[街づくり工作員]

街の風景 商店街活性化と景観

件名 : [kosakuin:01905] 自己紹介(尾関)/尾関元
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件名 : [kosakuin:01910] 街の景観と商売/吉田博
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件名 : [kosakuin:01912] RE: 街の景観/稲田俊
件名 : [kosakuin:01913] 業態を変えても/中村邦夫
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件名 : [kosakuin:01917] 商品構成を変える/中村邦夫
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件名 : [kosakuin:01923] Re: 街の景観/飯塚正義
件名 : [kosakuin:01924] 公共と競争原理/真田年幸


差出人 :おぜき げん
送信日時 : 2003年 5月 18日 日曜日 6:28 PM
件名 : [kosakuin:01905] 自己紹介(尾関)

工作員の皆様

こんにちは。
鈴木さんからご紹介がありました尾関です。

折角ですので、街作りに関して、最近思ったことを自己紹介代わりに投稿させて頂きたいと思いました。

つい先日、ある企業のセミナーに参加する機会がありました。その企業は「経営コンサルタント業」で、今流行の若者向け焼肉屋や、サラリーマンやOLターゲットのそば居酒屋、中古車自動車販売業などのフランチャイズ経営のアドバイスをしている企業です。

いずれのフランチャイズチェーンも急速に店舗数売り上げを伸ばしており、FC全体の店舗数は来年にはマクドナルドを追い抜こうとしている知る人ぞ知る今一番の急成長コンサルタントです。

で、そのセミナーのテーマは「売れる店を作るには?」でした。

売れない飲食店を売れるようにするにはどうするか?

店の売り上げ=客数×客単価 である以上、客数を延ばし、客単価を増やすしか方法はない(単純な話です。)。客数を増やすには、新規客を増やし、そのお客をリピーターにすることが大切。

前置きが長くなりましたが、ようするに、売れるを店を作る重要な要素は、お客をキャッチする「目立つ」店構えだ、と言うのです。

景観にマッチしたシックな店構なんて必要ない、遠くからぱっと目に付き、何を売っているのか、店のコンセプトは何なのか、遠くから、近くから、そばにに寄ってから、それぞれの段階で 通行人=潜在的な顧客にアピールする事が大切だ。(セミナーではそのためのタイプ別方法論を学びました。)

私はこの話を聞いて、また日本ではこういう企業が今一番のびているという現実と照らし合わせて、景観と調和した商店街、町並みづくりとは全く逆行するなぁと、考えさせられました。

フランスやドイツでは、マクドナルドも、目立たない色彩に看板を変えて町並みにとけ込んでいるでしょう?

一方で、原色の看板が氾濫し、それが独特の活気を生み出している例えば、台北のような都市もあります。

都市計画の伝統の中では、何となくヨーロッパ型の都市景観を目指す風潮にありますが、そのような手法は、なかなかに、日本の商業都市には向かないんだろうかと。

勿論日本だって、コンビニから電話ボックスまで周辺の景観に調和させた川越のような町並みも沢山できていることは分かっていますが・・・
歴史的景観保全地域でない、一般の商店街ではどうなんでしょうか。

これから皆さんのご意見を伺いながら、色々勉強していきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

ちなみに、最近私が訪問して感動した町は、四国の内子町でした。
http://www.islands.ne.jp/uchiko/index.html

                          おぜき  げん


差出人 : Abe Joji
送信日時 : 2003年 5月 18日 日曜日 6:49 PM
件名 : [kosakuin:01906] Re: 自己紹介(尾関)

 尾関さんこんにちは、東京から北に離れたところにいる阿部@福島です。

> で、そのセミナーのテーマは「売れる店を作るには?」でした。

 商店街に関するメーリングリストに歓迎されそうな話題ですね。しかし、次の部分には疑問も感じました。

> 売れない飲食店を売れるようにするにはどうするか?
> 店の売り上げ=客数×客単価 である以上、
> 客数を延ばし、客単価を増やすしか方法はない(単純な話です。)。
> 客数を増やすには、新規客を増やし、そのお客をリピーターにすることが大切
>
> 前置きが長くなりましたが、ようするに、売れるを店を作る重要な要素は
> お客をキャッチする「目立つ」店構えだ、と言うのです。
> 景観にマッチしたシックな店構なんて必要ない、
> 遠くからぱっと目に付き、何を売っているのか、店のコンセプトは何なのか、
> 遠くから、近くから、そばにに寄ってから、それぞれの段階で
> 通行人=潜在的な顧客にアピールする事が大切だ。

 新規客獲得とリピーターに分けると、これはもっぱら新規客獲得策ですね。リピーターにするには、目立つから入ったその店の内部に、また別の要素が必要だと思いますが、いかがでしょう?

 その「知る人ぞ知る」コンサルさんにちゃんとお金を払ったら、リピーター獲得策の方も教えてもらえる、コンサルにとってセミナーはもっぱら「新規客獲得の場」だ、なんてことはないでしょうね?

