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オオイヌノフグリ(Veronica
percica)
春を一番乗りで告げてくれます。草の背丈が低く花も小さいので一見地味ですが、飾り気のない青く澄みきった花弁はうららかな春の空を映しているかのようで聖者Veronicaの衣鉢をつぐに足る清楚さです。種小名が示すとおりイランを中心とする西アジア原産ですが、今では野原、畑のすみ、市街地の空き地などどこにでも進出しているなじみ深い草になっており、大成功した帰化植物の手本になっています。渡来して大繁殖した、野草界のマクドナルドここにあり。在来種のイヌノフグリは花が小型で目立ちません。
ただ、よく指摘されることとして、和名は考えようによってはかわいくもありますが、清楚さからはかけ離れているようで、も少しどうにかならなかったものかいな。
俳人も透きとおるような青を賛えています
高浜虚子
犬ふぐり星のまたたく如くなり
虚子がイヌフグリを星に見たてた1944年のその空は絶望的に重苦しく広がっていました。
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