緯で、ゼノンは、お店に帰っていきました。短い間のつきあいでしたが、どこかの、ゆったりした環境をもつ人に貰われて、すくすく巨大なって、やたら長生きしてくれればよいと思います。

 10センチに満たないケズメリクガメの子供は人気だそうで、最近では私の地元の小さなペットショップでも売っていますが、カメをペットにと考えていらっしゃる方は、ぜひぜひ熟慮されんことを。。。

 ということで、わが庵に新しくやってきたカメは(まだ写真がないので、次回(土曜日頃更新予定)に続く)。。。


 98.5.2

「気まぐれ映画メモ」に、「ヒート」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、呉智英『危険な思想家』の感想文をアップしました。

 上野の都美術館で開催中の「ケルト美術展」(会期〜7月12日(日)・休館月曜日)に行って来ました。ケルトは、縄文みたいな森の文化で、ほとんど工芸品しか残されていない。その工芸品が楽しい。中には琥珀の加工品を置いた展示箱もあって、まさに「琥珀置く箱」を楽しんで来ました。
 大昔のお話、十代半ばに、こういう詩の一節を読んだことがあります。

 「ぼくはゴール人の先祖から、青白い眼、せまっくるしい脳味噌、それに組打ちのまずさを受けついだ。ぼくは自分の服装がかれらの服装と同じくらいに野蛮だと思う。もっとも、ぼくは髪の毛にバターをなすりつけない。、、、」(『ランボー詩集』所収「悪い血筋」(清岡卓行訳)より)。

 ランボーは他にも、偶像の礼拝とか、涜聖の愛好、全ての悪徳、憤怒や淫乱、嘘とか怠惰、などなど、いろんなもの(ろくでもなさそうなもの)を、ゴール人から受け継いだと言って賞賛しているのですが、このゴール人というのが中部ヨーロッパの先住民族、ケルトのことなのですね。
 なんなんだ、これは!と思った、というのが今にしてみるとケルトとの出会いで、自分もゴール人のようになりたいと思った少年の関心は、それ以来、細々と続いていたのでした(^_^;)。。。。

話をとばすと、ロールプレイングケームが好きな人はご存じでしょうが、その仮想世界などに、よく出てくるドルイド僧というのは、ケルトの司祭ですね。どんな宗教だったかよくわかっていないらしい。ゲームではやたら魔法を使いますが。。。


 98.4.28

「気まぐれ映画メモ」に、「ハンテッド」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ローレンス・オルソン『アンビヴァレント・モダーンズ』、中島らも*いしいしんじ『その辺の問題』の感想文をアップしました。

 この時期、野菜を調理していて、とくに好きなのが空豆の処理をするとき。色も綺麗だし、あのごろごろした莢の大きさは存在感があって、皮を剥いていると、いかにも手仕事をしている感じになってくる。
 SF小説(映画)で巨大な豆の莢の中に宇宙人が入っているというのがあった気がするが、そういう想像力に誘うものがある。さっと塩ゆでしてニンニクとバターで炒めて。。。。


 98.4.25

「走り書き「新刊」読書メモ」に、D・ウィークス、J・ジェイムス『変わった人たちの気になる日常』の感想文をアップしました。

 読書感想の「ソフィーの世界」の表題や、書名、人名が「ソフィ」になっていると、ご指摘を受けたので訂正しました。感謝。。

 窓の外に楓がふさふさした若葉を揺らしている。夕暮れ時の、深海にいるような、褪めた色合いも、この季節ならでは。


 98.4.21

「気まぐれ映画メモ」に、「戦火の勇気」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ウィリアム・R・クラーク『死はなぜ進化したか』の感想文をアップしました。


 98.4.18

「気まぐれ映画メモ」に、「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、河合隼雄*中沢新一『ブッダの夢』の感想文をアップしました。