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阿部成治 (Abe Joji)
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差出人 : KANJIM 中村@飯田橋
送信日時 : 2003年 5月 18日 日曜日 7:07 PM
件名 : [kosakuin:01907] Re: 街の景観

 おぜき  げん さま

始めまして、飯田橋商店街の中村です。

私が、今まで関与して主張してきたのは街の景観をどうするか という事でした。
ところが、経済不況もあって、最近はそれが通用しなくなった。
我が町で最近目立つのは、外部出店者で安さを売り物にして路上の目立つ看板を設置する店ばかりです。

今までからの街の商店は、それなりの街の景観に対する配慮が、100%とは言えないまでも気遣いがあったのですが、そんな気遣いをしていた店が、閉店せざるを得なくなっています。

今、街の既存商店は、日夜苦しんでいます。
消費者は、安さと新しさで目立つ商店ばかりに行きたがる。
もし、そんな商店ばかりになったらどうなるか、賑やかさは増すでしょうが、それでいいのか と何時も思っています。
個店の努力というけども、零細の個店には、限界があるのです。

そんな状況の中で、私のような零細の個店の商売の仕方を教えて頂けませんか ?
それとも、努力が足りないから、そんな零細は無くなっても止むを得ない とお考えですか ?

商売をしてゆくより術の無い 中村@飯田橋 でした。

2003年 5月18日 19時 5分

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神田事務用品 中村邦夫
kunio@nakamura.email.ne.jp
http://www.mmjp.or.jp/kandajim
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差出人 : piropaku
送信日時 : 2003年 5月 18日 日曜日 9:36 PM
件名 : [kosakuin:01908] Re: 街の景観

こんばんは。

早速アドバイザーの方から反響を頂いたので、嬉しくなってしまって今日二回目の書き込みです。
(長くなってしまい申し訳ありません。)

中村@飯田橋さん初めまして。
こちらこそよろしくお願いいたします。

実際、全く私も中村さんと同感なのでした。
参加したコンサルのセミナーは、現在私が派遣されている会社の取引先で、その縁で「一度覗いてこい」といわれて行ったのでした。

そのコンサル曰く、各店とも、「今風の」目立つ目新しい店構えをしろ、と言うことなのですが、正直、それには疑問がありました。

周り全部がそう言う店構えでは、結局商店街全体がどんどん歌舞伎町のようになって行かざるを得ないし、そうなったらまた新しい新機軸の店構えをしなくてはいけないですよね。

私は、個店が限られたお客さんを奪い合うのではなくて、商店街全体が、全体として集客をアップする、そう言う景観を目指さなくてはいけないんではないかなと、そう違和感を感じていました。

そのためには、地域みんなで足並みをそろえる協定や法的に(色んな意味での)環境を整える条例などがやはり必要なんでしょうが・・・その手法に関しては、これから勉強です。

私自身は個店に対する潜在需要はあると思っています。
例えば、新宿でお酒を飲もうと思うと、駅周辺はどこも似たようなチェーン店ばかり。
自分が見つけたこの店!と言う店を知っていることが「かっこいい」と思うのです。

実際にご商売をされている中村さんのような方のアドバイスを是非お聞かせ下さい。よろしくお願いします。

>阿部@福島さん
初めまして。

先ほどの書き込みはあんまり長く書いてもと思ったので、景観に関する内容(新規顧客獲得の部分)だけ書いたのですが、セミナー全体は、一応、ほかにも

・新規顧客をリピーターにするにはどうするか
(客満足度を上げる、もう一回来るように誘導する 等)、

・客単価をあげるにはどうするか
(もう一品頼ませるようにするメニューの作り方、
利益率の高い商品を買いたくなるように誘導するにはどうするか 等)

と言った内容で構成されていました。

そのコンサルの売りは、それぞれの分析(そのコンサルの尺度で、ですが)の手法が、マニュアル化されていること、また、その問題点を解決する(と称している)グッズをあわせて販売しているという事でした。

色々その手法には問題がある(一番の問題は、結局そのコンサルの言う通りの店づくりをしていくと、どの店も個性がなくなっていく、と言う点)と思うのですが、まぁセミナーはそんな感じでした。

行政の人間として、そう言う場に参加する機会に恵まれたのは、ある意味、非常に興味深かったです。

 長くなりすいませんでした。
 これからもよろしくお願いいたします。


差出人 : Abe Joji
送信日時 : 2003年 5月 19日 月曜日 10:42 AM
件名 : [kosakuin:01909] Re: 街の景観

 尾関さんこんにちは、阿部@福島です。

 リピーター策の方も話しがあったのですね。

 ただ、そのコンサルさんは、大都市圏でしか通用しないはずです。さびれてしまった福島の都心に客を集めることができるのなら本物なのですが・・

 ところで、昨日は長くなるので書かなかったのですが、

> フランスやドイツでは、マクドナルドも、目立たない色彩に看板を変えて
> 町並みにとけ込んでいるでしょう?

