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航宙船シリウス・リアビュー

航宙船シリウス・フロントビュー

惑星と航宙船シリウス

航宙船シリウス近影

木星軌道上の航宙船シリウス#1

木星軌道上の航宙船シリウス#2

衛星軌道高度のシリウス

航宙船シリウスです。基本デザインは、随分昔に描いたものですが、それをそのまま立体するのは、難しく随分モディファイしてしまいました。
中央船体にはバンプ・マップでパーテーション・ライン等を入れれば良かったのですが、これを作った時は、その方法を知りませんでした(^^;;;
シリウスは光子動力の設定ですので、船尾のパラボラ型の反射板で光子を反射して飛行する訳ですが、STRATA VISION 3dには自光する設定がありません。
その為、後部からパラボラに向けて、照射角度の大きい黄色光と、照射角度の小さい白色光を重ねてあてています。更にPhotoshopでレンズフレアを加えました。
惑星は、ちょっとお遊びで、球体に適当なテクスチャーを貼っただけです。雲等を重ねればもう少し面白かったと思いますが。
「近影」は仮想カメラの脇をすり抜けて行くシリウスです。シリウスは結構大きな船の設定なので、カメラの広角レンズで捕らえると、レンズから遠い方は動きが遅く、レンズの際は早い筈。
それでPhotoshop LE-Jでカメラに近い船体をブラしてみました。船首から中央船体辺りにかけて、ブレ方を5段階で徐々に小さくしています。
木星は、NASAのサイトから持って来たものですが、STRATA VISION 3dのバックグラウンドとして読み込んで、カメラ・ビューでレンダリングすると、広角レンズ効果で木星自体が大きく歪んでしまうので、仕方なくカメラを用いないで、作成画面の背景にそのまま用い、シリウス自体の描画も、作成画面では最も遠景として小さくしました。
余談ですが、こういう場面の場合、宇宙船をメインだから、と大きくしてしまうと、リアリティが薄れます。日本のSF映画がオモチャに見えるのはこんな所にも原因があるんです。
惑星を大きく、宇宙船を小さく配置する事で宇宙空間の広さを演出するんです。その場合宇宙船も決して「小型宇宙船」には見えません。
あとは、もうひとつ、背景の惑星と宇宙船に当たる光の方向を一致させる事も重要です。日本のSF映画って意外と、これいいかげんなんですよね。 一番下のシリウスは、STRATA VISION 3dで作成したシリウスを景観ソフトのBryceにインポートしたものです。実際上は、シリウスの直下に高層雲が有り、雲に大きくシリウスの影が落ちてしまうので、アングルに苦労しました。
シリウスの明るい部分のみが見えている感じは、上手くいったと思います。