僕のクーペ・フィアットに起こったトラブルのリストです。
でも、基本的には今の所目立ったトラブルも無く、快適なカー・ライフを送っています。以前のリトモ・アバルト130TCでは、平均して1月に1.5回の故障(マイナー・トラブルですが)という頻度だったので、クーペ・フィアットは全く手間がかからないと言って良い程(リトモ・アバルトはそれでも魅力的でしたけれどね)。
その後のルノー21ターボも、全く手がかからなくて、唯一クライメイト・コントロール(エアコンの事です)のトラブルが目立った程度。それも効かなくなる・・・というのではなくて音。コンプレッサーのベルトの音が異常に大きくなったりするので、点検を依頼したのでした。あとは手放す前の最後の夏、記録的な猛暑の中で、インパネ中央に有ったデジタル式の燃料計(ドライブ・コンピュータを兼ねていた)の液晶が、崩れてしまった事位。

私の場合、走行距離は極端に少なく(通勤に使用している訳では無いので、乗るのは土日のいずれか1日。特に友人等との約束の無い日は、オイルを回す意味もあって50km程度乗るだけなので)、トラブルが発生しにくいのも事実かも知れませんが、ある程度の目安にはなるかもしれません。
これからイタリア車に乗ってみようと思っている方、同じ様にクーペ・フィアットやティーポ・フロアパンの車、若しくはランプレディ・ユニットの車に乗っている(乗ろう)としている人達、参考にして(あまり参考にならないかもしれませんけど)下さい。
特に、僕は車は大好きだけれど、メカにはあまり強くなく、整備等は皆ディーラーまかせ、という状態ですから、「イタリア車には乗ってみたいけれど、自分でいじる事が出来ないから・・・」と悩んでいる人には故障の発生頻度を具体的に示す事になると思います。
これを「多い」と思うか、「意外と少ないじゃん」と思うかはあなた自身の判断です。
でも、結論を言ってしまうと、「最近のイタリア車は殆ど心配無い」と言ってしまって良い様な気がします。
但し、日本車に比べれば、マイナー・トラブルは少しだけ多いですし、維持費(点検や部品にかかる費用)は国産車に乗っている様な訳には行かない、と言えるのではないでしょうか。
ちなみに私のクーペ・フィアットは、最初の輸入ロットの中の1台です。

フロント・サスペンション・ユニットからの異音
納車・走行距離:97km
ステアリングを切ると、ゴトゴトと音がする。原因は特定出来ていないが、右フロント・ストラットのステアリング操作に対する追従性が悪いらしく、断続的な回り方をしているという。
取り付け部ユニットの部品が日本に無い、という事で注文を頼んでいるが、今の所入荷の連絡は無い。

ドライバーズ・シートほつれ
走行距離:97km
フロントのドライバーズ・シートがほつれ、中のスポンジが見えていた。他にも同様のケースが有った様だ。
大した事では無かったので、しばらく放っておいたが、クレームが効かなくなる前に直してもらった。

インジェクション・インジケータ点灯
走行距離:208km
購入後すぐインジェクション・インジケータが点灯した。何かの拍子に点灯し、しばらくすると消えるが又点く。日増しに頻度が上がって行ったが、どう気を付けていても、エンジン自体に変調は感じられない。
「これはインジケータの接触不良か何かだな」とニラんだが、その通りだった。インジケータを直してもらって解決。

排気温度警告灯点灯
走行距離:1,251km
夏、しばらく走ると排気温度の警告灯が点灯する様になった。
状況をよく見ていると、走り続けている時は点灯しない。停車が長くなったり、渋滞していると点く。
どうやらマフラーに走行風が当たっている時は、温度が下がり点かないが、殆ど風が当たらない状況で、温度が上がると点くらしい。
本来、排気温度警告灯が点く程の状況というのは、明らかに不調に感じられるものである。しかし、これもエンジン、走行性能自体は何も変化が無い。
単にセンサーが壊れているんだろうと思ったが、正しくその通りで、センサーを交換してもらって完治。
しかし、最初にインジケータが点灯した時に飛び込んだ、某正規指定ディーラーでは、予約が無いと診られないとか、順番だから1ヶ月先迄待ってくれとか言って、状況を見てくれようともしなかったのは、腹が立った。
たまたま自宅近くで発覚したから良かったものの、旅行先等だったら、そのまま危険な状態かもしれないまま帰れと言うのか。
サービスが順番なのは判るが、緊急に立ち寄った時には、何か応急処置はして欲しいものだ。
それに比べると、購入したディーラーでは無いものの、途中からお世話になっているアレーゼむさしのは、サービスも親身になってくれ、有り難い。