 それは例外で、どこでも同じような看板です。フランス語ができない私はフランスは可能な限り避けているのですが、10年ほど前にパリに1泊だけしました。ホテルは事前に予約しましたが、困るのが食事で、近くにマクドナルドがあったので、そこで済ませました。あの看板は言葉のわからない旅行者には助かるようです。

 ドイツでも基本的に同じ看板ですが、保全対象になっている建物では配慮します。日本人に「環境都市」として有名なフライブルクで、昔は塔だった建物に入っているマクドナルドだけは、白い色のマークだったと思います。

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阿部成治 (Abe Joji)
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差出人 : 吉田 博
送信日時 : 2003年 5月 19日 月曜日 10:45 AM
件名 : [kosakuin:01910] 街の景観と商売

尾関 様

コンサルタントの立場から意見を。

尾関さんが参加されたセミナ−の会社(上場企業)は、自らコンサル先に出資し、店を増やし、上場させるという新しいタイプのコンサルで、セミナ−の開催も、その一環かと思います。

 彼らの業態は、一般の商店街というよりも、不況で増えている空きビル・店舗や土地を安い賃料で借りて、統一的な店・メニュ−と目立つ看板で出店するという戦略をとっており、地域にとっては新たな業態の進出により、にぎわいが出、さらにまわりに店が集まるという効果を生んでいます。特に飲食店や郊外型の店は。

 一般に商店や商店街を経営面からみますと、

  立地×業態(店のタイプ)×経営力(意欲も含め)

でとらえられますが、経営不振の店や商店街への処方箋としては新たな業態への転換、経営者・商売人を含め経営力の強化が有効であり、そのためノウハウのある、顧客の支持がある業態が増え似たような店が増えてきています。コンビニが典型ですが

 個人的には地域で商売されている方、商店街の商店主が共に力を合わせ、街の景観を含めて取り組んで欲しいと思いますが、残念ながら、なかなか難しいですね。

 川越、内子町には、私も何度か行きましたが、まちの一郭が外からの観光客のために店・家・景観が保存されているという状況で、住んでいる人にとっはどうなのか、という印象をもちますが。

 歴史的な建物や景観を生かしての新たなまちづくり・産業おこしとしては、地元の若手リ−ダ−が主導した滋賀県長浜(「黒壁」)が一例としてあげられます。

   エムアイシ− 吉田 博


差出人 : emily
送信日時 : 2003年 5月 19日 月曜日 10:11 PM
件名 : [kosakuin:01911] Re: 街の景観

工作員のみなさん、こんばんは。いつもROMばかりの塩月です。

昔は活気があったのに、寂れつつある商店街。

横浜にもいくつかあって、私が担当している地区でも、チェーン系の飲食店ばかりが増えていく雰囲気です。商店街としての売り上げは下がっているらしく、 集客をどうしていくか、商店会長はにこやかに、でも切実にお話ししていました。

さて、マクドナルドの看板の話があったので、反応して出てきました。
私が横浜市に入庁したころに、聞いた話です。

関内駅前の馬車道通りに丸井が出店したときに、「馬車道のイメージカラーは茶だから、赤い看板はやめてほしい」と商店会と、横浜市の都市デザイン室が要 望し、丸井の社長も全国唯一の赤くない丸井の看板を認めたそうです。

社長か、支店長かの交代とかがあって、結局は赤い看板に戻り、数年前にはついに閉店、商業施設は立地せず、現在跡地は駅直近、高層マンションとなってい ます。

工場跡地が、大店舗の跡地が、どんどん、いっぱいいっぱいの高度利用をはかり、町の中をモザイク状にマンションにかえていきつつあります。まち中に人が 住うことは悪いことではないけれど、投機的にしか扱われない土地の現状と都市計画の関係について、考えさせられることがいっぱいです。

---SHIOTSUKI Eri@Tokyo.JAPAN---


差出人 : Suguru Inada
送信日時 : 2003年 5月 19日 月曜日 10:18 PM
件名 : [kosakuin:01912] RE: 街の景観

稲田@藤沢市 です

かなり直感的な感想ですが。

> そのコンサル曰く、各店とも、「今風の」目立つ目新しい店構えを
> しろ、と言うことなのですが、正直、それには疑問がありました。
> 周り全部がそう言う店構えでは、結局商店街全体がどんどん
> 歌舞伎町のようになって行かざるを得ないし、
> そうなったらまた新しい新機軸の店構えをしなくてはいけないですよね。

景観論争、というよりも、競争原理の息切れを懸念します。
勿論競争は必要なんですけどね、昨今、本質的部分ではない競争が、企業の体力を減じているのではないのか、と。

やはり飽きられたら終わりなんですよね。
○○がイイ、といって女性向けの雑誌で特集かなんか組まれて、一過性で消え去った「新機軸」の店はごまんとありますよね。特に飲食関係なんかは。

そうさせないためにすぐに新規性をもとめる。模様替えをする。
目立とうとする。価格を下げる。でも目立つために投資する。
目立つだけではリピーターを確保できないからさらに価格を下げる。
価格を下げるだけでは新規性に乏しいので模様替えをする… 

そのうち脱落者がどんどんと出てくる。デフレスパイラルの典型。
景観もコミュニティーも伝統も、なにもかもが破壊されて、残るのはペラペラのイミテーション。
そうなったときは遅いんですよね。

清里なんかがそうですね。清里なんていまや見向きもされない。
(これは私の責任にかかってきてますが)江の島もかつてそうでした。
今でもそういう事態に陥る危機性をはらんでいます。