 98.4.14

「気まぐれ映画メモ」に、「フランスの女」の感想文をアップしました。

ご指摘もあり、更新の合間に、ことばあそびうたの「くまがいそう」や「琥珀置く箱」の表記を少し訂正。詩や、ことばあそびは一字でも入力を間違うと表現の意図が損なわれてしまうので、大変。ご感想や、お気づきの点があれば、どんなことでも、お知らせ願えればば嬉しいです。。


 98.4.11

「気まぐれ映画メモ」に、「ザ・ファン」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、大久保洋子『江戸のファーストフード』、小浜逸郎『現代思想の困った人たち』の感想文をアップしました。

「詩の小部屋」に、ことばあそびうた「琥珀置く箱」をアップしました。

 「琥珀置く箱」は回文のことばあそび集。ここ暫く凝っていましたが、ちょっと区切りをつけないと、果てしがないので掲載しました。製作は楽しいので、これで打ち切りではなくて、また忘れた頃に追加するつもりです。


 98.4.7

「気まぐれ映画メモ」に、「未来世紀ブラジル」の感想文をアップしました。

 リクガメの飼育ガイドブックに、タンポポの葉が栄養的に適する植物として筆頭に上げられていたので、裏庭で、さっそく西洋タンポポの葉を採取。
 かすかに春雨が降っていたので、「君がため春の野にいでて若菜摘む。。」と思わず思ってしまった。


98.4.3

「気まぐれ映画メモ」に、「レオン(完全版)」の感想文をアップしました。

カウンターが6000を超えていました。いつもご訪問ありがとうございます。


   98.3.31

「走り書き「新刊」読書メモ」に、本の雑誌編集部編『匿名座談会』、内田春菊『クマグスのミナカテラ』の感想文をアップしました。

「気まぐれ映画メモ」に、「ミッション:インポッシブル」の感想文をアップしました。

 最近つくった春の料理二題。菜の花シューマイ。エビは包丁で、細かくたたいておく。菜の花は塩ひとつまみ入れた湯で、さっと茹でて水にさらして水気をきって粗いみじん切りに。ミョウガ、生姜も、みじん切りに。それらを合わせ、卵の白身、片栗粉、醤油、砂糖、塩胡椒を加えて手でこねる。シューマイの皮で包んで7分ほど強火で蒸します。見かけの爽やかさと、エビのぷりっとした食感、菜の花のちょっとした苦みがご馳走。
(シューマイ8〜10個分の材料。エビ(4〜5センチ)10尾、ナノハナ二分の一束、ミョウガ3個、生姜少々、卵白身一個、片栗粉大さじ1,醤油大さじ二分の一、砂糖小さじ1、塩、胡椒少々。シューマイの皮8〜10枚)

 めかぶ丼。めかぶはさっと茹でて、色がかわったら水にさらし、包丁で細かく細かくしつこくみじん切りにします。充分粘りが出てきたら、器に取り生卵と鰹節を混ぜて、醤油で味をつけ、ご飯にかけていただく。

 出典は、菜の花シューマイが10年近く前の週刊誌の記事。春になってスーパーでナノハナの束を見かけると思い出して、毎年ではないけど、気が向くと作ります。めかぶ丼は今年テレビで知った簡単丼。もとは漁師さんが食べてる方法を教わったといってました。めかぶはパックで売られていたものしか見つからなかったので、茹でるプロセスは省略して、あっという間に作って、わしわしと。。。


98.3.27

 「映画の小部屋」に、「許されざる者」の感想文をアップしました。長いです。


 カメのゼノンの写真を撮影しました。

 no1 煙草の箱に収まるサイズ。体重は81グラム。

 no2 日向で休憩。左の家(シェルター)は、お下がりで、大きくて古い。。。

 no3 キーボードの上で。ちょっと大きめの画像です。

 (写真は、暫くしたら、自己紹介ページに移します。)


98.3.24

「気まぐれ映画メモ」に、「デッドマンウォーキング」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、中野不二男『メモの技術』の感想文をアップしました。

