せっけんでお洗濯


わたしって鈍感

1997年の後半から、わがやの洗濯につかう洗剤は手賀沼せっけんの”リサイクル粉せっけん”になりました(手賀沼せっけんのホームページへ)。はじめて使った印象は、別に 合成洗剤とかわらない、においがソフト(人工的な香料のにおいがしない) だな、といったものでした。

せっけんを使いはじめて数日たったころ、洗濯物に黒いカスがつくように なりました。わたしは、それはせっけんの洗浄力がとてもつよいために出た、 洗濯槽のよごれなのだと思いました(実はこれはせっけんそのもののカスです)。 やがて、洗濯物は全体的に黒っぽくなっていきました。幸いにして夫は かたぎの商売でない(?)ので、真っ白のワイシャツを着る必要がなく、 あとはわたしとこどもの普段着なので、洗濯物が新品のようにきれい でなくても、なんの不都合も感じませんでした。合成洗剤ではないから、 まぶしいほど白くならなくて当たり前、気になるときはちょっと漂泊 すればよいと思っていました。


せっけんの本当の力

ところが、1998年の暮れに、わたしのせんたくが間違いであることが わかりました。大地を守る会 (大地を守る会のホームページへ)の会員相談室が、せっけんで 上手に洗濯する方法を紹介した資料を提供してくださったのです。 これを読んで、わがやの洗濯は変わりました。

まず、洗濯槽の汚れが、洗濯物の黒ずみの原因であるとわかり、 (ちょうど大掃除の季節だったので)さっそく洗濯槽の掃除に かかりました。洗濯槽の汚れた部分には手が届きませんから、 化学の力に頼る方法しかありません。大地の資料には酢を使う方法と 漂泊剤を使う方法が紹介されていましたが、酢がもったいなかったので 漂泊剤を使ってみることにしました。洗濯槽いっぱいに水をはり、 何百グラムもの漂白剤を入れて、長時間つけておく、それできれいに ならなければ、何度もくり返すという、時間、水、漂白剤をたくさん 消費する作業です。わたしはなんだか納得できない気持ちがあった ので、漂白剤の使用量は資料よりも少なくし、おふろの残り湯だけで あらい流す作業をくりかえしたりしました。最後には、洗濯機を 手で手入れ出来ないほうがおかしい!と半ばキレてしまい、 洗濯槽の底の回転する羽根をドライバーではずして、そこだけは 歯ブラシなどを使って、物理的に汚れを落としました。 面倒だったけれども、洗濯槽の掃除は効果をあげ、洗濯物の 黒ずみはなくなりました。

ここからがせっけんでの洗濯法のだいご味です。成功するポイントの 一つが予洗い。もう一つがせっけんをよく溶かすことです。 予洗いとは、水だけで一度洗濯機をまわすことです。こうすることで あらかじめ水溶性の汚れをざっと落とすことができます。


つづく


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