勿論、経営にはきちんとした分析が必要なのですが、尾関さんが参加されたその経営コンサルの手法ですら、消費者に「飽きられる」となるとどうなんでしょうかね。案外流行は移ろいやすいものです。

まあ、移ろいやすいからこそ、客目をひけ!ということなんでしょうけど、案外周囲(団塊ジュニア世代)も、シックな隠れ家的な店を求めるようになってきてますよ。未だに独身者が多いので可処分所得も高い。

故に「どこでもあるじゃん、この店」みたいなところは敬遠されがちですね。
100円均一で済ませる部分と、金をつぎ込む部分とが明らかに二分されてきています。特に飲食関係はそうですね。

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藤沢市計画建築部都市計画課
稲田 俊(いなだ すぐる)


差出人 : KANJIM 中村@飯田橋
送信日時 : 2003年 5月 19日 月曜日 11:29 PM
件名 : [kosakuin:01913] 業態を変えても

私の商店街でも、既存の商店に業態改革を進めにくる業者を見受けます
でも、最近こういう実例があります。

某薬局のチェーン店ですが、オーナー経営で、かなり繁盛していました。
同じチェーンの本部が、その既存の店から100mも離れていない場所に、既存店より広い面積で出店してしまいました。
そうそると、当然既存店は売上不振で閉店せざるを得なくなりました。

コンビニにしても、例えチェーン本部は違っても、半径100m以内に5店くらいのコンビニが出店すると、過剰気味で陶太されるのは目に見えているように感じられるのですが。

それと、空き店舗があると、そこへ出店するのは立ち食いラーメン店かそば屋さん。
少ない資本で投資効果があがる、という事でしょうか。

既存の商店街の人間としては、またかぁ、、と言う感じで、もしかしたら流れみたいなものかもしれません。

しかし、その流れの結果苦しめられるのは、既存の飲食店なのですが、一時の流れに惑わされるよりも、ジット耐える方が先行き賢明なのではないかと思うのですが、耐えきれない辛さを感じる毎日です。

昔から、蕎麦屋さんで閉店した例は無い と言われてきました。しかし、私の街では最近古い蕎麦屋さんが閉店してしまいました。

2003年 5月19日 23時23分

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飯田橋商店街振興組合
神田事務用品 中村邦夫
http://www.mmjp.or.jp/kandajim
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差出人 : IWAI
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 0:10 AM
件名 : [kosakuin:01915] Re: 街の景観

こんばんわ 千歳船橋の岩井です。
景観と看板については最近の千歳船橋での話題でもありますので、少し発言します。

千歳船橋の駅前広場については現在千歳船橋まちづくり協議会で議論中ですが、最近駅前のビルの一つが完成してそこにマックが開店しましたが、その看板について全くこの地域に相応していないと言う意見が出ています。ドイツの有名な観光地のローテンブルクのマックについては、写真でみるように、地域の個性を活かしたものになっていることが、多くの日本の旅行者の一致した感想のようです。

googleで「マクドナルド又はマック ローテンブルク」で検索すると、

http://landsend.cool.ne.jp/mcdonalds/germany.htm

http://homepage2.nifty.com/aobatetudo/doitu%203rothenburg.htm

など、景観に配慮した看板についての評価のコメントがたくさんあります。

ドイツでもそうかもしれませんが、歴史的建物だけが景観を形成しているのではなくて、日常景観についても貴重なものであることを是非認識したいと思います。毎日通勤や通学で乗り降りする駅前の建物や景観が、そのまちにしかない個性のあるものであることは、まちづくりのねらいとするところではないでしょうか。まちづくりとはそもそもその地域のアイデンティティーを確立することだとすれば、日常の景色でもその地域特有のものであってほしいと思います。

マックも確かに便利でしょうが、利用者にとってマックであることが分ればよいのであって、統一性を持たせながらも、地域にふさわしい看板にする手立てはあると思われます。

上記のサイトの一つでは、ローテンブルクのマックの看板について、アメリカ資本がドイツの文化には勝てなかったのだ、というコメントがありましたが、そういう看板作りが日本にあってもいいはずです。

先日は千歳船橋商店会の青年部との飲み会がありましたが、その場でも、看板の話が出ました。かつて、駅の北口前にあった、青山堂という文房具屋さんの看板はしゃれた形の漢字でしたが、複々線立体化による拡幅のため既に取り壊されてしまい、現在の駅前の高架下にある仮店舗では、アルファベットの看板です。青山堂の女将の話では、今後駅前から離れたところに建替えることになるようですが、客足が遠のくことが大きな悩みで、又看板もどういう風にするか検討中とのことでした。中村さんのお話のように、古くからある零細な個店が都市開発の中でどうやって生き抜いていくのかは大変なことのようです。だからこそ、お客を呼び込める魅力のあるまちづくり、個性のある商店街づくりが必要になります。

何ら参考までに、以下をご覧ください。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/2268/kanban/index.html