 日曜日に、甲長6センチほどの子供のリクガメがやってきた。アフリカ原産で、ニューヨーク生まれなのですが、名前をゼノンと名付けました。カメを飼うのは3年ぶりのことで、どうなることか。次回更新時に、デジタルカメラで撮影した姿をご披露する予定です。


98.3.20

「気まぐれ映画メモ」に、「ハイダウェイ」、「第七の予言」、「シャイニング」の感想文をアップしました。ホラー、オカルトもの3作です。

 鳥も羽根が生え替わる季節。九官鳥はカラスみたいに全身黒づくめの鳥だと思われているかもしれませんが、翼の一部にしゃれた白いストライブが入っています。ちょうどQQの「風切羽根」が一本落ちていたのでスキャナーで取り込んでみました。。。


98.3.17

「気まぐれ映画メモ」に、「ヘブンズ・プリズナー」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、中島義道『カントの人間学』の感想文をアップしました。

 「走り書き「新刊」読書メモ」が30冊分溜まったので、いつものように、これまでの分を、言葉の部屋の感想文コーナーに、(5)として収納して、新しくテキストファイルを作りました。
 去年3月から「読書メモ」を始めて、まる一年。それ以前と、読書のペースはあまり変わっていないのですが、本を読んでも感想を書く気分になれないものが続くと、ちょっと焦ります。そんな時は映画メモのほうに感想を、ということで、気分転換にもなるし、なにかと二刀流は便利。。。


98.3.13

「気まぐれ映画メモ」に、「ベルエポック」の感想文をアップしました。

「走り書き「新刊」読書メモ」に、上野千鶴子『発情装置』、竹田青嗣『現代社会と「超越」』の感想文をアップしました。

 春さきには、いろんなことが。。深夜、風呂場の隅で竜虎の争いの現場を撮影。蜘蛛もちょこまかと果敢に攻めるが、百足もくねくねと負けてはいない。勝負は、水入りというか、お湯入りというか、長そうなので寝ました。翌日見たら蜘蛛だけ元気に。百足は、無事逃げ出したみたい。。。


98.3.10

「気まぐれ映画メモ」に、「アヴェティク」の感想文をアップしました。

 気候も良かったので、青梅市にある吉野梅郷へ。入場無料の小さな丘みたいなところに梅が沢山咲いています。点在する梅の姿や香りを楽しみながら、起伏のある遊歩道を散策すると、ちょっとした運動になり、茶店の屋外の席に座って、早春の風に吹かれながら、熱い甘酒を一杯飲むのが、例年のコース。見頃はまだこれからということで、3月いっぱいは楽しめそう。お土産は梅干し。。。
98.3.6

「走り書き「新刊」読書メモ」に、筒井康隆『敵』の感想文をアップしました。

 雑誌の付録CDに収録されていた音楽ソフトのお試し版というのをインストールしてみました。スキャンした楽譜の画像を、演奏可能なテキストに変換してくれるというのが売り。さっそくバッハの小品の譜面で試したところ、結果は良好、一カ所スラーの記号が読みとれなかっただけでした。DTMには詳しくありませんが、これは何だか凄いと思う。


98.3.2

「詩の小部屋」に、「くまがいそう」をアップしました。

 「言葉の部屋」の、「読書感想とエッセイ」の中の「文学系」「ある少年の供述調書を読んで」をアップしました。

夜、カーテンを閉め忘れていると、ガラス窓に羽虫の集団が。また虫たち(あの虫も!)とのつきあいの始まる季節になりました。

 「くまがいそう」は、読むよりも作るプロセスのほうが楽しいと思う言葉遊びのうたです。こういうノンセンスで愉しげなものばかり載せていればいいのかもしれませんが、やはり感想を書いておきたいということで、重いテーマですが、「ある少年の供述調書を読んで」という感想文(とても長いです)も併せて掲載しました。


98.2.26

「走り書き「新刊」読書メモ」に、中野翠『無茶な人びと』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ルナ」、「ラストタンゴ・イン・パリ」の感想文を追加しました。

