○育児たまにっき○


<平成12年5月>

5月22日
たいたこ、以前から「おちんちんがかゆいよ」と半べそをかいていた。 1才年上の男の子のおかあさんにうかがったら、「よくあることよ。 でもときどき、かびが原因になってたりするから、もしあんまり 言うようなら皮膚科へいってみては」とアドバイスをうけた。 夕方トイレであんまり「ひ〜、かゆいよー、かゆいよー」と泣くので、 まだこの時間(18時)でも開いている医院へ。 きれいな待ち合い室。受け付けには慶應の塾旗と、慶應医学部卒の某という 文字の入ったプレートが「それ見よ」とばかりに飾ってある。 白髪のおじいちゃん先生だけれども、遠い先輩かと思うとなんとなく 親しみを感じちゃったりして。

いざ、受診。診てもらいたいのはたいたこだけど、おんぶしている みんみんの顔が(アトピーで)赤いほうが気になった先生、 誰を診たらいいのかわからん、といった仕種。「おちんちんが かゆいというのですが」と申し出る。「はい、そこに横になって」 と促したあと、しばし放心。「えーと、それで何だっけ?」 「(だから!)おちんちんがかゆいんです。」「ああ、そうか。」 下着をおろして「ん?どこだ」といいながら、おちんちんの 先をつまんだりしている。「この辺をかゆがります。」「ああ、ここか。 はい、もういいよ。」自席に戻るなり「この薬だすから。 こんなにいらないんだけど。2、3日で直るから。よく効くからと いって、赤ちゃんの顔につけたりしないでね。」 ちょっとー、どういう診断をしたのかも説明してくれないの? 「どういう病気ですか?」「湿疹。」「その薬はステロイドですか?」 「赤ちゃんの顔につけないでね。」「‥‥。はい。」 赤ちゃんの顔のことで受診してるんじゃないってば。 赤ちゃんの顔をなおさなくちゃと思っているのはあなたのほうでしょ。

まったく、出身校しか自慢できるものがないんじゃ、たいしたことない 医者だな。と、いい加減なわたし。

5月21日
母から譲られたきものにあわせて帯揚げや帯締めがほしいな〜との 欲望にかられ、「横浜に行きたい」とアピール。不案内な夫を連れて、 まずは有隣堂へ。夫は専門書を探しにいったので、わたしはこどもと 絵本コーナー。いつもいく書店とは品ぞろえがちがうので、楽しい。 アメリカでは買えないものをと思うと、絵本の選び方も全然ちがってくる ものね。選んだのは『つるのおんがえし』『ひろしまのピカ』 『スーホの白い馬』。『スーホ』はそこそこの規模の本屋さんにはいつも 置いてあるけれども、まだうちには早いと思って、手にとることは なかった。将来に備えてと思って読み返したら、「こんなにいい話 だったっけ」としみじみ感動。

夫と息子は、こわれた電子辞典の修理にビックカメラへ。 わたしはムスメと着物売り場。帯揚げ、帯締めの種類の多さに 見とれて、これなら買えるかもと思うものの値札をちらちら。 「何かおさがしですか」と店員さんから声をかけられる。 「あ、いいえ」と言いつつ見ていると、また「何かおさがしですか」 と言われる。こどもを連れてリュックを背負っているような人間は ”さわらないでください”という意味らしい。 誕生日のプレゼントとしておねだりしようと思っていたけれども、 スポンサーのさいふのひもが、ぎゅぎゅっと締まっているので 帯揚げや帯締めには手が届かず。梅の柄を織り出した、きれいな 黄緑色の博多の伊達締めを選んだ。外からは見えないけれども、 それでもこんなきれいなのをしているのよ、というのが 楽しいところ。ふふふ、嬉しい。でもでも、店員の感じが悪くて ちょっと後味よくない。あそこにはもう行かない。

5月20日
夫の母から、きものを譲り受けた。いいものばかり。 わざわざ家まで届けてもらったのに、家の中はごちゃごちゃ。 超はずかしかった‥‥。衣替えがスムーズにできていないのと、 みんみんにおさがりをたくさんいただいているのとで、 衣類が収納できずにあふれかえっているのであーる。

5月18日
着付教室の4回目。お太鼓の柄の出し方。 延長した前回とうってかわって、40分も早くおわった。 保育の費用を節約するため、ダッシュして迎えに。 その甲斐あって、2時間以内におさまり2800円なり。 ここでもう700円かかっていると気分が全然ちがうのよね。

時間に余裕ができたので、母の見舞いに。

5月17日
夫、就職先の内定がとれた。アメリカ行きが決定。


[2月の日記へ]




ご意見、ご感想は こちらまでお願いします。
E-mail : hiikoysd@air.linkclub.or.jp
〜おたよりお待ちしています〜