やはり、まちづくりの観点からはチェーン店というのは余り歓迎できないのです。千歳船橋にも、松屋、コージーコーナ、やるき茶屋等がありますが、いずれも商店会には加盟してません。あるコンサルは、商店街を活性化させたいならばまずスタバを誘致することだといっていましたが、こんなコンサルには何も頼みたくありません。

長くなったので、この辺でやめます。


差出人 : piropaku
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 0:22 AM
件名 : [kosakuin:01916] Re: 業態を変えても

こんばんは。

尾関@健康局です。
中村さんのお話を読んで思ったことがあります。

先日お話ししたFC経営のコンサルは、現在の稼ぎ頭である焼肉FCの次の業態を、既に模索し始めています。

稲田さんのおっしゃるとおり、消費者に飽きられたらその店舗はいわば「終わり」=賞味期限切れなのです。
コンサルは、次の儲かる”旬な”業態を物色し、またFC化していきます。

残されたFCは上手く成熟化して街に貢献していくことができるか、それとも清里のようになってしまうのか、これからが正念場だと思います。

最近、日経に書いてあったことの受け売りですが、コンビニのおにぎりが高級化している背景(ローソンの「おにぎり屋」シリーズ)は、中高年層を顧客として抱え込むためだ、というのです。

かつては若者文化の象徴と言われたこともあるコンビニも既に中高年を意識した店舗経営をしなくては成り立たないくらい成熟してしまったということですね。

街の店舗経営もそうかもしれません。

たとえ若者向けの六本木ヒルズや丸ビルがいくら繁盛しようとも、高齢社会がますます本格化していく以上、若者にターゲットを絞った今の商店経営では、市場全体が縮小してしまい、いずれは行き詰まるとおもうのです。

私は、コンビニおにぎりじゃないけど、中高年層に的を絞った新しい業態が生まれる時期なのかもしれない、と思っています。「老舗」の店舗もその一つかもしれません。

皮肉なことに、残された明治・大正の町並みを観光資源化している内子町や、最近の秘湯ブームで注目を浴びている山形県の銀山温泉もかつては一度歴史の表舞台から姿を消した街でした。

内子町は、和蝋燭の街として大正時代まで栄えたけれど、その後、和蝋燭が下火になるのと同時に衰退しました。
銀山温泉もしかり、銀山の閉山とともに、衰退しました。
そのおかげで残された景観や町並みが、今や観光資源となって町に人を呼び込んでいるというのは、不思議なものを感じます。

確かに、吉田さんのおっしゃるとおり古い町並みに暮らす人の生活利便は悪いと思います。

しかし、それによって生業が支えられている人がいるのも確かだと思うのです。(特に内子町の場合は、観光がどれだけ街に経済的に貢献しているのか、私も良く知らないのですが。)

ヨーロッパと違って外側だけを残して、中をリニューアルというのは、日本建築の場合は難しいのでしょうねぇ。

長浜の事例を勉強してみたいと思います。

まとまりのない長文ですいません。


差出人 : KANJIM 中村@飯田橋
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 1:23 AM
件名 : [kosakuin:01917] 商品構成を変える

度々で申し訳ありません。今の私に取って切実な問題だもんで、、

> 100円均一で済ませる部分と、金をつぎ込む部分とが明らかに二分されて
> きています。特に飲食関係はそうですね。

それは、飲食店だけではなくて物販店でも言えるのではまいか と思っています。

低単価商品は極めて安く買える時代です。零細がその低価格に挑戦しても太刀打ちできません。
相対的利益よりも絶対的利益を求めます。

そんな思いから、最近は零細が生き残り道は、業態よりも商品構成を変える というのが先決なのでは と。それは、何処でも販売してないような商品を選別する、だから、一般にいう良く売れる流行商品には、それ程興味は待ちません。
その結果、私の店は陳腐で古くさい店になっています。

そうするためには、やはり商圏を広げなければ と思っています。観光客というのもありますが、今の私の街では無理ですから、人が集まるような街にする と言うことが前提ではないか と。

そして、販売のためのITの活用という事も。

2003年 5月20日 1時21分

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神田事務用品 中村邦夫
http://www.mmjp.or.jp/kandajim
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差出人 : Suguru Inada
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 6:13 AM
件名 : [kosakuin:01918] RE: 商品構成を変える

稲田@藤沢市 です

私自身、行政の担当者としては切実な想いがあります。最初に担当したのが商店街のモール化だったので。

> そんな思いから、最近は零細が生き残り道は、業態よりも商品構成を変えるというのが先決なのでは と。
> それは、何処でも販売してないような商品を選別する、だから、一般にいう良く売れる流行商品には、それ程興味は待ちません。

ずっと以前に、授業で習ったことを思い出しました。

商店の業態は、最終的には百貨店(ここでいう「百貨店」は、いわゆるデパートではなくて、一箇所でなんでもそろう店の意味です)と、高度専門店のどちらかに二分されていく。半端な店は生き残れない、と。