今回の映画の感想は、どちらもベルトリッチ監督作品。最近この監督の映画が多かったのは、テレビの専門チャンネルの今月の特集のおかげでした。今まで感想を書いた5本のなかでは、「ルナ」が一番好みだったなあ。


98.2.22

「走り書き「新刊」読書メモ」に、ラルフ・ヴィーナー編著『笑うショーペンハウアー』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ラストマン・スタンディング」の感想文を追加しました。

 これまでの「気まぐれ映画メモ」のファイルが20作品になったので、いつものように倉庫へ。新しいテキストファイルを作りました。

 フロントページを模様替えしました。壁紙は即席の自家製で、制作時の気分を如実に表しています。結構好きなウィリアム・モリスの天使を飾って見ました。その他ごちゃごちゃと細部を変更。。。


98.2.19

「走り書き「新刊」読書メモ」に、森雅秀『マンダラの密教儀礼』、吉本隆明『アフリカ的段階について』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ミルドレッド」の感想文を追加しました。

 小豆を煮ながら、居間で読書。1章読み終えるごとにキッチンに出向いて灰汁をとる。なんだか忙しないですが、充実してる。。。


98.2.15

「走り書き「新刊」読書メモ」に、舛添要一『母に襁褓をあてるとき』、立花隆『インターネットはグローバル・ブレイン』、関富士子『蚤の心臓』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「コピーキャット」の感想文を追加しました。

 東京地方での話ですが、暑い位の春の陽気の翌日は、静かな雪の降る日曜日。早朝、窓を開けた時の意外な驚きは、雪国にでも旅行して、旅先の旅館で目覚めた時の感じに似ていました。体のどこかが、まだ信じていない。
 「春の雪」という言葉で連想するのは、明治が舞台の三島由紀夫の美しい恋愛小説。雪の中を疾走する馬車が、、、と、想いはとめどなく。。。


98.2.13

「走り書き「新刊」読書メモ」に、日高敏隆『プログラムとしての老い』、林信吾『イギリス・シンドローム』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ミステリー・トレイン」、「ラスト・ダンス」の感想文を追加しました。

 
98.2.10

「走り書き「新刊」読書メモ」に、テリー伊藤『お笑い大蔵省極秘情報』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ジキルとハイド」の感想文を追加しました。

 「映画の小部屋」のページのトップにあったイラストを、差し替えました。誰だか。。。

  
98.2.6

「走り書き「新刊」読書メモ」に、村井章介『海から見た戦国日本』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「リトル・ブッダ」、「魅せられて」の感想文を追加しました。

 立春を迎えても、巷では、なんだか、おぞましいニュースばかり。でも、じきにマスコミはオリンピック一色になるのだろうなあ、などと。

  
98.2.3

「走り書き「新刊」読書メモ」に、谷口ジロー・久住昌之『孤独のグルメ』の感想文を追加しました。


98.1.30

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「イングリッシュ・ペーシェント」、「いつか晴れた日に」の感想文を追加しました。

 このところ、恋愛三昧で。。。というのは勿論ビデオ映画の話です(^_^;)。偶然ですが、感想を書いた二本とも、二時間を超える大作で、しかもそれぞれ、映画の中にふたつのラブストーリーが含まれているという大恋愛映画。さらに共通するのは小説が原作で、英国人俳優が主演するアメリカ映画だということです。私はいかにも映画的効果シーンを詰め込んだ前者より、後者が好み。「イングリッシュ・・・」の方は、最初デミ・ムーアが主演する予定だったとか。嫌いなわけじゃないけど、そうでなくて、よかった(^_^;)。今晩は、ぜひ恋愛の夢でも。。。

 
98.1.27

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、ウィリアム・カルヴィン『知性はいつ生まれたか』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、「赤い航路」の感想文を追加しました。

 面白がって始めた映画俳優データの収集が、かっぱえびせんのように増殖して時間を食っていく。。ビデオも結構見ることになって、昨晩はアクション映画のシーンを繋ぎ合わせたような迫力満点の夢を見てしまい、このストーリーは絶対面白いなどと夢うつつで想っていた。醒めればどうてことないのですが。。