エアコン排水洩れ?
走行距離:2,910km
ドライバーズ・シート側、丁度アクセル・ペダル下、踵を置く位置辺りが何となく湿っている。水が溜っている程ではないのだが、なんとなく湿っていて、覗いてみると、センター・コンソールから伸びるパイプがバルクヘッドへ抜ける辺りから、幾筋か水滴が流れた後が有る。
室内側という位置からして、やはりエアコン系の様で(基本的に僕はいつでもエアコンはオンにして乗る。冬でも温度設定を上げてオンにすれば除湿出来るし、エアコンを使う事で、エアコン内部にカビの発生を防ぐ為でもある)、排水パイプを清掃してもらったが、解決していない。

ドア・インジケータ点きっぱなし
走行距離:4,507km
ドアを開いた状態の時に点くドア・インジケータが点きっぱなしなっているのを発見した。
単なる接触不良だった。

ワイパー・アーム、ボンネットと干渉
走行距離:4,507km
ワイパー・アームの根元が、ボンネットと干渉しているのを発見。
クーペ・フィアットはデザイン優先の為か、バルク・ヘッドとボンネットの隙間が異様に狭くデザインされている。ワイパー・アームの根元がボンネット後端(フロント・グラス側)とバルク・ヘッドとに挟まれる形で接触していた。
ワイパーが動かないとか、動きがニブくなる程では無かった(だから気付かなかった)が、こすれている状態だった。
ボンネットの取り付けを上げても良かったが、クーペ・フィアットはボンネットのパーテーション・ラインがそのままキャラクター・ラインになっており、ドアに刻まれたラインに連続している為、位置をズラすと、このラインがズレてしまう(実際、ここら辺のチリを合わせていない新車のクーペ・フィアットも多数存在する。メーカー側(ピニンファリーナ)ではその辺実にいい加減=イタリア的?)。
結局、ワイパーの位置を数ミリ下げてもらって、隙間を作った。
しかし、ボンネットの為にワイパーを立てる事の不可能なアルファロメオGTVといい、異様に狭い隙間にワイパーの着いているクーペ・フィアットといい、デザインの為、という割り切りはスゴイ(というか何というか・・・)。

一気筒死んでる?
走行距離:7,805km
走っていて、突然エンジンが不調になった。
最初は運転席から聞くと、センター・コンソールの奥辺りからカチカチと音がし始めただけだった。タイヤの回転と同調している様な感じだったので、駆動系化とも思ったが、音は断続的で、よく聞いているとタイヤの回転数とは関係無いらしい。そのうち、4速2,000rpm位で、一定速で走れなくなった。僅かだがワウワウと前後にノックする様な感じだ。それからしばらくすると、加速も二次曲線的に上がっていくのでは無く、同じ様にノック(ノッキングとは違うのだが)的に加速する様になった。この頃には音は出っ放しである。
その足でアレーゼに向ったが、何故か途中で症状は消えてしまった。
アレーゼで試した所、停止状態でアクセルを踏んだ時の音は、明らかに不調で一気筒死んでいる感じ。しかし、アイドリングは安定しており、この回転数では生きている様だ。高回転でも生きている様で、結局常用域の2,000rpm辺りが駄目らしい。
現在(98.5.31)修理予約順番待ちの状態である。
アレーゼむさし野は、こう言った飛び込みにも、懇切丁寧に対処してくれ、本当に頼りになる。
この件について、ようやく(98.10.31)原因らしきもの判明。高めのギヤで回転が低い場合、時々スロットル・バルブがひっかかって、脈動の様な状態が起きていたらしい。
私のCoupeは最初のロットのものであり、後のタイプについては徐々に対策部品が施されている様である。
修理についてはその対策部品を付ければ良い訳であるが、周辺部品を総て交換という事になるらしく、かなりの金額になる為、運転方法でカバーした方が良いと言われた。
具体的には1段低いギヤで走る。常に3000回転付近を維持する様、心掛けるという事である。

その他、トラブルでは無いのですが、イタリア車は一般的に各部の建て付けが悪く(もともと固定せずはめ込んだだけとか、挟んだだけという設計の部分も多い)、新車の時から低級音と呼ばれるミシミシ、ギシギシ、ガタガタというキシミ音は常識です。
又、クーペ・フィアットの場合、ドア・ガラスの面積に対してパワー・ウインドウ・モーターが貧弱らしく、「いずれきっと壊れます。パワー・ウインドウ動かなくなったっていう症例多いですから・・・。」と言われています。
そして、タイミング・ベルト、国産車では10万km位は基本的に無交換ですが、このランプレディ・ユニットの場合は1万5千km程度で交換しておいた方が安心です。唯、その場合、基本的には(そんな事全く考えられていないのか)エンジンを降ろす羽目になるらしく、約20万円の出費が必要らしいです(それでもランチア・テーマ8.32の60万円よりは安い)。