当時はまだインターネットは限られた人しか利用できない、よちよち歩きのこどもの時代でしたから、ネットショッピングは想定できていませんでしたが。

> その結果、私の店は陳腐で古くさい店になっています。

流行商品がない=陳腐で古臭い、というのはちょっと違うと思います。
売り方、見せ方かもしれません。

> そうするためには、やはり商圏を広げなければ と思っています。
> 観光客というのもありますが、今の私の街では無理ですから、人が集まるような街にする と言うことが前提ではないか と。
> そして、販売のためのITの活用という事も。

考えてみると、自分のような生活時間がめちゃくちゃで、かつ(東京に比べて)田舎暮らしの人間には、どんどんとネットショッピングが入り込んでいます。

本は最近殆どamazonですしね(職場に届けてもらうことができるので楽です)。ワインも、自分がなにを買うかが確実なもの(○○の何年産というところまではっきりと目的をもって買うもの)は楽天に入っている酒屋から買うことが増えています。

すると、街に行って買い物をする、という日常が減ってるんですよね。
街に行く、というときは、あまりここでこれを、という目的がないときか、あるいは選択に迷っているので現物を見たいときなんですね。
この時点で、商店の側としてはこんな考え方があるのではないかと思います

1.外観などで誘目性をひき、一見の客を引っ張ってくる。

 この考え方が、先の経営コンサルの発想ですよね。ただ、このコンサルに稲田が「?」を覚えるのは、次の点(手法)との矛盾なんですよね。

2.どの街であろうと「確実性」を得るために、FC化して変わらない品揃えをする

 結局、どこの街の店に行こうが変わらない。たしかに消費者にしてみれば、ある程度確実なサービスを得ることが出来ます。しかし、ある程度でしかない。

 なんだよ、神田でも藤沢でも変わらないじゃんねえ、となれば、所詮はその程度の店でしかなくなるわけです。その昔、庶民のささやかな楽しみだったファミレスが、

 いまや「なんだよファミレスかよ」になってしまっているのは、お財布が豊かになったからではなくて、提供するものが普遍化しすぎたからです。市場が飽和した結果、価値が下がったのです。

 私事ですが、よほどのことがない限り、ファミレスなどは彼女といくこともない(^^;
金がない私にとって、彼女を喜ばせるには、知恵と情報が必要なんですね。

 

3.その場所でしか得られないサービスを、1のような手法で提供する

 その場所でしか得られないサービスは、昔はハンディキャップでしたが、今のように情報が流通する時代では、逆に差別化の一手法ですよね。情報だけは与えておく、その撒き餌で人を集めるという手法はいくらでもあります。それこそ金のない私にとっては、情報で他の男を出し抜くしかないわけですよ。ははは(^^;

 #バブル時代に貧乏人だったので、小遣い30万/月という同級生たちを出し抜く上で得た技術です。

 ただ、情報を撒いておいて来る客は、確実な目的性をもってきますので、そうでない客をひきつけるのに、1のような手法も必要なわけです。 

 1の手法自体はそれほど間違ってはいないんです。ただ現在の1の手法の多くが原色の多用や下品な装飾などのえげつないものが多いので幻滅を感じるだけです。

 その昔の百貨店の建築群が荘厳さでひきつけていたように、景観と調和しつつも、自ら主張する外観、という手法はあるんですね。ただし、2のような手法では、簡単にスクラップアンドビルドができないといけないので、本物の建物が作れない。

 だから飽きられるんですよ。FC化で均一な展開→飽きられる→次の展開(=投資)の繰り返し。資金の回収はどこでするんだ?と。

そうすると、その経営コンサルにはお金がどんどんと還流されますが、実際にFCの末端である個人経営者には負担が増える一方なんですよ。直営のチェーンならグループ全体でカバーできますが、FCではそうはいかない。コンビニですら、結構潰れてますよね。

故に、その経営コンサルの手法って???なわけですよ。その経営ノウハウグッズをそこで販売しているあたりも???ですね。

金とってセミナー開いて、そこで不安を煽って、そこで自分の所の商品を売る。「先生、そろそろこれもやばくなってきました。どうしましょう」で新しいものを売りつける。まるで霊感壺…(以下自粛)。

バブル期の○○クリエーターとか、○○コンサルタントとかいっていた似非業界人種を思い出します。例えて言えば、腐りかけの食い物に味の素ぶっ掛けてごまかすようなことばかりしてました。

あ、自分もそんなところでちょっとバイトしてたっけなあ…(^^;あの頃を思い出すと、赤面の至り。反省しきりです(_o_)

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藤沢市計画建築部都市計画課
稲田 俊(いなだ すぐる)


差出人 : Junko_Shiga
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 9:15 AM
件名 : [kosakuin:01919] Re: 街の景観

岩井様 はじめまして。
都庁で屋外広告物を担当しております志賀と申します。

今、東京都では屋外広告物(看板)を都内画一的な規制でなく、地域の特性に応じたルールで規制あるいは誘導をはかっていこうとしているところです。
まず手始めに、地区計画の屋外広告物に関する記述を屋外広告物条例の許可基準にしようとしているところです。

話題になっている、商店街などの看板をその街らしいものにしていくことついては検討中です。

ガイドラインを作るとか景観モデル地区を指定するとか案はあるのですが、どうやって地元の意見や希望を取り入れる仕組みをつくったらいいのか悩んでいるところです。

タウンマネジメントなどもその地域らしい広告に誘導するのに有効ですか?