 
98.1.23

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、白洲正子『おとこ友達との会話』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「パリのレストラン」の感想文を追加しました。

 インターネットで買物するにはセキュリティーの問題がありますが、BitCashカードというのは、事前に支払いを済ませているので、その点、安全な仕組みのようです。近在の大型書店でも販売していたので、興味本位で購入。カードは、1000円のもの、2000円のものと少額のみ。BitCashに説明があります。難点は、買物できるインターネット上の店が、まだまだ限られていること。。。

 
98.1.20

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「悲しみよこんにちわ」の感想文を追加しました。

 某大手チェーンのレンタルビデオ店が、私の住む市内にもオープン。1週間程度ゆっくり借りられるのと、古い映画の品揃えが魅力です。このところ、すっかりレンタルビデオ店からも足が遠のいていましたが、週に一度位というペースならば、いいかもしれない。「気まぐれ映画メモ」には、古い映画も、今のところ、まぜこぜでアップしていくつもりで、何でもありの状態。節操がないのは、「走り書き読書メモ」と同じです(^_^;)。。。。

 
98.1.17

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、夏目房之介『マンガと「戦争」』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「テルマ&ルイーズ」、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」の感想文を追加しました。

 毎年、世界中で作られる映画の総数は約二千本、そのうち日本で見ることができるのが約五百本。前者はテレビの映画専門チャンネルから、後者は渡辺武信氏の『銀幕のインテリア』からの受け売り情報ですが、映画についてあれこれ考えるときに、ちょっと押さえておきたいような凄い数字です。その感慨はそれぞれに。。。

 
98.1.14

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、青山南『英語になったニッポン小説』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「ザ・ペーパー」の感想文を追加しました。

 お正月気分も、ぼちぼちということで、うえに看板みたいにリンクしてあった「新年の挨拶」というページを片づけて、作品を「詩の小部屋」の中の「詩の手帳」に移動しました。

 
98.1.10

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、魚住昭『特捜検察』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「好きと言えなくて」、「アポロ13」の感想文を追加しました。

 8日夜から9日深夜にかけて、関東では二年ぶりの大雪。電車が不通になって、友人約一名が帰宅途中で力尽きて、泊まっていきました。翌朝は青空。時々、どさりどさりと木々が雪を払い落とす音が。

 
98.1.7

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、渡辺武信『銀幕のインテリア』、金井美恵子『柔らかい土をふんで、』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「夢の涯てまでも」の感想文を追加しました。

 これまでの「「気まぐれ」映画メモ」(97年11月13日〜98年1月3日分)が20本溜まったので、例によって「映画の小部屋」の中に「映画メモ(3)」として移動しました。

 
98.1.3

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「悪魔のような女」の感想文を追加しました。

 映画俳優の名前から、その人の略歴や出演映画などの短いメモを検索できる「俳優略歴index」というページを「映画の小部屋」の中に作りました。もともと趣味で自作した顔写真付きのデータベースがもとになっていますが、データ量の関係(読み込みが遅くなってしまう)で、画像は省略しました。また、これまでに書いた「映画メモ」の出演俳優の名前とリンクしてありますので、感想文を読んで、出演俳優について、ちょっと知りたいときなどに、ご利用下さい。時々、増殖させてゆく予定です。

 
98.1.1

 「走り書き「新刊」読書メモ」に、別役実『満ち足りた人生』、吉本隆明『食べ物の話』の感想文を追加しました。

 「「気まぐれ」映画メモ」に、「恋する放火犯(パイロマニア)」の感想文を追加しました。

 アクセス5000。おそらく元日中に。なんという、おめでたい巡り合わせでしょうか。うえに「新年の挨拶」のページをつくりました。内容は、暗号の挨拶と画像のリンクが隠れている短い詩のページです。ぜひ、言葉のパズルで遊んでいって下さい。
 では、今年も、ぼちぼち、やってゆきますので、どうぞよろしく。。