ら行
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●ライダー・カード
カルビーから発売されていた「仮面ライダースナック」のおまけ。カード欲しさに万引きしたり、お菓子をそのまま捨てる子供が続出し、PTAの突き上げもあって、昭和49年に生産中止。もちろん店主もかなり真剣にコレクションをしていた。最近、ライダー・カードはポテトチップスになって復活。また集めている店主も店主である。

●来々軒
そういう屋号の店も実在するだろうが、漫画やドラマで大衆中華料理店の名称によく使われる。同様に暴力団の「竜神会」や悪徳商人の「越後屋」などがある。

●ラジオ商
1953年11月5日、徳島県徳島市でラジオ商が刺殺された。無実を訴える内妻の富士茂子さんが犯人とされ、懲役13年の判決をうけ服役。しかし、その死後、85年7月9日には徳島地裁におい て、初の”死後再審による無罪”が宣言されたという「徳島ラジオ商殺し」。このラジオ販売業を指す「ラジオ商」とは? ラジオの専売が、生業となるのは、それほどに皆ラジオを聞いていたのか? あるいはそれしか娯楽がなかったのか、謎である。

●ラ・ムー
菊池桃子がかつてヴォーカリストとして在籍したロックグループ。お世辞にもロックとは言えないシロモノで、バックコーラスの黒人のおねーさんたちが気の毒で見ていられなかった。

●ランディ・バース
もちろん、阪神タイガースの助っ人大スラッガー。`85、86年2年連続三冠王。「神様、仏様、バース様」。しかし、長男ザグリー君の頭の手術で米国に帰国中に解雇。彼と同じく、昔、阪急六甲に住んでいた店主は、よく駅前のスーパー「阪急オアシス」で出くわした。いつもお菓子を買っていたのが印象的。個人的には、阪神の助っ人では、ラインバックとブリーデンが好きだ。

●乱筆乱文
手紙のシメによく使われる決まり文句。「
乱筆乱文お許しください」。しかし、この一文を書く人ほど、しっかり推敲された文章で、嫌みほど達筆なことが多い。かえって気ぃ悪い。

●ルーキー新一
「いやーん、いやーん」とダダをこねるギャグが懐かしい。借金を抱えて大阪を追われ東京にて、急性心不全でその生涯を閉じる。弟はレッゴー正児。元日ハムのピッチャー木田勇は、デビューしてもけっこうの間「ルーキー木田」と呼ばれていたが、バカなガキだった店主は日系二世だと信じていた。同様に「松沼アニィー」もそう。

●冷コー
「レーコー」と発音。大阪のおっさんはアイスコーヒーをこう呼ぶ。カフェオレのことは「ミーコー(ミルクコーヒーの略か?)」と言う。

●レジャービル味園
大阪ミナミにある
サウナ、スナック、大キャバレー完備のレジャービル。「まかせ、まかせ、味園は安い! 大瓶1本350円!」の古くさいCMに泣ける。この中にある「今宵の快楽も、明日への活力。カツリョク……」のナレーションでおなじみのキャバレー「ユニバース」も味がある。

●ロバのパン屋
ロバのパン屋は「株式会社ビタミンパン連鎖店本部」が正式名称。昭和28年頃から木曽馬に馬車をひかせて、〜ロバのおじさんチンカラリン、リンカラリンロンやってくる。ジャムパン、ロールパンできたて、焼きたていかがです〜♪という歌を流しながらパンを売り歩いたロバのパン屋。昭和30年代に、馬はリヤカーに変わった。店主はみたらし団子をよく買ったものだ。ちなみに「ロバパンの歌」は、高石ともやとナターシャーセブンも歌っていた。

●ロマンス洋子
連続殺人犯、元ククシー運転手の日高広明の4人目の犠牲者。事件の内容より、この犠牲者の大阪の本町にある布団屋のような名前が気になってしかたない。かつてキャロライン洋子というタレントがいたが、どうみてもロマンス洋子は日本人ロミ山田、フランク永井、スマイリー小原……。うーむみんなちょっとヘンだ。