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 東京都 都市計画局 市街地建築部
  市街地企画課 屋外広告物係  

志 賀  淳 子
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差出人 : sec-keimi
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 7:38 PM
件名 : [kosakuin:01920] Re: 街の景観

こんにちは

原田@SECです。

商店街の景観と活性化、競争原理のおはなし、大変興味深く読んでいます。

弊社でも、赤羽京浜通り商店街の景観ガイドラインをつくるお手伝いをさせて頂き、今でも所員が月1回、ボランティアで商店街の集まりに出席していますが、空室を埋めるためには、テナントの要望(派手な看板含む)に負けてしまう、といった現場の声は常にあります。

マクドナルドの看板の件ですが、最近六本木の弊社の向側にあるマクドナルドが改装し、赤ではなく茶色と黄色のロゴに変わり、ちょっと落ちついた感じになりました。

これはマクドナルド側の取り組みなのでしょうか?
他の例をご存知の方はありますか?

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〒106-0032 
東京都港区六本木3-14-12 
秀和六本木ビル3階
(株)エス・イー・シー計画事務所
代表取締役   原田 隆子
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差出人 : ARTSPACE
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 0:07 PM
件名 : [kosakuin:01921] Re: 商品構成を変える

工作員の皆様こんにちは。
ARTSAPCE@清水です。

 店舗にしろ、商品にしろ、最近は非常にサイクルが短くなっていますね。
 次から次へと目新しいものが出てくる、作り手は少しでも先取りしようと新商品の投入時期をどんどん早めています。
 競争心理がそうさせるのでしょうけれど、私には結局自分たちの首を締めているように思えてなりません。

 昨年末からある住宅関連の商品開発に関わっていましたが、ここで『お客様を選ぶ商品開発』という全く従来と逆のコンセプトを立ててみました。(かなり勇気が必要でしたけど・・・)

 『お客様から選んで頂く』ために、奇をてらい、手を変え品を変え、身を削って価格競争に参加して・・・

 しかし、スケールメリットのない小規模の企業では限界があります。

 そこで、逆にカラーをはっきり打ち立てて、マスではなくピンポイントのターゲットを対象とした徹底した商品開発を試みてみたのです。

 結果は上々でした。
 特定の嗜好性を持ったターゲットに訴求する為、濃厚な見込み客が集客できるメリットもありました。

 俗に言うオンリーワン戦略に近い考え方ですが、そこに行かなければ買えないもの、徹底的にある嗜好性を追及したものに対して、少々価格が高めでも消費者の購入意欲は高いようです。

 そろそろスピードと『NEW』だけを追求する商品開発から脱却しても良い時期なのではないかな? と考えています。

 街も、企業も、人も、こんなことをしていたら疲弊してしまう。
 そんな危機感をお持ちの方がこんなに沢山いらっしゃって心強い思いです。

ARTSPACE
清水久美子


差出人 : oosawanoriko
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 1:28 PM
件名 : [kosakuin:01922] Re: 街の景観

筑波大の大澤のりこです。

白熱した議論に、たいした意見をいえるかどうか微妙ですが、興味があるので意見します。

「商店街の活性化」というのは、極めて東京(でなくてもよいですが)の郊外、特に駅沿線のまちの問題だなあ、という気がしています。

ここ、車社会つくばでは「商店街の活性化」といったキーワードはあまり出てこないし、生活の中でもそれほど問題意識としてあがっていません。もちろん、つくばの既存集落にはいくらか「商店街」と呼べるようなものはあるのでしょうが、私たちのような「研究学園都市」にすんでいる人は、利用したこともないです。よほどの機会がない限り集落に行くこともないですし。

そしてつくばには「八百屋」も「魚屋」もありません。あちこちに畑や田んぼはありますが、それは自給しているか、農協にもっていくかしているのでしょう、農家から直接野菜を手に入れるということはありません。生活の全てが、スーパーか、大規模なドラックストアでことたりてしまっている、といった状況です。

国立に聞き取りに行っているので、特に感じるのですが、このように「商店街の活性化」という問題が活発に議論されるということは、それだけ商店街がまだ機能していて、人々の心の中に商店街の大切さや、商店街を通した生活スタイルがあるからなのだと思います。

また、つくばには大きな道路の沿線に、ファミレスやFC店が山ほど!あります。そしてなんだかんだとそれを利用します。ロードサイドショップを見て「都市化している」という安心感が沸くのはどうしても否めない。

一方でしゃれたお店も、探せばいくらでもあります。カフェもあれば、ちょっとしたレストランもあります。

つくばにもスタバができれば、まちの格が上がるのに、という意見もありますが、最近は、そんなものなくても十分だな、という気がします。つくばの場合、仕事の合間、授業の合間に利用するカフェではなく、休日や、夜など時間のあるときに、カフェという空間に行って、のんびり満たされるという利用形態なのかな、と思うからです。

ファミレスとこじゃれたレストランとを使いわけて生活していなければやっていけない、貧乏学生です(笑)。

たいした内容でなくて申し訳ありません。

筑波大学第二学群比較文化学類4年
文化地理学専攻
大澤のり子


差出人 : iizuka_masayoshi
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 2:23 PM
件名 : [kosakuin:01923] Re: 街の景観

こんにちは。不動建設の飯塚正義です。

商店街の活性化の問題は、東京郊外の駅沿線のまちの問題だけではないはずです。
おそらく、既成市街地に完成している商店街なら、どこにでも生じている問題だと思います。

地方中核都市においても、既成市街地の周辺にスプロール現象が生じ、まちが膨張したのち、既成市街地を避けたところにバイパス道路等が整備され、今度はバイパス道路沿いに車で乗り付ける郊外型大規模店舗が乱立して、既成市街地のにぎわいが失われるといったことがよく見かけられます。商店街の衰退問題は、最初は地方中核都市で始まったものと思っています。

地方中核都市に巨大スーパーや巨大ホームセンターが進出することが、すなわち典型的な「田舎の」現象であると見ていました。しかし、最近では東京にも巨大スーパーや巨大ホームセンターが出店し始めています。

ライフスタイルの変化か、都市に住む人たちも近所の商店でより離れた巨大スーパーで買い物することに抵抗がなくなってきています。

これは、都市の「田舎化」が始まっているのではないかと思います。本当の都市生活を忘れて、すぐそこに商品があるのにほんのわずか車に乗り巨大スーパーに出掛けるのです。

かくして、東京の都心でも商店街の活気は失われて行きます。

もっと都心部(中村さんの飯田橋など)になると、事情がまた異なることでしょう。もはや、夜間人口の少なさは田舎のまちどころではありません。昼間人口が多いので食堂などはやって行けるかもしれませんが、一部の店は成り立たなくなります。

私の知り合いでも、神田神保町に住んで夕飯の買い物を東京駅大丸まで行ったり、神田須田町に住んで地下鉄に乗って銭湯に行ったりという例があります。

私には有効な解決策はいまのところ見いだせていません。

しかし、じっとしていることは得策ではないと思います。砂町銀座商店街は「ヨコのデパート」と呼ばれています。個々の店が取り扱うものは特定のものでも、それらが集積することで「あそこに行けばきっとある」商店街とできるでしょう。しかも、個々の店では取り扱う商品について十分な造詣のあるその道のプロがいるのです。巨大スーパーとの差別化は、そこにあるのではないでしょうか。

チェーン店のアルバイト店員に商品知識で負けるはずありません。
あとは、気楽になんでも相談できる雰囲気が整えば、商店街はきっと活性化すると思います。

勝手なことを書かせていただきました。


差出人 : sanada
送信日時 : 2003年 5月 20日 火曜日 2:44 PM
件名 : [kosakuin:01924] 公共と競争原理

商店街論争の続きです。

アドバイザーに加えてもらって初めてこんな集中的なメイルを目にして

1)最初は、誰かが予測していた通り随分反響があったなと驚き、ナルホド。
2)次に結局は皆同じことを言っていると、正論に少々食傷気味になり、
3)で、行政としては?

> 景観論争、というよりも、競争原理の息切れを懸念します。

言っていることは十分理解できます。ただ残念ながらどんな形にしろ競争原理は息切れしないと思いますし、本質的な競争ではなくても時代は、大勢は、今そ の競争を欲しているのでしょう。極論すれば、その競争原理に行政がどう介入?(関与)できるかだと思います。最初の問題提起のあったコンサルタントに公 共(と地元の良識ある人々)がどう勝てるメニューを用意できるかじゃないでしょうか。

この問題はやはり通りや街単位で考える方が効果的だと思われますし、やはり地元に密着しつつも確固とした行政のイニシアティブ、具体的な手段が問われると思います。単に街づくりの正論だけでは遺憾ともし難く、賛成はしても取り敢えずは皆目先の生活が大切なのでしょう。

ゴーン社長じゃないですが、先ずヴィジョンが第一、次に具体的目標とそれを達成させるための手段、そして見える時期にその目標値を定めること。すいませ ん正論でした。

例えば勝手な言い分ですが、

・景観条例の制定に合わせた税制等のインセンティブや行政の具体的事業とか、
・今流行りとなりつつあるBID方式による税金の還流とNPOによる街の管理とか、
・本当に今の規模の商店街が必要なのかという思いきった切り捨てとその補償とか、
・市場に委ねたバラ建ちの高層住宅化ではなく、率先した住宅誘導とか、
・地域全体への整備ではなく優先順位を付けた予算配分、柔軟な予算とか、

> 千歳船橋商店の青山堂という文房具屋さんの看板(しゃれた形の漢字)がなくなる?

 街の歴史保存のための看板復活の補助金?

等々

行政サイドには困難をともなうことばかりだと思いますし、効果の程はわかりませんが、類似のことを試された自治体の例や問題点を是非お聞きできればと思 います。また欧米ではこのような街づくりとその損得勘定によるネゴシエーションが官民間でやられていると聞きます。PPPだけではなく、PvsPの点も 重要です。これだけ反響を呼ぶのですから、以前このような話があったのであればスイマセン。

真田年幸